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公開番号2025172320
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-26
出願番号2024077759
出願日2024-05-13
発明の名称情報処理装置、及び情報処理方法
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02J 3/14 20060101AFI20251118BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】建物内における利用者同士の交流度合いを、簡易的に把握することが可能な情報処理装置及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】本発明の情報処理装置は、複数の利用者が利用する建物内での対象機器の使用状況を解析する情報処理装置であり、プロセッサを有する。プロセッサは、複数の時期のそれぞれにおける対象機器の使用状況を特定し、複数の時期のそれぞれにおける、建物内での複数の利用者の交流度合いについての評価結果を取得し、複数の時期のそれぞれにおける使用状況の特定結果と、複数の時期のそれぞれにおける交流度合いについての評価結果とに基づき、使用状況と交流度合いとの対応関係を特定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
プロセッサを備え、複数の利用者が利用する建物内での対象機器の使用状況を解析する情報処理装置であって、
前記プロセッサが、
複数の時期のそれぞれにおける前記使用状況を特定し、
前記複数の時期のそれぞれにおける、前記建物内での前記複数の利用者の交流度合いについての評価結果を取得し、
前記複数の時期のそれぞれにおける前記使用状況の特定結果と、前記複数の時期のそれぞれにおける前記交流度合いについての評価結果とに基づき、前記使用状況と前記交流度合いとの対応関係を特定する、情報処理装置。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
前記プロセッサは、
将来の時期における前記使用状況を予測し、
予測された前記将来の時期における前記使用状況と、前記対応関係とに基づいて、前記将来の時期における前記交流度合いを推定する、請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記対象機器が、前記建物において複数の部屋のそれぞれに設置された第１電気機器を含む場合、前記プロセッサは、
前記使用状況として、前記複数の時期のそれぞれにおいて前記複数の部屋のうちの２つ以上の部屋で前記第１電気機器が使用された第１時間を特定し、
前記対応関係として、前記第１時間と前記交流度合いとの相関関係を特定する、請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記対象機器が、前記建物において前記複数の利用者が共同で利用する空間に設置された第２電気機器を含む場合、前記プロセッサは、
前記使用状況として、前記複数の時期のそれぞれにおいて前記建物内で前記第２電気機器が使用された第２時間を特定し、
前記対応関係として、前記第２時間と前記交流度合いとの相関関係を特定する、請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記対象機器が、前記建物において複数の部屋のそれぞれに設置された第１電気機器、及び、前記建物において前記複数の利用者が共同で利用する空間に設置された第２電気機器を含む場合、前記プロセッサは、
前記使用状況として、前記複数の時期のそれぞれにおいて前記複数の部屋のうちの２つ以上の部屋で前記第１電気機器が使用された第１時間、及び、前記複数の時期のそれぞれにおいて前記建物内で前記第２電気機器が使用された第２時間を特定し、
前記対応関係として、前記第１時間及び前記第２時間を変数とする前記交流度合いの近似式を特定する、請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記プロセッサは、
前記建物の利用形態に関する情報を取得し、
前記第１時間及び前記第２時間の各々に対して、前記利用形態に応じた重みを設定し、
前記近似式として、前記第１時間に基づく第１算出値に前記第１時間に対する前記重みを乗じた項と、前記第２時間に基づく第２算出値に前記第２時間に対する前記重みを乗じた項とを含む多項式を特定する、請求項５に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記プロセッサは、
前記第１時間及び前記第２時間の時間量についての適正度の評価結果を取得し、
前記第１時間及び前記第２時間の各々に対して、前記適正度に応じた重みを設定し、
前記近似式として、前記第１時間に基づく第１算出値に前記第１時間に対する前記重みを乗じた項と、前記第２時間に基づく第２算出値に前記第２時間に対する前記重みを乗じた項とを含む多項式を特定する、請求項５に記載の情報処理装置。
【請求項８】
複数の利用者が利用する建物内での対象機器の使用状況を解析する情報処理方法であって、
プロセッサが、複数の時期のそれぞれにおける前記使用状況を特定し、
プロセッサが、前記複数の時期のそれぞれにおける、前記建物内での前記複数の利用者の交流度合いについての評価結果を取得し、
プロセッサが、前記複数の時期のそれぞれにおける前記使用状況の特定結果と、前記複数の時期のそれぞれにおける前記交流度合いについての評価結果とに基づき、前記使用状況と前記交流度合いとの対応関係を特定する、情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に係り、特に、複数の利用者が利用する建物内での対象機器の使用状況を解析する情報処理装置及び情報処理方法に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
住宅等の建物内において電気機器等の使用状況を解析する技術は、例えば、建物利用者の行動（具体的には、在宅又は不在）を判別する目的で利用されることがある（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－１１７４５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
建物内の機器の使用状況を解析して得られる情報は、より有効に活用されることが求められる。特に、複数の者が利用（例えば、居住）する建物に関しては、当該建物内の機器の使用状況を解析することで、例えば、利用者間の関係を改善する上で有用な情報が得られると期待される。
【０００５】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の利用者が利用する建物内での機器使用状況を解析することの有益性を高めることができる情報処理装置及び情報処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の課題は、本発明の情報処理装置によれば、プロセッサを備え、複数の利用者が利用する建物内での対象機器の使用状況を解析する情報処理装置であって、プロセッサが、複数の時期のそれぞれにおける使用状況を特定し、複数の時期のそれぞれにおける、建物内での複数の利用者の交流度合いについての評価結果を取得し、複数の時期のそれぞれにおける使用状況の特定結果と、複数の時期のそれぞれにおける交流度合いについての評価結果とに基づき、使用状況と交流度合いとの対応関係を特定することにより解決される。
【０００７】
上記のように構成された情報処理装置を利用することで、建物を利用する複数の利用者の交流度合いを、建物内の対象機器の使用状況に基づいて把握することができる。
【０００８】
また、本発明の情報処理装置において、プロセッサは、将来の時期における使用状況を予測し、予測された将来の時期における使用状況と、対応関係とに基づいて、将来の時期における交流度合いを推定してもよい。
上記の構成によれば、将来の機器使用状況を予測し、予測された使用状況に基づいて、将来における交流度合いを推定することができる。推定された交流度合いは、例えば、建物内での複数の利用者の交流度合いを改善するための参考情報として利用され得る。
【０００９】
また、対象機器が、建物において複数の部屋のそれぞれに設置された第１電気機器を含んでもよい。この場合、本発明の情報処理装置において、プロセッサは、使用状況として、複数の時期のそれぞれにおいて複数の部屋のうちの２つ以上の部屋で第１電気機器が使用された第１時間を特定し、対応関係として、第１時間と交流度合いとの相関関係を特定してもよい。
上記の構成によれば、各部屋に設置された第１電気機器の使用状況（具体的には、２つ以上の部屋で第１電気機器が使用された時間）に基づいて、建物を利用する複数の利用者の交流度合いを、より簡便に把握することができる。
【００１０】
また、対象機器が、建物において複数の利用者が共同で利用する空間に設置された第２電気機器を含んでもよい。この場合、本発明の情報処理装置において、プロセッサは、使用状況として、複数の時期のそれぞれにおいて建物内で第２電気機器が使用された第２時間を特定し、対応関係として、第２時間と交流度合いとの相関関係を特定してもよい。
上記の構成によれば、建物の共有空間に設置された第２電気機器の使用状況（具体的には、第２電気機器が使用された時間）に基づいて、建物を利用する複数の利用者の交流度合いを、より簡便に把握することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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