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公開番号
2025172215
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2025156052,2023213602
出願日
2025-09-19,2019-07-24
発明の名称
記憶・学習能維持および/または向上用組成物及び組成物を含む食品、医薬品、飼料
出願人
雪印メグミルク株式会社
代理人
弁理士法人 もえぎ特許事務所
主分類
A23L
33/135 20160101AFI20251113BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】加齢(老化)に伴って発生する記憶・学習能の低下の予防および/または改善に有効な医薬品や飲食品及び飼料を提供すること。
【解決手段】加齢(老化)に伴って発生する記憶・学習能の低下の予防および/または改善する効果を有する新規微生物を提供する。さらに具体的には微生物がラクトバチルス属に属する微生物であり、さらに具体的には微生物がラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・ガリナラム、ラクトバチルス・デルブルッキィ亜種デルブルッキィのいずれかに属する微生物であることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ラクトバチルス属に属する1つ以上の微生物の菌体または培養物を含む記憶・学習能維持および/または向上用組成物。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
ラクトバチルス属がラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・ガリナラム(Lactobacillus gallinarum)、ラクトバチルス・デルブルッキィ亜種デルブルッキィ(Lactobacillus delbruekii subsp. delbruekii)から選択される1つ以上であることを特徴とする請求項1に記載の記憶・学習能維持および/または向上用組成物。
【請求項3】
ラクトバチルス属がラクトバチルス・アシドフィルスSBT1921株、ラクトバチルス・ガリナラムSBT0316株、ラクトバチルス・デルブルッキィ亜種デルブルッキィSBT0413株から選択される1つ以上であることを特徴とする請求項2に記載の記憶・学習能維持および/または向上用組成物。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の記憶・学習能維持および/または向上用組成物を含むことを特徴とする記憶・学習能維持および/または向上用食品、記憶・学習能維持および/または向上用医薬品、記憶・学習能維持および/または向上用飼料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加齢(老化)に伴って発生する記憶・学習能の低下の予防・改善剤および/または加齢(老化)に伴って発生する記憶・学習能の低下の予防・改善作用を有する飲食品に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
わが国は2010年に65歳以上の高齢者人口が全人口の21%を突破し超高齢社会へと突入した。高齢者の割合は今後も増加していくことが予想されており、2060年には40%に達するとされている。このような状況の中で、医療、福祉など増加する高齢人口の問題に対応することが喫緊の課題となっている。
【0003】
高齢人口の増加に伴い、中高年層の記憶・学習能の低下などの認知機能障害や認知症の増加が問題視されている。一般的に、加齢に伴い脳の神経細胞の微細構造に変化が起こり、異常タンパク質の沈着や細胞の脱落を経て、脳が萎縮していくことにより、認知機能が低下していくと考えられている。これらの加齢変化に加えて、脳梗塞や脳出血、異常タンパク質の過剰な蓄積などの要因が加わり、認知機能が病的に低下した状態が認知症である。
【0004】
2012年時点で65歳以上の高齢者のうち、認知症患者は推計15%にあたる約462万人、認知症予備軍と呼ばれる軽度認知障害者は約400万人に上るとされ、現在の日本は「認知症800万人時代」といわれている。
【0005】
認知症に対する治療薬の開発が進められているが、現時点では進行を遅らせることを目的として使用されるものであり、根本的な治療には至っていない。一方、健常な高齢者や認知症の前駆状態として位置付けられている軽度認知障害の高齢者においては、食生活の見直しや運動など適切な介入を行うことにより、記憶・学習能などの認知機能の低下を予防または改善、さらには認知症発症リスクを低減できる可能性が示されている(精神経誌 111, 26-30, (2009))。このことから、日々の生活の中で継続して摂取することができ、かつ安全性が高く副作用のない飲食物への関心が高まっている。
【0006】
乳酸菌などの食品に利用される微生物は、チーズやヨーグルト、漬物などの発酵食品や乳酸菌飲料など多岐にわたり利用されており、比較的安価に供給できる上、その高い嗜好性から世界中で古くから大量に生産されている。最近では、便秘防止、下痢改善などの整腸作用、感染症の予防、免疫賦活作用など、健康上好ましい保健効果も有する健康食品として注目されている。老化や認知機能に関連したものでは、ラクトバチルス・ガセリやビフィドバクテリウム・ロングムが加齢に伴う代謝異常に対して有効であること(特許5155961、特許5155960)、ラクトバチルス・ロイテリー DSM 17938株が幼若哺乳動物の認知機能の発達に有効であること(特表2015-503913)などが開示されている。
【0007】
しかしながら、加齢(老化)に伴って発生する記憶・学習能の低下に対する微生物の作用については、未だ明らかでない。
【0008】
線虫Caenorhabditis elegans(以下、C. elegansとする)は、302個のニューロンからなるシンプルな神経回路を用いて、様々な外部刺激を感知し、多様な応答行動をとることができる。線虫は、一定の温度で飼育されるとその飼育温度を快適な温度として記憶するため、温度勾配の上におくと過去の飼育温度へ向かうという習性を示す。例えば、23℃で飼育されたC. elegansは餌のない17℃から23℃までの温度勾配の上におかれた場合、1時間後には23℃付近へと移動する。さらに、23℃を記憶していたC. elegansを新たな温度である17℃で飼育すると、約4時間で新たな温度17℃の記憶を獲得し、温度勾配の上で17℃付近へと移動するようになる(Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 72, 4061-4065 (1975); Genetics, 169, 1437-1450 (2005); J. Neurosci. Methods, 154, 45-52 (2006))。この習性は温度走性とよばれ、記憶や学習といった神経機能の可塑性を反映したすぐれたモデル系であることが知られる(Curr. Opin. Neurobiol., 17, 712-719 (2007))。
【0009】
発明者らの過去のレーザーによるニューロンの破壊実験から、温度走性行動に必要なニューロンが明らかにされており、温度走性行動はきわめてシンプルな神経回路を基盤とすることが知られている(Nature, 376, 344-348 (1995))。また、発明者らの研究グループは、温度記憶が形成される過程をゲノムワイドなマイクロアレイ解析、分子遺伝学的な手法とイメージング技術により解析した。その結果、C. elegansは飼育温度を記憶する際に、転写因子であるHSF-1を介して周囲の温度を全身で受容していることを見い出した。さらに、この温度の受容は遺伝子の発現変化をひき起こし、その結果、温度シグナルは女性ホルモンであるエストロゲンを介して神経回路の温度受容ニューロンであるAFDニューロンに記憶として蓄積されることが示された(Nat. Neurosci., 14, 984-92 (2011))。
【0010】
更に、発明者らは、記憶を担う代表的な転写因子CREBのC. elegansにおけるオルソログの機能する細胞を探索した結果、CREBのオルソログはたった一つ、AFDニューロンでのみ機能することを見い出している(EMBO Rep., 12, 855-862 (2011))。つまり、C. elegansのすべてのニューロンのなかでも、AFDニューロンはCREBを介した温度記憶をもつ唯一のニューロンであることが示された。これらの研究から、温度記憶が形成される際の分子機構の一端が明らかになっている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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