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公開番号2025171015
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024075960
出願日2024-05-08
発明の名称再生ゴム製造方法
出願人株式会社神戸製鋼所
代理人弁理士法人ATEN
主分類B29B 7/20 20060101AFI20251113BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】架橋ゴムの脱架橋の効率を向上させる。
【解決手段】再生ゴムの製造方法は、混練工程を備える。混練工程は、架橋ゴムR1と未架橋ゴムR2との混合物である混合ゴムR3を、超臨界CO2雰囲気中で混練する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
架橋ゴムと未架橋ゴムとの混合物である混合ゴムを超臨界CO
2
雰囲気中で混練する混練工程を備える、
再生ゴム製造方法。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
請求項1に記載の再生ゴム製造方法であって、
前記混練工程では、前記混合ゴムは、混練室内でロータにより混練され、
前記混練室内の空間であって前記ロータを除く空間の体積に対する、前記混練室内で混練される前記混合ゴムの体積を、充填率としたとき、
前記混練工程での前記充填率は、80%以上である、
再生ゴム製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載の再生ゴム製造方法であって、
前記混練工程では、前記混合ゴムは、混練室内でロータにより混練され、
前記混練工程での、前記混練室内の超臨界CO
2
の圧力は、15MPa以下である、
再生ゴム製造方法。
【請求項4】
請求項1に記載の再生ゴム製造方法であって、
前記架橋ゴムが、混練室内でロータにより粉状にされた後に、前記未架橋ゴムが前記混練室内に投入された後、前記混練工程が行われる、
再生ゴム製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、架橋ゴムを脱架橋し再生ゴムを製造する再生ゴム製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば非特許文献1には、架橋ゴムの再資源化(リサイクル)のために、架橋ゴムを脱架橋する(架橋結合点を切断する)ことが記載されている。同文献には、混練機により、熱とせん断力を架橋ゴムに与えることで、架橋ゴムを脱架橋する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
福森健三、”架橋と再資源化”、日本ゴム協会誌、第75巻、第2号、P79-P84、[online]、2002年、[令和6年4月3日検索]、インターネット<URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/gomu1944/75/2/75_2_79/_pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
架橋ゴムの脱架橋の効率を、従来技術よりも向上させることが求められている。
【0005】
そこで、本発明は、架橋ゴムの脱架橋の効率を向上させることができる再生ゴム製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
再生ゴム製造方法は、混練工程を備える。前記混練工程は、架橋ゴムと未架橋ゴムとの混合物である混合ゴムを超臨界CO
2
雰囲気中で混練する。
【発明の効果】
【0007】
上記の再生ゴム製造方法により、架橋ゴムの脱架橋の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
再生ゴム製造方法に用いられる混練装置1の断面図である。
図1に示す混練室10への混合ゴムR3の充填率とゾル成分比率との関係を示すグラフである。
図1に示す混練室10内の作動流体Fの圧力と、ロータ20のトルクと、の関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1~図3を参照して、再生ゴム製造方法、および、再生ゴム製造方法に用いられる混練装置1について説明する。
【0010】
混練装置1は、図1に示すように、材料Rを混練する装置である。混練装置1は、例えばバッチ式である。混練装置1で混練される材料Rは、具体的にはゴムである(詳細は後述)。
(【0011】以降は省略されています)

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