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公開番号
2025170570
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-19
出願番号
2024075245
出願日
2024-05-07
発明の名称
エレベータ監視システム及びエレベータ監視装置
出願人
三菱電機ビルソリューションズ株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
B66B
13/26 20060101AFI20251112BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】エレベータの異常を知らせる信号に対応して保守員が出動する回数を低減する。
【解決手段】本開示のエレベータ監視システムは、エレベータのかごに配置され、かごの出入口の近傍の物体を検出する物体検出センサと、物体検出センサの付近に配置され、物体検出センサに風を吹き付けるブロア手段と、出入口に配置されたかごドアの開閉動作を制御する戸制御装置と、ブロア手段の動作を制御するブロア制御装置と、を備え、ブロア制御装置は、物体検出センサにより出入口の近傍に物体が検出された状態が、予め設定された戸開時間閾値以上継続した場合、ブロア手段を稼動して物体検出センサへの風の吹き付けを行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エレベータのかごに配置され、前記かごの出入口の近傍の物体を検出する物体検出センサと、
前記物体検出センサの付近に配置され、前記物体検出センサに風を吹き付けるブロア手段と、
前記出入口に配置されたかごドアの開閉動作を制御する戸制御装置と、
前記ブロア手段の動作を制御するブロア制御装置と、
を備え、
前記ブロア制御装置は、
前記物体検出センサにより前記出入口の近傍に物体が検出された状態が、予め設定された戸開時間閾値以上継続した場合、前記ブロア手段を稼動して前記物体検出センサへの風の吹き付けを行う、
エレベータ監視システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記ブロア制御装置は、
前記ブロア手段を稼動した後、前記物体検出センサにより前記出入口近傍に物体が検出される状態が継続した場合、外部の端末に前記かごドアの戸開閉不良の発生を通知する、
請求項1に記載のエレベータ監視システム。
【請求項3】
前記ブロア手段を稼動させた時刻である送風開始時刻と、
前記戸開閉不良の発生の通知に応じて確認された前記戸開閉不良の原因が、前記物体検出センサの汚れであったことを示す記録と、
前記ブロア手段を稼動した後、前記物体検出センサにより前記物体が検出されなくなったことを示す記録と、
を記録する記録テーブルを備え、
前記ブロア制御装置は、
前記記録テーブルの情報に基づいて、前記ブロア手段を稼動させる稼動時刻を設定し、
前記稼動時刻に前記ブロア手段を稼動させる、
請求項2に記載のエレベータ監視システム。
【請求項4】
前記ブロア制御装置は、
現在時刻から、前記かごドアの戸開不良の原因となる前記物体検出センサの汚れの有無を出力する学習モデルを用いて、
前記現在時刻から予測時間先の時刻における、前記物体検出センサの汚れの有無を予測し、前記物体検出センサの汚れの発生有りと予測された場合、前記ブロア手段を稼動させる、
請求項2に記載のエレベータ監視システム。
【請求項5】
エレベータのかごの出入口の近傍の物体を検出する物体検出センサにより前記出入口の近傍に物体が検出された状態が、予め設定された戸開時間閾値以上継続した場合、前記物体検出センサに風を吹き付けるブロア手段を稼動させて、前記物体検出センサへの風の吹き付けを行う、
エレベータ監視装置。
【請求項6】
前記ブロア手段を稼動した後、前記物体検出センサにより前記出入口の近傍に物体が検出される状態が継続した場合、外部の端末に前記エレベータのかごドアの戸開閉不良の発生を通知する、
請求項5に記載のエレベータ監視装置。
【請求項7】
前記ブロア手段を稼動させた時刻である送風開始時刻と、
前記戸開閉不良の発生の通知に応じて確認された前記戸開閉不良の原因が、前記物体検出センサの汚れであったことを示す記録と、
前記ブロア手段を稼動した後、前記物体検出センサにより前記物体が検出されなくなったことを示す記録と、
を記録する記録テーブルの情報に基づいて、前記ブロア手段を稼動させる稼動時刻を設定し、前記稼動時刻に前記ブロア手段を稼動させる、
請求項6に記載のエレベータ監視装置。
【請求項8】
現在時刻から、前記かごドアの戸開閉不良の原因となる前記物体検出センサの汚れの有無を出力する学習モデルを用いて、
前記現在時刻から予測時間先の時刻における、前記物体検出センサの汚れ有無を予測し、前記物体検出センサの汚れの発生有りと予測された場合、前記ブロア手段を稼動させる、
請求項6に記載のエレベータ監視装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示はエレベータ監視システム及びエレベータ監視装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エレベータの保守管理システムが記載されている。この保守管理システムでは、監視データにエレベータの故障兆候が含まれている場合、トリガ通報が管理サーバに送信される。トリガ通報を受信した管理サーバは、エレベータの乗員に対して、故障兆候要因を確認するための確認メッセージを送信し、確認メッセージに対する乗員の応答メッセージを受信する。そして、受信した応答メッセージに基づいて、保守員の現場への出動要否が判定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-038762号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、かご内に居る乗員に対して具体的な故障兆候要因を確認させることで、保守員が必要な状況かどうかを判断し、それにより保守員の不要な出動を低減させている。しかし、乗員への確認により保守員の出動が回避できるのは、例えば、乗員によるかご扉の抑えなど、故障以外の原因による場合のみである。すなわち、埃の蓄積等によるセンサの汚れにより、実際に何らかの異常が発生した場合には、保守員の出動が必要である。従って、より効果的に保守員の出動回数を低減できるシステムの開発が望まれる。
【0005】
本開示は、以上の課題を解決するため、エレベータの異常を知らせる信号に対応して保守員が出動する回数を低減できるように改良されたエレベータ監視システム及び監視装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のエレベータ監視システムは、エレベータのかごに配置され、かごの出入口の近傍の物体を検出する物体検出センサと、物体検出センサの付近に配置され、物体検出センサに風を吹き付けるブロア手段と、出入口に配置されたかごドアの開閉動作を制御する戸制御装置と、ブロア手段の動作を制御するブロア制御装置と、を備え、ブロア制御装置は、物体検出センサにより出入口の近傍に物体が検出された状態が、予め設定された戸開時間閾値以上継続した場合、ブロア手段を稼動して物体検出センサへの風の吹き付けを行う。
【0007】
本開示のエレベータ監視装置は、エレベータのかごの出入口の近傍の物体を検出する物体検出センサにより出入口の近傍に物体が検出された状態が、予め設定された戸開時間閾値以上継続した場合、物体検出センサに風を吹き付けるブロア手段を稼動させて、物体検出センサへの風の吹き付けを行う。
【発明の効果】
【0008】
物体検出センサへの埃の堆積等による汚れの付着により、物体検出センサに異常が発生する場合がある。この場合、物体検出センサに風を吹き付けることで、物体検出センサの汚れが除去されて、物体検出センサの異常が解消する場合がある。従って、保守員の出動回数を効果的に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係るエレベータ監視システム及びその周辺機器の外観を示す模式図である。
実施の形態1に係るエレベータ監視システムの全体構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係るエレベータ監視システムの記憶部の構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係るエレベータ監視システムの記憶部の記録テーブルの一例を示す図である。
実施の形態1に係るエレベータ監視システムの記憶部の稼動テーブルの一例を示す図である。
実施の形態1に係るエレベータ監視システムの戸制御装置によるかごドアの開閉の制御動作の一例を示すフローチャートである。
実施の形態1に係るエレベータ監視システムの発報装置による制御動作の一例を示すフローチャートである。
実施の形態1に係るエレベータ監視システムのブロア制御装置によるブロアを制御する制御動作の一例を示すフローチャートである。
実施の形態1に係るエレベータ監視システムの通知装置による制御動作の一例を示すフローチャートである。
実施の形態1に係るエレベータ監視システムの端末の受信表示装置による制御動作の一例を示すフローチャートである。
実施の形態1に係るエレベータ監視システムの予測装置による制御動作の一例を示すフローチャートである。
実施の形態2に係るエレベータ監視システム及びその周辺機器の外観を示す模式図である。
実施の形態2に係るエレベータ監視システムの全体構成を示すブロック図である。
実施の形態2に係るエレベータ監視システムの記憶部の構成を示すブロック図である。
実施の形態2に係るエレベータ監視システムの記憶部の管理マスタの一例を示す図である。
実施の形態2に係るエレベータ監視システムの記憶部の記録テーブルの一例を示す図である。
実施の形態2に係るエレベータ監視システムの発報装置による制御動作の一例を示すフローチャートである。
実施の形態2に係るエレベータ監視システムの通知装置による制御動作の一例を示すフローチャートである。
本実施の形態に係るエレベータ監視システムの反射率取得装置による制御動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。なお、各図において、同一又は相当する部分には同一符号を付してその説明を簡略化ないし省略する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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