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公開番号2025170029
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2025141918,2024212379
出願日2025-08-28,2019-06-20
発明の名称ビデオ符号化のための方法、装置及びコンピュータプログラム
出願人テンセント・アメリカ・エルエルシー,TENCENT AMERICA LLC
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 19/11 20140101AFI20251107BHJP(電気通信技術)
要約【課題】本開示の態様はビデオ符号化のための方法及び装置を提供する。
【解決手段】装置内の処理回路は、符号化されたビデオビットストリームから第1ブロックの予測情報を復号化する。第1ブロックは、非正方形ブロックであり、第1ブロックの予測情報は、正方形ブロックのための第1組のイントラ予測モードにおける第1イントラ予測モードを指示する。次に、処理回路は、第1イントラ予測モードが、正方形ブロックのための第1組のイントラ予測モードにおける、非正方形ブロックに対して無効にされたイントラ予測モードのサブセット内にあることを決定し、第1イントラ予測モードを、非正方形ブロックのための第2組のイントラ予測モードにおける第2イントラ予測モードに再マッピングする。また、処理回路は、第2イントラ予測モードに基づき、第1ブロックの少なくとも1つのサンプルを再構築する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
復号器によって実行されるビデオ復号の方法であって、
符号化されたビデオビットストリームから第1ブロックの予測情報を復号化するステップであって、前記第1ブロックが非正方形ブロックであり、前記第1ブロックの予測情報が正方形ブロックのための第1組のイントラ予測モードにおける第1イントラ予測モードを指示し、前記正方形ブロックのための前記第1組のイントラ予測モードは左下対角線方向モードから右上対角線方向モードまで2~66の番号を付されているモードを含む、ステップと、
前記第1イントラ予測モードが、前記正方形ブロックのための前記第1組のイントラ予測モードにおける、前記非正方形ブロックのための無効なイントラ予測モードのサブセット内にあることを決定するステップと、
前記第1イントラ予測モードを、前記非正方形ブロックのための第2組のイントラ予測モードにおける第2イントラ予測モードに再マッピングするステップであって、前記第2組のイントラ予測モードには、前記無効なイントラ予測モードのサブセットが含まれないステップと、
前記第2イントラ予測モードに基づき、前記第1ブロックの少なくとも1つのサンプルを再構築するステップと、
を含み、
前記第1ブロックの幅が前記第1ブロックの高さよりも大きい場合、前記無効なイントラ予測モードのサブセットはモード2~66のうち最初のいくつかのモードを含み、
前記再マッピングするステップは、前記第1イントラ予測モードに関連付けられるモード番号に65を加算し、前記第1イントラ予測モードを前記第2イントラ予測モードに再マッピングすることを含み、
前記第1ブロックの高さが前記第1ブロックの幅よりも大きい場合、前記無効なイントラ予測モードのサブセットはモード2~66のうち最後のいくつかのモードを含み、前記再マッピングするステップは、前記第1イントラ予測モードに関連付けられるモード番号から67を差し引き、前記第1イントラ予測モードを前記第2イントラ予測モードに変換することを含み、
番号66+nのイントラ予測モードは、イントラ予測モード2+nの方向を逆にしたものであり、番号-nのイントラ予測モードはイントラ予測モード66-nの方向を逆にしたものであり、nは整数である、
方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年9月28日にて提出されたアメリカ特許出願第16/147,503号である「METHOD AND APPARATUS FOR VIDEO CODING(ビデオ符号化のための方法及び装置)」(今はアメリカ特許第10.284.866号になる)の優先権を主張し、その全内容を本明細書に援用により組み込み、当該アメリカ特許出願は、2018年7月2日にて提出されたアメリカ仮出願第62/693,050号である「METHODS AND APPARATUS FOR WIDE ANGULAR INTRA PREDICTION IN VIDEO COMPRESSION(ビデオ圧縮における広角イントラ予測のための方法及び装置)」の優先権を主張する。
続きを表示(約 2,500 文字)【0002】
技術分野
本開示は、一般的にビデオ符号化に関する実施形態を記載する。
【背景技術】
【0003】
本明細書で提供される記載は、本開示のコンテキストを一般的に提示することを目的とする。この背景技術で記載された作業について、現在指定された発明者の作業、及び出願時に従来技術に対する記載としての資格を具備していないおそれがある態様は、本開示に対する従来技術として明示的にも暗黙的にも認められていない。
【0004】
ビデオの符号化及び復号化は、動き補償を伴うピクチャ間予測を使用して実行することができる。非圧縮のデジタルビデオは一連のピクチャを含んでもよく、各ピクチャの空間次元は、例えば1920×1080の輝度サンプル及び関連する色度サンプルである。当該一連のピクチャは、例えば、毎秒60枚ピクチャ又は60Hzの固定又は可変のピクチャレート(非公式にはフレームレートとも呼ばれる)を有することができる。非圧縮のビデオには、著しいビットレート要件がある。例えば、1サンプルあたり8ビットの1080p60 4:2:0ビデオ(60Hzフレームレートで1920×1080の輝度サンプルの解像度)は、約1.5Gbit/sに近い帯域幅が必要である。このようなビデオを1時間使用するには、600GB以上のストレージ容量が必要である。
【0005】
ビデオ符号化及び復号化の目的の1つは、圧縮によってビデオ入力信号の冗長性を低減することである。圧縮は、以上に言及された帯域幅又はストレージスペースに対する要件を低減することに役立つことができ、場合によって、2桁以上低減されることがある。可逆圧縮、非可逆圧縮、及びそれらの組み合わせを採用できる。可逆圧縮とは、圧縮された元の信号から元の信号の正確なレプリカを再構築する技術を指す。非可逆圧縮を使用する場合に、再構築された信号は、元の信号と異なる可能性があるが、元の信号と再構築された信号との間の歪みは十分に小さいから、再構築された信号は、予期のアプリケーションで有用にする。ビデオの場合に、非可逆圧縮は広く使用される。許容される歪み量は、アプリケーションに依存し、例えば、特定のコンシューマストリーミングアプリケーションのユーザーは、テレビ貢献アプリケーションのユーザーよりも高い歪みを許容する。達成可能な圧縮率は、許可/許容可能な歪みが高いほど、達成可能な圧縮率が高くなることを反映することができる。
【0006】
ビデオ符号器と復号器とは、動き補償、変換、量子化及びエントロピー符号化が含まれた若干の幅広いタイプからの技術を使用できる。
【0007】
ビデオコーデック技術は、イントラ符号化と呼ばれる技術を含めることができる。イントラ符号化では、サンプル値は、以前に再構築された参照ピクチャからのサンプル、又は他のデータを参照せず表現される。いくつかのビデオコーデックでは、ピクチャは空間的にサンプルブロックに細分化される。全てのサンプルブロックがイントラモードで符号化する場合、当該ピクチャはイントラピクチャであってもよい。イントラピクチャ及びその派生物(例えば、独立した復号器リフレッシュピクチャ)は、復号器の状態をリセットするために使用できるため、符号化されたビデオビットストリームとビデオセッション内の最初のピクチャ、又は静止画像として使用されることができる。イントラブロックのサンプルを変換することができ、また、エントロピー符号化を行う前に、変換係数を量子化することができる。イントラ予測は、プレ変換領域におけるサンプル値を最小化する技術である。場合によって、変換されたDC値が小さく、且つAC係数が小さいほど、特定の量子化ステップサイズで、エントロピー符号化されたブロックを表すために必要なビットが少なくなることがある。
【0008】
例えばMPEG-2世代の符号化技術から知られているような通常イントラ符号化は、イントラ予測を使用していない。しかしながら、いくつかの新たなビデオ圧縮技術は、例えば、空間的に隣接するとともに、復号化順序で先行するデータブロックの符号化/復号化期間に取得されたメタデータ及び/又は周辺のサンプルデータから試みる技術を含む。以降、このような技術は「イントラ予測」技術と呼ばれる。なお、少なくともいくつかの場合に、イントラ予測は、再構築中の現在ピクチャからの参照データのみを使用し、参照画像からの参照データを使用しないことに注意されたい。
【0009】
イントラ予測には多くの異なる形態があってもよい。特定のビデオ符号化技術では、1種以上のこのような技術を使用できる場合に、使用される技術をイントラ予測モードで符号化することができる。場合によって、モードは、サブモード及び/又はパラメータを有してもよく、サブモード及び/又はパラメータは、別個に符号化されるか、又はモードコードワードに含まれてもよい。特定のモード/サブモード/パラメータの組み合わせにどんなコードワードを使用するかということは、イントラ予測による符号化効率の利得に影響を与える可能性があるため、エントロピー符号化技術は、コードワードをビットストリームに変換するために使用されることができる。
【0010】
特定のモードのイントラ予測はH.264を介して導入され、H.265において細分化され、例えば共同探索モデル(JEM)、多用途ビデオ符号化(VVC)、ベンチマークセット(BMS)などの新たな符号化技術では、さらに細分化される。既に使用可能なサンプルに属する隣接サンプル値を使用して予測器ブロックを形成できる。方向に従って、隣接サンプルのサンプル値を予測器ブロックにコピーする。使用中の方向への参照は、ビットストリームに符号化することができ、又はその自身は予測されることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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