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公開番号2025169921
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2025075661
出願日2025-04-30
発明の名称節足動物防除用噴霧剤組成物
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A01N 31/04 20060101AFI20251107BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】使用時の不快感を抑制し、噴霧均一性に優れ、さらに広範囲に噴霧することが可能な節足動物防除用噴霧剤組成物を提供する。
【解決手段】成分(A):ノニオン性界面活性剤、成分(B):防腐剤、成分(C):増粘剤、及び、成分(D):水、を含有する、節足動物防除用噴霧剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
成分(A):ノニオン性界面活性剤、成分(B):防腐剤、成分(C):増粘剤、及び、成分(D):水、を含有する、節足動物防除用噴霧剤組成物。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記噴霧剤組成物中の前記成分(B)に対する前記成分(C)の質量割合[(C)/(B)]が0.01以上10以下である、請求項1に記載の噴霧剤組成物。
【請求項3】
前記成分(A)の3mmol/kg水溶液の25℃における表面張力が27mN/m以上、50mN/m以下である、請求項1に記載の噴霧剤組成物。
【請求項4】
前記成分(B)が安息香酸又はその誘導体、フェノキシエタノール、ソルビン酸又はその塩、ベンジルアルコール、ポリリジン、及びプロタミン硫酸塩からなる群から選ばれる1種以上を含む、請求項1に記載の噴霧剤組成物。
【請求項5】
前記成分(C)がアニオン性ポリマー及びノニオン性ポリマーからなる群から選ばれる1種以上を含む、請求項1に記載の噴霧剤組成物。
【請求項6】
前記噴霧剤組成物中の前記成分(A)の含有量が0.01質量%以上10質量%以下である、請求項1に記載の噴霧剤組成物。
【請求項7】
前記噴霧剤組成物中の前記成分(B)の含有量が0.001質量%以上5質量%以下である、請求項1に記載の噴霧剤組成物。
【請求項8】
前記噴霧剤組成物中の前記成分(C)の含有量が0.001質量%以上5質量%以下である、請求項1に記載の噴霧剤組成物。
【請求項9】
前記噴霧剤組成物の25℃における粘度が1mPa・s以上20mPa・s以下である、請求項1に記載の噴霧剤組成物。
【請求項10】
前記噴霧剤組成物中の前記成分(A)~(C)の合計含有量が0.015質量%以上20質量%以下である、請求項1に記載の噴霧剤組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、節足動物防除用噴霧剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
昆虫等の節足動物のうち、蚊、ハエ等の飛翔害虫は、人等の動物に病原体を媒介して感染症を引き起こしたり、皮膚炎を引き起こしたりする要因となっている。特に、一部の蚊は、デング熱、ジカ熱、黄熱病、脳炎、マラリア等の病原体を媒介することから、衛生学的に非常に有害な昆虫である。
また、有害節足動物として、農作物に被害を及ぼす農業害虫も存在する。
【0003】
これら害虫の駆除剤としてスプレー式の駆除剤が知られている。例えば特許文献1には、安息香酸エステルと、ノニオン性界面活性剤と、アルコールと、水とを含み、均一相を形成する噴霧用組成物が、均一な組成で噴霧することができ、かつ、使用者がむせにくいことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-94106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら特許文献1に開示された噴霧用組成物では、節足動物を効果的に捕捉して防除するために、組成物をムラなく均一に、且つ広範囲に噴霧することで組成物の液滴を節足動物へ適切に到達させることができるという良好な噴霧特性の点では、依然として改善の余地があった。
本発明は、使用時の不快感を抑制し、且つ噴霧均一性に優れ、広範囲に噴霧することが可能な結果、広範囲に存在する節足動物に対し噴霧液滴を適切に到達させることができる節足動物防除用噴霧剤組成物の提供に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、ノニオン性界面活性剤、防腐剤、増粘剤、及び水を含有する組成物により、上記課題を解決できることを見出した。
【0007】
すなわち本発明は、下記に関する。
[1]成分(A):ノニオン性界面活性剤、成分(B):防腐剤、成分(C):増粘剤、及び、成分(D):水、を含有する、節足動物防除用噴霧剤組成物。
[2][1]に記載の噴霧剤組成物を噴霧容器又は噴霧装置に充填してなる、節足動物防除用の噴霧剤。
[3][1]の噴霧剤組成物を節足動物に接触させる工程を含む、節足動物の防除方法。
[4]成分(A):ノニオン性界面活性剤、成分(B):防腐剤、成分(C):増粘剤、及び、成分(D):水、を含有する組成物の節足動物防除用噴霧剤組成物としての使用。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、使用時の不快感を抑制し、且つ噴霧均一性に優れ、広範囲に噴霧することが可能な結果、広範囲に存在する節足動物に対し噴霧液滴を適切に到達させることができる節足動物防除用噴霧剤組成物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例における蚊の落下性能の評価方法を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[定義]
本明細書において「節足動物防除用組成物」とは、節足動物の体表に適用して運動能力を低下させる作用により、節足動物による被害を防御及び低減化できる組成物を意味する。節足動物については後述する。
「噴霧剤組成物」とは、噴霧容器又は噴霧装置に充填して噴霧剤を調製し、対象物に噴霧して用いるための組成物を意味する。
「噴霧剤組成物の使用時の不快感」とは、使用者が、噴霧剤組成物を噴霧して使用する際に吸引するなどして鼻、喉に刺激を感じることをいう。
「噴霧均一性に優れる」とは、噴霧剤組成物を垂直壁面に向けて噴霧した際に、壁面上に形成されるスプレー痕が略円形であり、且つスプレームラや中抜けが生じず、満遍なく噴霧できることをいう。また「広範囲に噴霧できる」とは、噴霧剤組成物を垂直壁面に向けて一定距離から噴霧した際に、壁面上に形成されるスプレー痕の面積が大きいことをいう。
また「節足動物に対し噴霧液滴を適切に到達させる」とは、噴霧剤組成物の噴霧液滴を防除対象である節足動物に効率よく到達させることをいう。節足動物に対する噴霧液滴の到達性、及びそれによる節足動物の防除効果に関しては、例えば、噴霧剤組成物を噴霧した際の蚊の落下性能により評価することができる。
噴霧剤組成物の使用時の不快感、噴霧均一性、噴霧面積、及び、蚊の落下性能については、具体的には実施例に記載の方法により評価することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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