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公開番号2025169624
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2024074500
出願日2024-05-01
発明の名称宅配ボックス装置
出願人河村電器産業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A47G 29/122 20060101AFI20251107BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】 上部に郵便ポスト等の他の機能の箱体を備えた際に、設置環境により一部の機能が損なわれるようなことがない宅配ボックス装置を提供する。
【解決手段】 宅配ボックス2の上に郵便ポスト3が連結され、宅配ボックス2及び郵便ポスト3は、個々に独立した箱体Bであると共に横断面が同一の正方形であって、互いの側面が連続するよう配置され、両者の連続する1側面に連結板5が掛け渡されて互いに連結されている。宅配ボックス2は、荷物を出し入れする扉21を備えた前面以外の3側面に連結板を装着可能であると共に、郵便ポスト3は、投入口31が設けられた前面以外の3側面に連結板5を装着可能であり、前面が同一方向を向いた状態から90度或いは180度互いの向きを変更しても、両者の連続する1側面に連結板5を掛け渡して連結できる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
宅配ボックスの上に郵便ポストが連結された宅配ボックス装置であって、
宅配ボックス及び郵便ポストは、個々に独立した箱体であると共に、横断面が同一の正方形であって、互いの側面が連続するよう配置され、
両者の連続する1側面に掛け渡された連結手段により互いに連結されて成り、
前記宅配ボックスは、荷物を出し入れする扉を備えた前面以外の3側面に対して前記連結手段を装着可能であると共に、
前記郵便ポストは、投入口が設けられた前面以外の3側面に対して前記連結手段を装着可能であり、
前記宅配ボックス及び前記郵便ポストは、前面が同一方向を向いた状態から90度或いは180度と互いの向きを異なる向きに変更しても、それぞれの前面以外の連続する1側面に前記連結手段を掛け渡して連結できることを特徴とする宅配ボックス装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記郵便ポストの上部に、居住者を呼び出すためのインターホン機器を備えた箱体が配置され、
前記インターホン機器を備えた箱体は、横断面が前記宅配ボックスの横断面と同一形状であると共に、前記インターホン機器を備えた前面以外の3側面は、前記連結手段の装着が可能であり、
前記連結手段が、重ねられた全ての前記箱体の連続する同一側面に掛け渡され、前記連結手段を介して全ての前記箱体が連結されて成ることを特徴とする請求項1記載の宅配ボックス装置。
【請求項3】
重ねられた前記箱体の間には回転台が配置されており、箱体の回転をスムーズに実施できることを特徴とする請求項2記載の宅配ボックス装置。
【請求項4】
前記箱体は、直下の箱体に係止して回転を禁止させる位置固定手段を有することを特徴とする請求項3記載の宅配ボックス装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、宅配ボックスに他の機能を備えた箱体を接続して一体化した宅配ボックス装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来より宅配ボックスに郵便ポスト等の他の箱体を連結した宅配ボックス装置がある。例えば特許文献1では、宅配ボックスに郵便ポスト更にインターホン機器を備えた箱体を連結した宅配ボックス装置が開示されている。この特許文献1では、それぞれの機能を有するボックスを上下に配置し、支柱を介して一体化している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-325号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
郵便ポスト等の他の箱体が連結された宅配ボックス装置は、郵便ポストが宅配ボックスの上部に配置される構成が広く採用されている。そのため、玄関扉の近くにこの宅配ボックス装置を設置した場合、下方に配置されている宅配ボックスの扉が玄関扉のストッパ近くに位置する場合があり、その場合宅配ボックスの開閉がし辛かった。
また、宅配ボックスを複数備えたり、郵便ポストの上に更にインターホン機器を備えた場合は背の高い構造になるため、玄関に植樹された植木等で郵便物の投函がし辛かったりインターホン機器が操作し辛い場合があった。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、上部に郵便ポスト等の他の機能の箱体を備えた際に、設置環境により一部の機能が損なわれるようなことがない宅配ボックス装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する為に、本発明の第1の構成は、宅配ボックスの上に郵便ポストが連結された宅配ボックス装置であって、宅配ボックス及び郵便ポストは、個々に独立した箱体であると共に、横断面が同一の正方形であって、互いの側面が連続するよう配置され、両者の連続する1側面に掛け渡された連結手段により互いに連結されて成り、宅配ボックスは、荷物を出し入れする扉を備えた前面以外の3側面に対して連結手段を装着可能であると共に、郵便ポストは、投入口が設けられた前面以外の3側面に対して連結手段を装着可能であり、宅配ボックス及び郵便ポストは、前面が同一方向を向いた状態から90度或いは180度と互いの向きを異なる向きに変更しても、それぞれの前面以外の連続する1側面に連結手段を掛け渡して連結できることを特徴とする。
この構成によれば、宅配ボックスと郵便ポストとは横断面が同一の正方形であるため、宅配ボックスの扉の向きに対する郵便ポストの投入口の向きを、同一方向に向けて配置しても、同一方向を向いた状態から90度或いは180度と互いの向きを異なる向きに変更しても、連結手段により連結できる。
よって、設置する玄関の状況に合わせて一部の箱体の向きを容易に変更でき、宅配物や郵便物の収容操作或いは取り出し操作等一部の機能が損なわれることがない。
【0007】
本発明の別の態様は、上記構成において、郵便ポストの上部に、居住者を呼び出すためのインターホン機器を備えた箱体が配置され、インターホン機器を備えた箱体は、横断面が宅配ボックスの横断面と同一形状であると共に、インターホン機器を備えた前面以外の3側面は、連結手段の装着が可能であり、連結手段が、重ねられた全ての箱体の連続する同一側面に掛け渡され、連結手段を介して全ての箱体が連結されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、郵便ポストの上にインターホン機器を配置しても、宅配ボックスに対して郵便ポスト或いはインターホン機器を備えた箱体の向きを変更することができる。
【0008】
本発明の別の態様は、上記構成において、重ねられた箱体の間には回転台が配置されており、箱体の回転をスムーズに実施できることを特徴とする。
この構成によれば、箱体の角度を変更する際に持ち上げて操作する必要が無く、重ねた状態のまま角度変更をスムーズに実施できる。
【0009】
本発明の別の態様は、上記構成において、箱体は、直下の箱体に係止して回転を禁止させる位置固定手段を有することを特徴とする。
この構成によれば、容易に回転する構成であっても、位置固定手段により回転が防止されるため、連結操作がし易い。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、宅配ボックスと郵便ポストとは横断面が同一の正方形であるため、宅配ボックスの扉の向きに対する郵便ポストの投入口の向きを、同一方向に向けて配置しても、同一方向を向いた状態から90度或いは180度と互いの向きを異なる向きに変更しても、連結手段により連結できる。
よって、設置する玄関の状況に合わせて一部の箱体の向きを容易に変更でき、宅配物や郵便物の収容操作或いは取り出し操作等一部の機能が損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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