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公開番号2025168238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2025036773
出願日2025-03-07
発明の名称リボース修飾キャップ付き類似体及びその使用
出願人ベイジン ユーケアケチュアン ファーマシューティカル テクノロジー カンパニー リミテッド
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類C12N 15/10 20060101AFI20251030BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】リボース修飾キャップ付き類似体及びその使用を提供する。
【解決手段】本発明は化学及び生物工学の技術分野に属し、前記リボース修飾キャップ付き類似体は、式(I)で表される構造を有し、本発明に記載のリボース修飾キャップ付き類似体は、mRNAの安定性及び/又はmRNA翻訳の効率を向上させることができる。
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【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
構造は下記の式:YK-CAP-106、YK-CAP-107、YK-CAP-108、YK-CAP-109、YK-CAP-110、YK-CAP-111、YK-CAP-112、YK-CAP-113、YK-CAP-114、YK-CAP-115、YK-CAP-116、YK-CAP-117、YK-CAP-118又はYK-CAP-119で表されることを特徴とする、リボース修飾キャップ付き類似体又はその薬学的に許容される塩。
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145
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164
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続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載のリボース修飾キャップ付き類似体又はその薬学的に許容される塩をキャップ付きフラグメントとして含むことを特徴とする、RNA分子。
【請求項3】
請求項2に記載のRNA分子を含むことを特徴とする、医薬組成物。
【請求項4】
少なくとも1つのRNA送達剤を更に含むことを特徴とする、請求項3に記載の医薬組成物。
【請求項5】
前記少なくとも1つのRNA送達剤が少なくとも1つのカチオン性脂質を含むことを特徴とする、請求項4に記載の医薬組成物。
【請求項6】
前記カチオン性脂質は、
(1)式(II)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩であり、ここで、G

はC
1~6
アルキレンであり、G

はC
2~8
アルキレンであり、G

はC
1~3
アルキレンであり、L

はC
6~15
直鎖アルキルであり、L

はC
12~25
分岐鎖アルキルであり、
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32
170
(2)式(III)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩であり、ここで、G

はC
2~8
アルキレンであり、G

はC
2~8
アルキレンであり、L

は-C(O)O-又は-OC(O)-であり、L

は-C(O)O-又は-OC(O)-であり、R

はC
6~25
直鎖又は分岐鎖アルキルであり、R

はC
6~25
直鎖又は分岐鎖アルキルであり、G

はHO(CH



-又はHO(CH



-であり、G

はHO(CH



-又はHO(CH



-であり、Lは(CH



-又は-(CH



-又は-(CH



-であり、
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32
170
(3)式(IV)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩であり、ここで、G

はC
1~6
アルキレンであり、G

はC
2~8
アルキレンであり、R

はC
6~20
直鎖又は分岐鎖アルキルであり、R

はC
12~25
分岐鎖アルキルであり、G

はHO(CH

【請求項7】
前記カチオン性脂質はYK-009、YK-401、YK-305、ALC0315、SM102、DLIN-MC3-DMAのうちの1つ又は少なくとも2つの組み合わせから選択される、請求項6に記載の組成物。
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203
170
【請求項8】
前記カチオン性脂質はYK-009であることを特徴とする、請求項7に記載の医薬組成物。
【請求項9】
前記少なくとも1つのRNA送達剤は少なくとも1つの中性脂質を更に含むことを特徴とする、請求項5に記載の医薬組成物。
【請求項10】
前記中性脂質が、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、スフィンゴミエリン、セラミド又はステロールのうちの1つ又は少なくとも2つの組み合わせを含むことを特徴とする、請求項9に記載の医薬組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化学及び生物工学の技術分野に属し、リボース修飾キャップ付き類似体及びその使用に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
キャップ構造の化学的本質は、mRNAの転写プロセスで修飾が発生して形成されるmRNAの5’末端に位置する特別な構造、即ち、メチルグアノシンキャップとしても知られるm7GPPPN構造である。これは、RNAトリホスファターゼ、グアノシルトランスフェラーゼ、mRNA(グアニン-N7)メチルトランスフェラーゼ及びmRNA(ヌクレオシド-2’)メチルトランスフェラーゼの共同触媒作用下で形成される。メチル化の程度が異なると、CAP0型、CAP1型及びCAP2型の3種類のキャップが形成され、それぞれm7G5’ppp5’Np、m7G5’ppp5’NmpNp、m7G5’ppp5’NmpNmpNpである。
【0003】
キャップ構造は、mRNAの翻訳開始に必要な構造であり、リボソームがmRNAを認識するためのシグナルを提供し、AUGから翻訳が開始されるようにリボソームがmRNAに結合することを助ける。同時に、キャップ構造はmRNAの安定性を高めることができ、mRNAを5’→3’エキソヌクレアーゼ攻撃から守る。
【0004】
簡単に言うと、キャップの構造はmRNAにとっては鋼鉄ヘルメットのようなものであり、mRNAを毒から守るだけではなく、化学修飾によって鋼鉄ヘルメットに刻印を付けて他のメンバーが認識し易くすることもできる。天然のキャップ構造に加えて、キャップ構造類似体は、インビトロ転写中のmRNA構造の安定性を向上させるためによく使用され、一般的なものには、ARCA及びCap1構造類似体がある。
【0005】
研究により、mRNAのキャップ構造がmRNAの品質管理及び体の自然免疫と重要な関係があることが示された。従って、新規なキャップ付き類似体の発明は、mRNAの安定性を高め、mRNA翻訳効率を向上させる上で非常に重要である。
【発明の概要】
【0006】
既存の技術の欠点に対して、本発明の目的は、リボース修飾キャップ付き類似体及びその使用を提供することである。本出願に記載のリボース修飾キャップ付き類似体はmRNAの安定性及び/又はmRNA翻訳の効率を高めることができる。
【0007】
この目標を達成するために、本発明は下記の技術的解決策を採用する。
【0008】
第一方面において、本発明は、式(I)で表される構造を有するリボース修飾キャップ付き類似体又はその立体異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を提供する。
【0009】
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73
170
【0010】
ここで、nは1又は0から選択され、mは1又は0から選択され、


は-C(OH)H-又は単一結合から選択され、


は-CH-、-O-、-CN、-C(O)-、
(【0011】以降は省略されています)

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