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公開番号2025167986
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024073054
出願日2024-04-26
発明の名称ハイブリッド車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60W 20/40 20160101AFI20251030BHJP(車両一般)
要約【課題】ハイブリッド車両における登坂路の走行性能を向上できる技術を提供する。
【解決手段】ハイブリッド車両の制御装置において、走行モード制御部12は、蓄電装置から供給される電力で電動機が車両駆動力を発生し、内燃機関が停止する第1走行モードと、電動機と内燃機関が車両駆動力を発生する第2走行モードとの切り替えを制御する。検出部18は、第1走行モードで走行中に登坂路を検出する。判定部20は、登坂路が検出された場合、第1走行モードで登坂路を走行可能であるか判定する。走行モード制御部12は、第1走行モードで登坂路を走行可能であると判定された場合、電動機の目標回転数を上昇させ、第1走行モードで登坂路を走行不可能であると判定された場合、第1走行モードから第2走行モードに切り替える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
蓄電装置から供給される電力で電動機が車両駆動力を発生し、内燃機関が停止する第１走行モードと、電動機と内燃機関が車両駆動力を発生する第２走行モードとの切り替えを制御する走行モード制御部と、
前記第１走行モードで走行中に登坂路を検出する検出部と、
登坂路が検出された場合、前記第１走行モードで登坂路を走行可能であるか判定する判定部と、を備え、
前記走行モード制御部は、
前記第１走行モードで登坂路を走行可能であると判定された場合、前記電動機の目標回転数を上昇させ、
前記第１走行モードで登坂路を走行不可能であると判定された場合、前記第１走行モードから前記第２走行モードに切り替える、
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、ハイブリッド車両の走行制御装置を開示する。この技術では、道路情報に基づき、減速度または駆動力の等減速変動チャートを推定し、減速制御開始時間から減速度又は駆動力の積分値を等分するまでの時間である第１等分時間を算出する。道路情報に基づき、減速度または駆動力の不等減速変動チャートを、減速制御開始時間から不等減速時の積分値を等分するまでの時間である第２等分時間が第１等分時間よりも早くなるように決定する。不等減速変動チャートに基づき、車両の減速度を制御し、不等減速変動チャートに基づいてバッテリを充電する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－８１３５８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ハイブリッド車両において、登坂路の走行性能には改善の余地がある。
【０００５】
本発明の目的は、ハイブリッド車両における登坂路の走行性能を向上できる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するために、本発明のある態様のハイブリッド車両の制御装置は、蓄電装置から供給される電力で電動機が車両駆動力を発生し、内燃機関が停止する第１走行モードと、電動機と内燃機関が車両駆動力を発生する第２走行モードとの切り替えを制御する走行モード制御部と、前記第１走行モードで走行中に登坂路を検出する検出部と、登坂路が検出された場合、前記第１走行モードで登坂路を走行可能であるか判定する判定部と、を備える。前記走行モード制御部は、前記第１走行モードで登坂路を走行可能であると判定された場合、前記電動機の目標回転数を上昇させ、前記第１走行モードで登坂路を走行不可能であると判定された場合、前記第１走行モードから前記第２走行モードに切り替える。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、ハイブリッド車両における登坂路の走行性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態のハイブリッド車両の概略的な構成を示す図である。
図１のＥＣＵにおける走行モード切り替え処理に関する部分の機能構成を示す図である。
図１のＥＣＵにおける登坂路の走行に関する処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
図１は、実施の形態のハイブリッド車両（HEV：Hybrid Electric Vehicle）１の概略的な構成を示す。ハイブリッド車両１は、エンジンである内燃機関１００、第１電動機１１０、第２電動機１２０、動力分割装置１３０、減速機１４０、蓄電装置１５０、駆動輪１６０、ＥＣＵ（Electronic Control Unit）１７０、および撮像部１８０を備える。
【００１０】
内燃機関１００、第１電動機１１０、および第２電動機１２０は、動力分割装置１３０に連結される。ハイブリッド車両１は、内燃機関１００および第２電動機１２０の少なくとも一方からの駆動力によって走行する。内燃機関１００が発生する駆動力は、動力分割装置１３０によって２経路に分割される。一方は減速機１４０を介して駆動輪１６０へ伝達される経路であり、もう一方は第１電動機１１０へ伝達される経路である。ハイブリッド車両１の走行中、動力分割装置１３０は変速機として機能する。
（【００１１】以降は省略されています）

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