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公開番号2025167040
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024071321
出願日2024-04-25
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人小笠原特許事務所
主分類B60W 10/06 20060101AFI20251030BHJP(車両一般)
要約【課題】水位が高い路面を走行するときにエンジンの吸気ダクトから水を吸い込んでしまうことを抑制できる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】動力源としてエンジンと走行用モーターとを搭載した車両の制御装置であって、車両の走行方向における路面の水位を取得する第1取得部と、車両の走行速度を取得する第2取得部と、走行用モーターに駆動電力を供給するバッテリの蓄電量を取得する第3取得部と、水位が第1閾値以上、かつ、走行速度が第2閾値以上、かつ、蓄電量が第3閾値以上である場合、エンジンの駆動を禁止する制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
動力源としてエンジンと走行用モーターとを搭載した車両の制御装置であって、
前記車両の走行方向における路面の水位を取得する第1取得部と、
前記車両の走行速度を取得する第2取得部と、
前記走行用モーターに駆動のための電力を供給するバッテリの蓄電量を取得する第3取得部と、
前記水位が第1閾値以上、かつ、前記走行速度が第2閾値以上、かつ、前記蓄電量が第3閾値以上である場合、前記エンジンの駆動を禁止する制御部と、を備える、
車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、動力源として内燃機関(エンジン)と電動機(走行用モーター)とを搭載した車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、排気通路への水の浸入を抑制することが可能な車両の制御装置が開示されている。この制御装置では、車両周辺の水位が所定値以上の場合に、内燃機関が動作しているときには内燃機関の停止を禁止するとともに、内燃機関が停止しているときには内燃機関を始動する構成とすることにより、排気圧力によって排気通路への水の浸入を抑制する手法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-218911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された車両の制御装置は、排気圧力によって排気通路への水の浸入を防止する構成である。しかしながら、この制御装置の構成では、水位が高いときにエンジンを動作させるため、エンジンの吸気ダクトから水を吸い込んでしまうおそれがある。吸気ダクトから水を吸い込んでエンジン内に流入してしまうと、エンジンが損傷して耐久性が低下する。
【0005】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、水位が高い路面を走行するときにエンジンの吸気ダクトから水を吸い込んでしまうことを抑制できる、車両の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、動力源としてエンジンと走行用モーターとを搭載した車両の制御装置であって、車両の走行方向における路面の水位を取得する第1取得部と、車両の走行速度を取得する第2取得部と、走行用モーターに駆動電力を供給するバッテリの蓄電量を取得する第3取得部と、水位が第1閾値以上、かつ、走行速度が第2閾値以上、かつ、蓄電量が第3閾値以上である場合、エンジンの駆動を禁止する制御部と、を備える、車両の制御装置である。
【発明の効果】
【0007】
上記本開示の車両の制御装置によれば、水位が高い路面を走行するときに、エンジンの吸気ダクトから水を吸い込んでしまうことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る車両の制御装置の概略構成を示す機能ブロック図
車両の制御装置が実行する動力源制御の処理フローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施形態>
[構成]
図1は、本開示の一実施形態に係る車両の制御装置100およびその周辺部の概略を示す機能ブロック図である。図1に例示する制御装置100は、取得部110と、制御部120と、を備える。
【0010】
本実施形態の制御装置100は、動力源(駆動力源)として内燃機関であるエンジン200と電動機である走行用モーター300とを搭載した、ハイブリッド自動車(HEV)やプラグインハイブリッド自動車(PHEV)などの車両に使用され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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