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公開番号2025166526
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-06
出願番号2024070614
出願日2024-04-24
発明の名称回路システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H01H 47/00 20060101AFI20251029BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】第1のリレーと第2リレーとが同じタイミングで故障することを抑制しつつ、第1のリレーが故障するまでの期間を長くすることができる技術を提供する。
【解決手段】回路システムは、バッテリと電気的負荷と第1のリレーと第2のリレーが直列に接続された直列回路と、第1のリレーの第1の劣化度を検知する第1の劣化検知部と、第2のリレーの第2の劣化度を検知する第2の劣化検知部と、第1のリレー及び第2のリレーの動作を制御する制御装置と、を備える。制御装置は、第1の劣化度から第2の劣化度を減算した差分値が所定値となるように、第1のリレー及び第2のリレーの動作を制御する第1の動作モードと、差分値が所定値となった後に、差分値が所定値に保持されるように、第1のリレー及び第2のリレーの動作を制御する第2の動作モードと、を実行可能に構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリと電気的負荷と第1のリレーと第2のリレーが直列に接続された直列回路と、
前記第1のリレーの第1の劣化度を検知する第1の劣化検知部と、
前記第2のリレーの第2の劣化度を検知する第2の劣化検知部と、
前記第1のリレー及び前記第2のリレーの動作を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記第1の劣化度から前記第2の劣化度を減算した差分値が所定値となるように、前記第1のリレー及び前記第2のリレーの動作を制御する第1の動作モードと、
前記差分値が前記所定値となった後に、前記差分値が前記所定値に保持されるように、前記第1のリレー及び前記第2のリレーの動作を制御する第2の動作モードと、を実行可能に構成されている、
回路システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、回路システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バッテリと電気的負荷と第1のリレーと第2のリレーが直列に接続された直列回路と、第1のリレー及び第2のリレーの動作を制御する制御装置と、を備える回路システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-266276号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の一つの実施形態では、電気的負荷に対してバッテリを電気的に接続させる場合に、まず、第1のリレーを閉成し、その後に、第2のリレーを閉成している。そして、電気的負荷に対してバッテリを電気的に遮断させる場合に、まず、第2のリレーを開放し、その後に、第1のリレーを開放している。この場合、第1のリレーと第2のリレーとが同じように劣化していく。このために、第1のリレーと第2のリレーとが同じタイミングで故障し得る。
【0005】
また、特許文献1の他の実施形態では、電気的負荷に対してバッテリを電気的に接続させる場合に、まず、第1のリレーを閉成し、その後に、第2のリレーを閉成している。そして、電気的負荷に対してバッテリを電気的に遮断させる場合に、まず、第1のリレーを開放し、その後に、第2のリレーを開放している。この場合、第2のリレーの劣化に比して、第1のリレーの劣化が促進される。このために、第1のリレーが比較的早期に故障し得る。
【0006】
本明細書は、第1のリレーと第2リレーとが同じタイミングで故障することを抑制しつつ、第1のリレーが故障するまでの期間を長くすることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書が開示する第1の態様では、回路システムは、バッテリと電気的負荷と第1のリレーと第2のリレーが直列に接続された直列回路と、前記第1のリレーの第1の劣化度を検知する第1の劣化検知部と、前記第2のリレーの第2の劣化度を検知する第2の劣化検知部と、前記第1のリレー及び前記第2のリレーの動作を制御する制御装置と、を備える。前記制御装置は、前記第1の劣化度から前記第2の劣化度を減算した差分値が所定値となるように、前記第1のリレー及び前記第2のリレーの動作を制御する第1の動作モードと、前記差分値が前記所定値となった後に、前記差分値が前記所定値に保持されるように、前記第1のリレー及び前記第2のリレーの動作を制御する第2の動作モードと、を実行可能に構成されている、
【0008】
上記の構成によると、制御装置は、差分値が所定値以下となった後に、差分値が所定値に保持されるように、第1のリレー及び第2のリレーの動作を制御する。差分値が所定値に維持されることで、第1のリレーと第2リレーとが同じタイミングで故障することを抑制することができる。また、差分値が所定値に維持されるために、第2の劣化度に比して第1の劣化度が大きくなることが抑制される。従って、第1のリレーが故障するまでの期間を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
回路システム2の模式図である。
初期状態における第1のリレー温度と第2のリレー温度とを示す図である。
劣化後における第1のリレー温度と第2のリレー温度とを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施例)
図1を参照して、回路システム2について説明する。一例であるが、回路システム2は、ハイブリッド車両、電動車両に搭載される。回路システム2は、直列回路10と、制御装置12と、第1の温度センサ14と、第2の温度センサ16と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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