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公開番号2025165907
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-05
出願番号2025069780
出願日2025-04-21
発明の名称食器手洗い用液体洗剤組成物
出願人ザプロクターアンドギャンブルカンパニー,THE PROCTER & GAMBLE COMPANY
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C11D 17/08 20060101AFI20251028BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】皮膚の乾燥を悪化させることなく、効果的な洗浄及び起泡の増強の両方を与える液体洗剤組成物を提供する。
【解決手段】アルコキシル化をほとんど又は全く有しないアルキル硫酸化アニオン性界面活性剤と、両性及び/又は双性イオン性共界面活性剤とが、糖、糖アルコール、又はこれらの混合物と組み合わせて含む界面活性剤系とともに配合された、食器手洗い用液体洗剤組成物が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
食器手洗い用液体洗剤組成物であって、
前記組成物の５重量％～５０重量％の界面活性剤系であって、
ａ．前記界面活性剤系の少なくとも４０重量％のアニオン性界面活性剤であって、アルキル硫酸化アニオン性界面活性剤を含み、前記アルキル硫酸化アニオン性界面活性剤が、０．２５未満の平均アルコキシル化度を有し、好ましくは前記アルキル硫酸化アニオン性界面活性剤が、非エトキシル化されている、アニオン性界面活性剤と、
ｂ．共界面活性剤であって、両性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される、共界面活性剤と、を含み、
前記アニオン性界面活性剤及び前記共界面活性剤が、２：１～５：１の重量比で存在する、界面活性剤系と、
前記組成物の０．１重量％～１０重量％の糖、糖アルコール、又はこれらの混合物と、を含む、食器手洗い用液体洗剤組成物。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記組成物が、前記組成物の０．５重量％～７．５重量％、より好ましくは１重量％～５重量％の前記糖、前記糖アルコール、又はこれらの前記混合物、好ましくは前記糖アルコール、又はこれらの混合物を含む、請求項１に記載の食器手洗い用液体洗剤組成物。
【請求項３】
前記糖が、トレハロース、グルコース、フルクトース、ガラクトース、スクロース、ラクトース、マルトース、ラムノース、リボース、及びこれらの混合物からなる群から選択され、好ましくはトレハロースである、請求項１又は２に記載の食器手洗い用液体洗剤組成物。
【請求項４】
前記糖アルコールが、エチレングリコール、グリセロール、ソルビトール、エリスリトール、トレイトール、アラビトール、リビトール、ガラクチトール、フシトール、イジトール、イノシトール、キシリトール、マンニトール、マルチトール、イソモルト、ボレミトール、ラクチトール、マルトトリイトール、マルトテトライトール、ポリグリシトール、又はこれらの混合物からなる群から選択され、好ましくはグリセロール、ソルビトール、又はこれらの混合物であり、最も好ましくはグリセロールである、請求項１～３のいずれか一項に記載の食器手洗い用液体洗剤組成物。
【請求項５】
前記界面活性剤系及び前記糖、前記糖アルコール、又はこれらの混合物が、２０：１～１：１、好ましくは１５：１～３：１、より好ましくは１０：１～５：１の重量比で存在する、請求項１～４のいずれか一項に記載の食器手洗い用液体組成物。
【請求項６】
前記アルキル硫酸化アニオン性界面活性剤と、前記糖、前記糖アルコール、又はこれらの混合物とが、１：１～１５：１、好ましくは２：１～１０：１、より好ましくは３：１～８：１の重量比である、請求項１～５のいずれか一項に記載の食器手洗い用液体洗剤組成物。
【請求項７】
前記組成物が、前記組成物の６．０重量％～４０重量％、好ましくは１５重量％～３５重量％の前記界面活性剤系を含む、請求項１～６のいずれか一項に記載の食器手洗い用液体洗剤組成物。
【請求項８】
前記界面活性剤系が、前記界面活性剤系の５０重量％～９０重量％、より好ましくは６５重量％～８５重量％の前記アニオン性界面活性剤を含む、請求項１～７のいずれか一項に記載の食器手洗い用液体洗剤組成物。
【請求項９】
前記アニオン性界面活性剤が、前記アニオン性界面活性剤の少なくとも７０重量％、好ましくは少なくとも８５重量％、より好ましくは１００重量％のアルキル硫酸化アニオン性界面活性剤を含み、好ましくは、前記アルキル硫酸化アニオン性界面活性剤が、８～１８個の炭素原子、好ましくは１０～１４個の炭素原子、より好ましくは１２～１４個の炭素原子、更により好ましくは１２～１３個の炭素原子の数平均アルキル鎖長を有する、請求項１～８のいずれか一項に記載の食器手洗い用液体洗剤組成物。
【請求項１０】
前記アルキル硫酸化アニオン性界面活性剤が、０．１未満の平均アルコキシル化度を有し、より好ましくは前記アルキル硫酸化アニオン性界面活性剤が、アルコキシル化されていない、請求項１～９のいずれか一項に記載の食器手洗い用液体洗剤組成物。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、良好な油脂洗浄及び起泡を提供する一方で、皮膚乾燥を悪化させない、食器手洗い用液体洗剤組成物に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
食器洗い用洗剤は、優れた洗浄性能及び強力な起泡作用を発揮するべきものである。洗剤組成物により効果的に汚れが除去されても、低減された起泡レベルは、洗浄が不十分であると認識されることが観察されている。このことは主に、豊かで「濃密な」泡が高い洗浄効果を示しているとする、使用者の一般的な考えに帰する。
【０００３】
アニオン性界面活性剤は、典型的には、共界面活性剤、特にアミンオキシド及びベタインなどの両性及び双性イオン性共界面活性剤と組み合わせて使用されて、食器洗い中に起泡を提供し、アルキルサルフェート及びアルキルアルコキシサルフェートが、所望の洗浄に加えて、改善された起泡を提供するのに特に効果的であることが見出されている。アルコキシル化がほとんど又は全くないアルキル硫酸化アニオン性界面活性剤を含む洗剤組成物は、概して、より高いアルコキシル化度を有するアルキルアルコキシル化アニオン性界面活性剤を含む組成物と比較して、より起泡性であり、油脂除去により効果的である。しかしながら、このようなアニオン性界面活性剤は、食器洗浄の後に手に乾いた感触を残すことが見出されている。
【０００４】
したがって、アルコキシル化をほとんど又は全く有しないアルキル硫酸化アニオン性界面活性剤を含む液体洗剤組成物であって、皮膚の乾燥を悪化させることなく、効果的な洗浄及び起泡の増強の両方を提供する、液体洗剤組成物が依然として必要とされている。
【０００５】
国際公開第２０１０／０８８１６５号には、カチオン性ポリマー及び保湿剤を含む食器手洗い用液体洗剤組成物、カチオン性ポリマー及び保湿剤を含む食器手洗い用液体洗剤組成物で食器を洗浄する方法、並びに食器手洗い操作に関して皮膚の水和及び／又は保湿を提供する方法が記載されている。
【０００６】
国際公開第２０１０／０８８１６４号には、プロテアーゼ及び保湿剤を含む食器手洗い用液体洗剤組成物、プロテアーゼ及び保湿剤を含む食器手洗い用液体洗剤組成物で食器を洗浄する方法、並びに食器手洗い操作に関連して皮膚の水和及び／又は保湿を提供する方法が記載されている。
【０００７】
国際公開第２０１０／０８８１５９号には、優れた油脂洗浄性及び手への低刺激性を提供するための、保湿剤及び真珠光沢剤を含む食器手洗い用洗剤組成物が記載されている。
【０００８】
国際公開第２０１０／０８８１６２号には、優れた油脂洗浄性及び手への低刺激性を提供するための、カチオン性ポリマー及び真珠光沢剤並びに任意選択的に保湿剤を含む、食器手洗い用洗剤組成物が記載されている。
【０００９】
国際公開第２０１０／０８８１６３号には、カチオン性ポリマー及びプロテアーゼを含む食器手洗い用液体洗剤組成物、カチオン性ポリマー及びプロテアーゼを含む食器手洗い用液体洗剤組成物で食器を洗浄する方法、並びに食器手洗い操作に関連して皮膚水和及び／又は保湿を提供する方法が記載されている。
【００１０】
国際公開第２０１０／０８８１６１号には、優れた油脂洗浄性及び手への低刺激性を提供するための、プロテアーゼ及び真珠光沢剤、並びに任意選択的に保湿剤を含む食器手洗い用洗剤組成物が記載されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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