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公開番号2025165667
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-05
出願番号2024069881
出願日2024-04-23
発明の名称射出成形機、射出装置、型締装置、およびデータ処理方法
出願人株式会社日本製鋼所
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B29C 45/76 20060101AFI20251028BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】射出装置側の制御装置および型締装置側の制御装置の各々に対するデータ通信を簡単に実施することができる技術を提供する。
【解決手段】射出成形機1は、金型17,18に射出材料を射出する射出装置20と、金型17,18を型締する型締装置10とを備える。射出装置20による射出材料の射出を制御する射出制御装置40は、型締装置10のマグネットクランプ91,92を制御する型締制御装置30とデータ通信可能に接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
射出材料を金型に射出して成形品を製造する射出成形機であって、
前記金型に前記射出材料を射出する射出装置と、
前記金型を型締する型締装置とを備え、
前記射出装置は、前記射出材料の射出を制御する射出制御装置を含み、
前記型締装置は、
前記金型が脱着可能に装着されるマグネットクランプと、
前記マグネットクランプを制御する型締制御装置とを含み、
前記射出制御装置は、前記型締制御装置とデータ通信可能に接続されている、射出成形機。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記射出制御装置は、ユーザ装置とデータ通信可能に接続され、
前記射出制御装置は、
前記射出材料の射出に関する射出制御データを前記ユーザ装置から取得し、
前記射出制御データを記憶する、請求項１に記載の射出成形機。
【請求項３】
前記射出制御装置は、
前記マグネットクランプに関する型締制御データを前記ユーザ装置から取得し、
前記型締制御データを前記型締制御装置に出力し、
前記型締制御装置は、前記型締制御データを記憶する、請求項２に記載の射出成形機。
【請求項４】
前記射出制御データおよび前記型締制御データは、前記ユーザ装置を用いてユーザによって入力される、請求項３に記載の射出成形機。
【請求項５】
前記射出制御データは、前記射出材料の射出を制御するためのプログラムと、前記プログラムの実行に用いられるパラメータとのうち、少なくとも１つを含む、請求項２～請求項４のいずれか１項に記載の射出成形機。
【請求項６】
前記型締制御データは、前記マグネットクランプを制御するためのプログラムと、前記プログラムの実行に用いられるパラメータとのうち、少なくとも１つを含む、請求項３または請求項４に記載の射出成形機。
【請求項７】
前記射出制御装置は、
前記マグネットクランプの状態を示す状態データを前記型締制御装置から取得し、
前記状態データをユーザ装置に出力する、請求項１に記載の射出成形機。
【請求項８】
前記状態データは、前記金型が前記マグネットクランプに装着されたクランプ状態または前記金型が前記マグネットクランプから取り外されたアンクランプ状態を示す情報と、前記マグネットクランプのエラーに関する情報とのうち、少なくとも１つを含む、請求項７に記載の射出成形機。
【請求項９】
前記射出制御装置は、前記型締制御装置と共有するアドレスを用いて、前記型締制御装置とデータ通信する、請求項１～請求項４のいずれか１項に記載の射出成形機。
【請求項１０】
型締装置によって型締される金型に射出材料を射出する射出装置であって、
前記射出材料の射出を制御する射出制御装置を備え、
前記型締装置は、
前記金型が脱着可能に装着されるマグネットクランプと、
前記マグネットクランプを制御する型締制御装置とを含み、
前記射出制御装置は、前記型締制御装置とデータ通信可能に接続されている、射出装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、射出成形機、射出装置、型締装置、およびデータ処理方法に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
射出材料を金型に射出して成形品を製造する射出成形機が知られている。たとえば、特許文献１（特開２０２３－１５５５３８号公報）には、金型を型締する型締装置と、型締装置に装着された金型に射出材料を射出する射出装置とを備える射出成形機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－１５５５３８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
射出成形機の型締装置は、金型を脱着可能なマグネットクランプを制御する制御装置を備える。また、射出成形機の射出装置は、マグネットクランプ専用の制御装置とは別の制御装置によって、金型に対する射出材料の射出を制御する。このように、射出成形機は、射出装置および型締装置のそれぞれを制御する２つの制御装置に従って、成形品を製造するように構成されている。
【０００５】
ここで、射出成形機が工場から出荷される前の射出成形機の試運転時、または射出成形機が顧客に納入された後のサービス対応時に、ユーザは、上述した２つの制御装置の各々に、ユーザ装置を用いて初期設定用のデータなどを設定させる必要がある。この場合、ユーザは、射出装置側の制御装置および型締装置側の制御装置の各々に対してユーザ装置を個別に接続する必要があるため、作業効率が悪かった。
【０００６】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、射出装置側の制御装置および型締装置側の制御装置の各々に対するデータ通信を簡単に実施することができる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
一実施形態に係る射出成形機は、金型に射出材料を射出する射出装置と、金型を型締する型締装置とを備える。射出装置による射出材料の射出を制御する射出制御装置は、型締装置のマグネットクランプを制御する型締制御装置とデータ通信可能に接続されている。
【０００８】
一実施形態に係る射出装置は、型締装置のマグネットクランプを制御する型締制御装置とデータ通信可能に接続された、射出材料の射出を制御する射出制御装置を備える。
【０００９】
一実施形態に係る型締装置は、射出装置による射出材料の射出を制御する射出制御装置とデータ通信可能に接続された、マグネットクランプを制御する型締制御装置を備える。
【００１０】
一実施形態に係るデータ処理方法は、ユーザ装置から射出材料の射出を制御するための射出制御データを取得するステップと、射出制御データを記憶するステップと、マグネットクランプを制御するための型締制御データをユーザ装置から取得するステップと、マグネットクランプを制御する型締制御装置に型締制御データを出力するステップとを含む。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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