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公開番号2025165478
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-05
出願番号2024069524
出願日2024-04-23
発明の名称トナー、現像剤、現像剤収容容器、画像形成方法、及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類G03G 9/097 20060101AFI20251028BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】流動性と帯電性に優れ、画像品質の劣化を抑制できるトナーの提供。
【解決手段】結着樹脂、着色剤及び外添剤を含むトナーであって、前記外添剤は、n-オクチルトリエトキシシランを含むシランカップリング剤で疎水化処理された酸化チタン微粒子を含有し、前記酸化チタン微粒子は、粒径が10nm以上35nm以下のルチル型酸化チタンであることを特徴とするトナー。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
結着樹脂、着色剤及び外添剤を含むトナーであって、
前記外添剤は、n-オクチルトリエトキシシランを含むシランカップリング剤で疎水化処理された酸化チタン微粒子を含有し、
前記酸化チタン微粒子は、粒径が10nm以上35nm以下のルチル型酸化チタンであることを特徴とするトナー。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記シランカップリング剤は、分子量160以下の短鎖シランカップリング剤をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のトナー。
【請求項3】
前記短鎖シランカップリング剤は、ジメチルジメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジエトキシシランのいずれかであることを特徴とする請求項2に記載のトナー。
【請求項4】
前記外添剤は、疎水性シリカをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のトナー。
【請求項5】
前記結着樹脂は、結晶性樹脂を含むことを特徴とする請求項1に記載のトナー。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載のトナーを含む現像剤。
【請求項7】
請求項6に記載の現像剤を収容したことを特徴とする現像剤収容容器。
【請求項8】
静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
前記静電潜像を、請求項6に記載の現像剤を用いて現像して可視像を形成する現像工程と、
前記可視像を、被転写体の表面に転写する転写工程と、
前記被転写体の表面に転写された可視像を定着する定着工程とを含むことを特徴とする画像形成方法。
【請求項9】
静電潜像担持体と、
前記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成部と、
前記静電潜像を、請求項6に記載の現像剤を用いて現像して可視像を形成する現像部と、
前記可視像を、被転写体の表面に転写する転写部と、
前記被転写体の表面に転写された可視像を定着する定着部とを有することを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トナー、現像剤、現像剤収容容器、画像形成方法、及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、静電潜像現像用トナー(電子写真用トナー)の外添剤として、平均一次粒径が数nm~数十nmの微粒子が用いられることが知られている。例えば、帯電性の付与、流動性の付与、疎水性の付与などの観点からは、疎水化処理の行なわれたシリカ微粒子などが使用され、使用条件及び保存条件での帯電性の維持、保持帯電量の変動抑制などの観点からは、疎水化表面処理された酸化チタン微粒子などが一般的に多く使用されている。
【0003】
酸化チタンにはいくつかの結晶形があるが、電子写真用途に使用されている酸化チタンとしては、アナターゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チタンの2種が主なものである。
アナターゼ型酸化チタンは該球形形状であることから、トナーに外添した際に酸化チタンの形状に由来する流動性の低下を起こしにくいにが、ルチル型酸化チタンは鱗片~針状形状をしておりトナーに外添すると流動性の低下といった問題を引き起こすことがある。
そのため滑性の高い表面処理を行う、併用するシリカ等の外添剤に流動性、滑性の高いものを使用するなどにより、その課題点を問題ないレベルまで抑えることが出来ているが、ルチル型酸化チタンでは表面処理により高い流動性を付与できることがこれまで望まれてきた。
【0004】
例えば、特許文献1では、ルチル型酸化チタン微粒子に対して含フッ素系シランカップリング剤により表面処理し、トナーの外添剤として用いることにより、疎水性、流動性、及び帯電性に優れたトナーが得られることが開示されている。
【0005】
しかしながら、含フッ素系シランカップリング剤は環境負荷が大きいため、フッ素を含まない表面処理剤によりルチル型酸化チタン微粒子を表面処理することが求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、流動性と帯電性に優れ、画像品質の劣化を抑制できるトナーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
課題を解決するための手段としての本発明のトナーは、結着樹脂、着色剤及び外添剤を含むトナーであって、前記外添剤は、n-オクチルトリエトキシシランを含むシランカップリング剤で疎水化処理された酸化チタン微粒子を含有し、前記酸化チタン微粒子は、粒径が10nm以上35nm以下のルチル型酸化チタンである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、流動性と帯電性に優れ、画像品質の劣化を抑制できるトナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例を示した図である。
図2は、本発明に関するプロセスカートリッジの一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(トナー)
本発明のトナーは、結着樹脂及び着色剤を含有するトナー母体粒子と、トナー母体粒子を被覆する外添剤とを含む。トナー母体粒子は、必要に応じてさらに離型剤、帯電制御剤等のその他の成分を含有する。
(【0011】以降は省略されています)

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