特許ウォッチ

公開番号2025165445
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-05
出願番号2024069468
出願日2024-04-23
発明の名称情報処理装置、表示装置、情報処理方法、およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 3/04845 20220101AFI20251028BHJP(計算;計数)
要約【課題】異なる属性を持つ複数の画像が選択された場合でも、所望の属性を持つ画像に対して選択的に編集操作を行うことを目的とする。
【解決手段】表示部に対する入力手段の接触位置の座標を取得する座標取得部と、前記座標取得部が取得した座標に基づき、前記表示部に対して行われた操作を検知する操作検知部と、前記操作検知部が検知した操作に基づき、選択された画像である選択画像を判定する選択判定部と、前記選択画像に適用する編集の操作を示す項目を含む編集メニューを生成する編集メニュー生成部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
表示部に対する入力手段の接触位置の座標を取得する座標取得部と、
前記座標取得部が取得した座標に基づき、前記表示部に対して行われた操作を検知する操作検知部と、
前記操作検知部が検知した操作に基づき、選択された画像である選択画像を判定する選択判定部と、
前記選択画像に適用する編集の操作を示す項目を含む編集メニューを生成する編集メニュー生成部と、
を備え、
前記編集メニュー生成部は、前記選択判定部が判定した選択画像が画像の属性を複数含むか否かに応じて、編集メニューに含まれる項目を切り替えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記編集メニュー生成部は、
前記選択画像が画像の属性を複数含む場合に、前記選択画像を全て編集する項目と、前記属性毎に前記選択画像を編集する項目と、を含む編集メニューを生成し、
前記選択画像が画像の属性を複数含まない場合に、前記選択画像を全て編集する項目のみを含む編集メニューを生成する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記属性は、画像の種類、画像の色、画像の大きさ、画像が属するレイヤのうち、少なくとも１つを含む、請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記画像の種類は、ストローク画像とオブジェクトを含む、請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記項目が示す操作は、削除、切り取り、移動、コピー、複製、拡大、縮小、回転、反転、色の変更、輝度の変更のうち、少なくとも１つを含む、請求項１乃至４のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項６】
請求項１乃至４のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
表示部と、を備える表示装置。
【請求項７】
表示部に対する入力手段の接触位置の座標を取得する座標取得ステップと、
前記座標取得ステップが取得した座標に基づき、前記表示部に対して行われた操作を検知する操作検知ステップと、
前記操作検知ステップが検知した操作に基づき、選択された画像である選択画像を判定する選択判定ステップと、
前記選択画像に適用する編集の操作を示す項目を含む編集メニューを生成する編集メニュー生成ステップと、
を有し、
前記編集メニュー生成ステップは、前記選択判定ステップが判定した選択画像が画像の属性を複数含むか否かに応じて、編集メニューに含まれる項目を切り替えることを特徴とする情報処理方法。
【請求項８】
コンピュータを、
表示部に対する入力手段の接触位置の座標を取得する座標取得手段と、
前記座標取得手段が取得した座標に基づき、前記表示部に対して行われた操作を検知する操作検知手段と、
前記操作検知手段が検知した操作に基づき、選択された画像である選択画像を判定する選択判定手段と、
前記選択画像に適用する編集の操作を示す項目を含む編集メニューを生成する編集メニュー生成手段と、
として機能させるものであって、
前記編集メニュー生成手段は、前記選択判定手段が判定した選択画像が画像の属性を複数含むか否かに応じて、編集メニューに含まれる項目を切り替えることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、表示装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、手書きによって入力されたストローク画像を描画する電子黒板等の表示装置が知られている。
【０００３】
特許文献１には、プレビュー表示エリア内の領域を選択する操作を行った後、選択された領域に対する各種の編集操作、すなわち、領域内のストロークに対する各種の編集操作を行うことが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来の技術によれば、例えば、ストローク画像と図形画像など、異なる属性を持つ複数の画像の描写領域が重複しており、タッチペン等による操作で異なる属性を持つ複数の画像が選択された場合に、所望の属性を持つ画像に対して選択的に編集操作を行うことができないという問題があった。
【０００５】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、異なる属性を持つ複数の画像が選択された場合でも、所望の属性を持つ画像に対して選択的に編集操作を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、表示部に対する入力手段の接触位置の座標を取得する座標取得部と、前記座標取得部が取得した座標に基づき、前記表示部に対して行われた操作を検知する操作検知部と、前記操作検知部が検知した操作に基づき、選択された画像である選択画像を判定する選択判定部と、前記選択画像に適用する編集の操作を示す項目を含む編集メニューを生成する編集メニュー生成部と、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、異なる属性を持つ複数の画像が選択された場合でも、所望の属性を持つ画像に対して選択的に編集操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、第１の実施の形態に係る電子黒板について説明する図である。
図２は、電子黒板のハードウェア構成の一例を示す図である。
図３は、電子黒板の機能構成を説明する図である。
図４は、表示画像に含まれる画像の選択操作を説明する図である。
図５は、第１の実施の形態に係る表示画像に表示される編集メニューの例を示す図である。
図６は、第１の実施の形態に係る編集メニュー生成の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図７は、表示画像を構成するレイヤを説明する図である。
図８は、ページデータの一例を示す図である。
図９は、各ページデータＩＤに含まれるストローク配列データの一例を示す図である。
図１０は、各ページデータＩＤに含まれるオブジェクト領域情報の一例を示す図である。
図１１は、第２の実施の形態に係る表示画像に表示される編集メニューの例を示す図である。
図１２は、第２の実施の形態に係る編集メニュー生成の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図１３は、電子黒板を含む情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
図１４は、情報処理システムの変形例を示す第一の図である。
図１５は、情報処理システムの変形例を示す第二の図である。
図１６は、情報処理システムの変形例を示す第三の図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る情報処理装置、表示装置、情報処理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
【００１０】
（第１の実施の形態）
図１は、本実施形態に係る電子黒板２００について説明する図である。電子黒板２００は、近距離通信回路２１９、電源スイッチ２２２、ディスプレイ２８０、カメラ２６０を備えている。電子黒板２００は、電源スイッチ２２２が押下されると、後述する表示制御部を含む情報処理装置が、表示部であるディスプレイ２８０に、電子ペンやユーザの指によって描画が可能な表示画像５０を表示させることができる表示装置である。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許