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公開番号2025165422
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-05
出願番号2024069421
出願日2024-04-23
発明の名称運送機器用内装材
出願人鈴木織商株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D03D 1/00 20060101AFI20251028BHJP(織成)
要約【課題】 経糸が化学繊維であるので耐久性を有し、他方、緯糸に天然繊維を用いることで、肌触りがよくしなやかな、運送機器用に適した布生地からなる運送機器用内装材を提供することにある。
【解決手段】 布生地が、経糸が化学繊維で、緯糸が、少なくとも天然繊維を含む繊維で、経糸及び緯糸で織られた織物であることを特徴とし、さらに、緯糸が、天然繊維及び化学繊維からなり、また、緯糸が、天然繊維及び化学繊維を混紡した糸からなり、さらに、天然繊維が、絹であることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
布生地からなる運送機器用内装材において、
該布生地が、経糸が化学繊維で、
緯糸が、少なくとも天然繊維を含む繊維で、
該経糸及び該緯糸で織られた織物であることを特徴とする運送機器用内装材。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記緯糸が、前記天然繊維及び化学繊維からなることを特徴とする請求項1記載の運送機器用内装材。
【請求項3】
前記緯糸が、前記天然繊維及び前記化学繊維を混紡した糸からなることを特徴とする請求項2記載の運送機器用内装材。
【請求項4】
前記布生地の織組織が綾織であることを特徴とする請求項2記載の運送機器用内装材。
【請求項5】
前記天然繊維が、絹であることを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の運送機器用内装材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車(車両)、船舶、航空機等の運送機器の内装に用いられる布生地からなる運送機器用内装材に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、自動車(車両)、船舶、航空機等の運送機器の内装に用いられる布生地からなる運送機器用内装材が、提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1の自動車内装材は、トリコット編地からなるパイル地であって、パイルが、通常のポリエステル繊維素材を芯として、カチオン可染性のポリエステル繊維素材を鞘とする芯鞘構造をとる複合繊維からなるカットパイルであること、及びパイル構造を構成する複合繊維の鞘部分が芯部分より濃色に染色されていることを特徴としている。
【0004】
また、特許文献2の自動車用のシートカバーは、ウレタン発泡材等からなる弾性体を綿質材で被覆して、所定寸法の中芯部材を形成すると共に、上記中芯部材を平行状に複数列配置し、その表裏を外被となる化粧布地で包覆縫製して、複数の中芯部材によりそれぞれ独立したクッション部分を着座面に形成したことを特徴としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭62-268855号公報
実用新案登録第3065125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の特許文献1に示されている自動車内装材は、パイル地で構成されているが、パイル地は肌触りが良いものの、パイル抜けが生じやすく耐久性の課題がある。また、特許文献2に示されている自動車用のシートカバーは、ウレタン発泡材等からなる弾性体を綿質材で被覆して中芯部材を形成すると共に、中芯部材の表裏を外被となる化粧布地で包覆縫製しているものの、綿質材が中空繊維のため水分を含みやすく体積が増え、綿質材が乾燥すると以前より縮む性質があり、やはり耐久性に課題がある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、耐久性を有しながら、肌触りがよくしなやかな布生地からなる運送機器用内装材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の運送機器用内装材は、布生地が、経糸が化学繊維で、緯糸が、少なくとも天然繊維を含む繊維で、経糸及び緯糸で織られた織物であることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の運送機器用内装材は、請求項1の構成に加え、緯糸が、天然繊維及び化学繊維からなることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の運送機器用内装材は、請求項2の構成に加え、緯糸が、天然繊維及び化学繊維を混紡した糸からなることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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