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公開番号2025165302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-04
出願番号2024069337
出願日2024-04-22
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 40/166 20200101AFI20251027BHJP(計算;計数)
要約【課題】テキストの修正をユーザ属性に応じて行うことが可能な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】実施形態の情報処理装置は、テキストデータと、当該テキストデータを利用するユーザのユーザ属性とを取得する第1取得手段と、ユーザ属性の種別に応じて使用する言語の言語規則を規定したリファレンスデータから、前記取得手段が取得した前記ユーザ属性に対応する言語規則を読み出す読出手段と、前記読出手段が読み出した前記言語規則に基づいて、前記テキストデータに含まれたテキストの修正を指示する指示文を含んだ問合せ情報を生成する生成手段と、問合せ情報の指示内容に応じた修正を文章に行い、修正済みの修正文章を生成するよう機能付けられた生成AIに、前記テキストデータと前記生成手段が生成した前記問合せ情報とを入力し、前記生成AIが生成した修正文章を取得する第2取得手段と、前記第2取得手段が取得した前記修正文章を出力する出力手段と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
テキストデータと、当該テキストデータを利用するユーザのユーザ属性とを取得する第１取得手段と、
ユーザ属性の種別に応じて使用する言語の言語規則を規定したリファレンスデータから、前記第１取得手段が取得した前記ユーザ属性に対応する言語規則を読み出す読出手段と、
前記読出手段が読み出した前記言語規則に基づいて、前記テキストデータに含まれたテキストの修正を指示する指示文を含んだ問合せ情報を生成する生成手段と、
問合せ情報の指示内容に応じた修正を文章に行い、修正済みの修正文章を生成するよう機能付けられた生成ＡＩに、前記テキストデータと前記生成手段が生成した前記問合せ情報とを入力し、前記生成ＡＩが生成した修正文章を取得する第２取得手段と、
前記第２取得手段が取得した前記修正文章を出力する出力手段と、
を備える情報処理装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記リファレンスデータは、用語と当該用語の用法を説明する説明文とを前記言語規則として含み、
前記読出手段は、前記ユーザ属性に対応する言語規則のうち、前記テキストデータに含まれる用語又は当該用語の用法と、類似度が閾値以上となる言語規則を前記リファレンスデータから読み出す、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記出力手段は、前記第１取得手段が取得した前記ユーザ属性に応じて前記修正文章の出力先を決定し、決定した出力先に前記修正文章を出力する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記修正文章を汎用のファイル形式に変換する変換手段を更に備え、
前記出力手段は、前記変換手段で変換された前記修正文章を出力する、
請求項１～３の何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項５】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
テキストデータと、当該テキストデータを利用するユーザのユーザ属性とを取得する第１取得ステップと、
ユーザ属性の種別に応じて使用する言語の言語規則を規定したリファレンスデータから、前記第１取得ステップが取得した前記ユーザ属性に対応する言語規則を読み出す読出ステップと、
前記読出ステップが読み出した前記言語規則に基づいて、前記テキストデータに含まれたテキストの修正を指示する指示文を含んだ問合せ情報を生成する生成ステップと、
問合せ情報の指示内容に応じた修正を文章に行い、修正済みの修正文章を生成するよう機能付けられた生成ＡＩに、前記テキストデータと前記生成ステップが生成した前記問合せ情報とを入力し、前記生成ＡＩが生成した修正文章を取得する第２取得ステップと、
前記第２取得ステップが取得した前記修正文章を出力する出力ステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項６】
情報処理装置のコンピュータを、
テキストデータと、当該テキストデータを利用するユーザのユーザ属性とを取得する第１取得手段と、
ユーザ属性の種別に応じて使用する言語の言語規則を規定したリファレンスデータから、前記第１取得手段が取得した前記ユーザ属性に対応する言語規則を読み出す読出手段と、
前記読出手段が読み出した前記言語規則に基づいて、前記テキストデータに含まれたテキストの修正を指示する指示文を含んだ問合せ情報を生成する生成手段と、
問合せ情報の指示内容に応じた修正を文章に行い、修正済みの修正文章を生成するよう機能付けられた生成ＡＩに、前記テキストデータと前記生成手段が生成した前記問合せ情報とを入力し、前記生成ＡＩが生成した修正文章を取得する第２取得手段と、
前記第２取得手段が取得した前記修正文章を出力する出力手段と、
として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、ペーパーレス化等のため、文字が印字又は手書きされた紙媒体の文書をスキャナやカメラ等を用いて画像データ化することが行われている。また、画像データ化された文書から文字部分を認識して文字データに変換するＯＣＲ（Optical Character Recognition/Reader）とよばれる文字認識技術が存在する。
【０００３】
上述のＯＣＲでは、文字を認識する際に誤認識が発生すると誤った文字データに変換されるため、変換後の文字データの確認と修正とが人の手で行われている。そこで、ＡＩモデルを使用して文字データの修正を行う技術が提案されている（例えば、引用文献１）。
【０００４】
ところで、オフィス等においてユーザが取り扱う文書では、そのユーザが属する組織や部署に特有の用語等を用いた表現が使用されることがある。しかしながら、上述した従来技術では、文字データの修正において、ＯＣＲを実行するユーザの所属する組織や部署等のユーザの属性については何ら考慮されていない。そのため、従来の技術では、誤記等の修正はできるものの、ユーザの属性に応じた修正が行われない可能性があり、利便性の上で改善の余地がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明が解決しようとする課題は、テキストの修正をユーザ属性に応じて行うことが可能な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
実施形態の情報処理装置は、テキストデータと、当該テキストデータを利用するユーザのユーザ属性とを取得する第１取得手段と、ユーザ属性の種別に応じて使用する言語の言語規則を規定したリファレンスデータから、前記取得手段が取得した前記ユーザ属性に対応する言語規則を読み出す読出手段と、前記読出手段が読み出した前記言語規則に基づいて、前記テキストデータに含まれたテキストの修正を指示する指示文を含んだ問合せ情報を生成する生成手段と、問合せ情報の指示内容に応じた修正を文章に行い、修正済みの修正文章を生成するよう機能付けられた生成ＡＩに、前記テキストデータと前記生成手段が生成した前記問合せ情報とを入力し、前記生成ＡＩが生成した修正文章を取得する第２取得手段と、前記第２取得手段が取得した前記修正文章を出力する出力手段と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
図１は、実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示す模式図である。
図２は、実施形態に係るエッジデバイスのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図３は、実施形態に係るエッジサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図４は、実施形態に係るリファレンスＤＢのデータ構成の一例を示す図である。
図５は、実施形態に係るエッジデバイスの機能構成の一例を示すブロック図である。
図６は、実施形態に係るエッジサーバの機能構成の一例を示すブロック図である。
図７は、実施形態に係る情報処理システムの制御処理の一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、図面を参照して、情報処理システムＳの実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態では、オフィス等に設置されたエッジサーバ２を情報処理装置の一例として説明するが、実施形態によって本発明が限定されるものではない。
【０００９】
図１は、実施形態に係る情報処理システムＳの概略構成を示す模式図である。図１に示すように、情報処理システムＳは、エッジデバイス１と、エッジサーバ２とを有する。
【００１０】
エッジデバイス１とエッジサーバ２とは、ＬＡＮ（Local Area Network）等のネットワークＮａを介して通信可能に接続されている。なお、エッジサーバ２に接続されるエッジデバイス１の台数は図示例に限定されないものとする。
（【００１１】以降は省略されています）

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