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公開番号2025164628
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024076821
出願日2024-04-18
発明の名称無菌充填豆腐製造方法
出願人長坂商事株式会社
代理人弁理士法人パテントボックス
主分類A23L 11/45 20210101AFI20251023BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】高価な容器殺菌設備や無菌充填設備を必要としない保存期間が長期で常温流通が可能な無菌充填豆腐の製造方法を提供する。
【解決手段】豆乳と凝固剤を隔離して充填する構造の無菌豆腐製造容器を提供する。及び、その容器を利用して充填された豆乳と凝固剤を分離させたまま容器ごと一緒にレトルト殺菌する製造方法を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
豆乳充填室（３）と凝固剤充填室（５）が隔離封止部（６）によって分割されており、製品容器本体（１）を開封せずに隔離封止部（６）を開封し、充填されている豆乳と凝固剤を製品容器（１）内で混合する構造を特徴とする無菌充填豆腐を製造する製品容器。
続きを表示（約 47 文字）【請求項２】
請求項１に記載の容器を利用して作られる無菌充填豆腐の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、無菌充填豆腐の容器に関する、及び無菌充填豆腐の製造方法に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、植物性タンパク質を手軽に摂取できる食品として豆腐が知られている。豆腐は大豆から作られた豆乳を凝固剤を用いて固めた加工食品であるが、保存期間が短かく慎重な鮮度管理が必要な食品である。しかし、近年では殺菌した原料を無菌環境で殺菌した容器に充填することで保存期間が長く常温流通にも耐えられる商品が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平３－２７２６６０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明が解決しようとする課題は、複雑で高価な殺菌設備を必要としない無菌充填豆腐の製造方法を提供することにある。
【０００５】
特許文献１に記載の如き従来の密閉容器入り無菌豆腐の製造方法では、滅菌混合された豆乳と凝固剤を溜める無菌タンクや充填容器の殺菌装置、さらに容器への充填工程での無菌チャンバなど複雑で高価な設備が必要でありコスト高となっていた。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の無菌充填豆腐容器（製品容器本体１）は、豆乳充填室３と凝固剤充填室５が隔離封止部６によって分割されており、製品容器本体１を開封せずに隔離封止部６を開封し、充填されている豆乳と凝固剤を製品容器１内で混合する構造を有することを特徴とする。
【０００７】
本開示の無菌充填豆腐の製造方法では、容器に充填されている豆乳と凝固剤を容器と共にレトルト殺菌処理する。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、レトルト機以外に殺菌設備を必要とせず、また原料充填無菌チャンバの必要もなく、旧来のごく一般的な充填豆腐の製造設備と広く普及しているレトルト殺菌装置で保存期間が長く常温流通を可能にする無菌豆腐の製造が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の一実施例の充填豆腐容器の概念図である。図２におけるＢ－Ｂ線断面図である。
図１におけるＡ－Ａ線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
＜充填容器本体（製品容器本体１）＞
図１及び図２に示した製品容器本体１は、特許請求の範囲、請求項１の無菌豆腐を製造する充填容器である。ある程度の耐熱性や熱伝導性、剛性、柔軟性、エアバリア性、遮光性等を備えた既存の合成樹脂材や紙、アルミ箔などから製造される。
（【００１１】以降は省略されています）

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