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公開番号2025164393
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024068347
出願日2024-04-19
発明の名称券処理システム、券処理装置、サーバおよび券処理方法
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G07B 1/00 20060101AFI20251023BHJP(チェック装置)
要約【課題】 コストをかけずにコード画像による券を用いた運用に移行できる券処理システム、券処理装置、サーバおよび券処理方法を提供する。
【解決手段】 実施形態によれば、券処理システムは、券処理装置とサーバとを有する。前記券処理装置は、第1通信部と操作部と読取部と制御部とを有する。前記サーバは、第2通信部と記憶部とプロセッサとを有する。第1通信部は、サーバと通信する。操作部は、券に対する処理要求を受け付ける。読取部は、処理対象となる券を示すコード画像を読み取る。制御部は、コード画像が示す券の原券情報をサーバから取得し、サーバから取得する原券情報に基づいて操作部に入力された処理要求に応じた券処理を実行する。第2通信部は、券処理装置を含む駅務機器と通信する。記憶部は、コード画像が示す券の原券情報を記憶する。プロセッサは、券処理装置からの要求に応じて券処理装置が読み取ったコード画像が示す券の原券情報を送信する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
券処理装置とサーバとを有する券処理システムであって、
前記券処理装置は、
前記サーバと通信する第1通信部と、
券に対する処理要求を受け付ける操作部と、
処理対象となる券を示すコード画像を読み取る読取部と、
前記コード画像が示す券の原券情報を前記サーバから取得し、前記サーバから取得する原券情報に基づいて前記操作部に入力された処理要求に応じた券処理を実行する制御部と、を有し、
前記サーバは、
券処理装置を含む駅務機器と通信する第2通信部と、
前記コード画像が示す券の原券情報を記憶する記憶部と、
前記券処理装置からの要求に応じて前記券処理装置が読み取ったコード画像が示す券の原券情報を送信するプロセッサと、を有する、
券処理システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記サーバの前記記憶部は、さらに、前記コード画像が示す券による改札口の通行の可否を判定するための判定データを記憶し、
前記サーバの前記プロセッサは、改札口に設置された改札機が読み取ったコード画像が示す券による当該改札口の通行の可否を前記判定データに基づいて判定し、判定結果を当該改札機へ送信する、
請求項1に記載の券処理システム。
【請求項3】
前記券処理装置の前記制御部は、前記操作部に前記コード画像が示す券に対する払戻が要求された場合、前記サーバから取得する原券情報を用いて払戻処理を実行して払戻の完了を前記サーバへ通知し、
前記サーバの前記プロセッサは、前記券処理装置からの前記コード画像が示す券に対する払戻の完了の通知に基づいて払戻が完了した券を無効化する、
請求項2に記載の券処理システム。
【請求項4】
サーバと通信する通信部と、
券に対する処理要求を受け付ける操作部と、
処理対象となる券を示すコード画像を読み取る読取部と、
前記コード画像が示す券の原券情報を前記サーバから取得し、前記サーバから取得する原券情報に基づいて前記操作部に入力された処理要求に応じた券処理を実行する制御部と、
を有する券処理装置。
【請求項5】
コード画像を表示したコード券を発券する発券部を有し、
前記制御部は、前記操作部により発券が指示された券の券IDをサーバから取得し、前記サーバから取得した券IDを示すコード画像を表示したコード券を前記発券部に発券させる、
請求項4に記載の券処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記操作部により前記コード券に対する払戻が要求された場合、前記サーバから取得する前記コード券の原券情報を用いて払戻処理を実行し、前記払戻処理の完了に応じて払戻の完了を前記サーバへ通知する、
請求項5に記載の券処理装置。
【請求項7】
券処理装置を含む駅務機器と通信する通信部と、
コード画像を表示するコード券として発券された券の原券情報を記憶する記憶部と、
券処理装置からの要求に応じて前記券処理装置が読み取ったコード画像が示す券の原券情報を送信するプロセッサと、
を有するサーバ。
【請求項8】
前記記憶部は、さらに、前記コード画像が示す券による改札口の通行の可否を判定するための判定データを記憶し、
前記プロセッサは、改札口に設置された改札機が読み取ったコード画像が示す券による当該改札口の通行の可否を前記判定データに基づいて判定し、判定結果を当該改札機へ送信する、
請求項7に記載のサーバ。
【請求項9】
前記プロセッサは、前記券処理装置からの前記コード画像が示す券に対する払戻の完了の通知に基づいて払戻が完了した券を無効化する、
請求項8に記載のサーバ。
【請求項10】
券処理装置とサーバとを有する券処理システムに用いられる券処理方法であって、
前記サーバが、コード画像が示す券の原券情報を記憶部に記憶し、
前記券処理装置が、券に対する処理要求を受け付け、
前記券処理装置が、処理対象となる券を示すコード画像を読み取り、
前記サーバが、前記券処理装置からの要求に応じて前記券処理装置が読み取ったコード画像が示す券の原券情報を送信し、
前記券処理装置が、前記コード画像が示す券の原券情報を前記サーバから取得し、前記サーバから取得する原券情報に基づいて受け付けた処理要求に応じた券処理を実行する、
券処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、券処理システム、券処理装置、サーバおよび券処理方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、鉄道などの交通機関では、普通乗車券、定期券、団体券などの各種の券の発券処理および払戻処理などを行う券処理装置および各駅等で改札処理を行う改札機などの駅務機器を有する券処理システムとしての駅務システムが運用されている。従来の駅務システムは、券媒体として磁気情報を記録する磁気券を処理することを前提として設計されている。このような磁気券を処理する駅務機器は磁気券を取り込んで磁気情報の読取および書込み等の処理を行うための機器費用やメンテナンス費用がかかるという問題がある。
【0003】
このため、近年では、2次元バーコードなどのコード画像を用いて改札機等の利用を可能とする駅務システムが提案されている。このような駅務システムにおいて、コード画像を表示する券(以下、コード券)は、コード画像が示す券IDに対応する情報がサーバに管理され、券自体には磁気券などと同様な券情報などを記録されることがない。このため、サーバが改札機でコード券のコード画像から読み取った券IDに対する入出場の可否を判定するものとなる。
【0004】
しかしながら、磁気券を処理する駅務システムをコード券の処理が可能なシステムに変更する場合、サーバが既存の磁気券対応の各駅務機器が実施している券処理を全て実施できるようにするのは、容易ではない。例えば、従来の磁気券対応の券処理装置に実装されている磁気券の定期券に対する払戻処理は、鉄道事業者ごとに払戻しに関するルールが決められているため、複雑な計算処理を含んでいる。このような従来の券処理装置が実施している磁気券に対する券処理を全てサーバに実装するには多大なコストがかかるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-357417号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の課題を解決するために、コストをかけずにコード画像による券を用いた運用に移行できる券処理システム、券処理装置、サーバおよび券処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によれば、券処理システムは、券処理装置とサーバとを有する。前記券処理装置は、第1通信部と操作部と読取部と制御部とを有する。前記サーバは、第2通信部と記憶部とプロセッサとを有する。第1通信部は、サーバと通信する。操作部は、券に対する処理要求を受け付ける。読取部は、処理対象となる券を示すコード画像を読み取る。制御部は、コード画像が示す券の原券情報をサーバから取得し、サーバから取得する原券情報に基づいて操作部に入力された処理要求に応じた券処理を実行する。第2通信部は、券処理装置を含む駅務機器と通信する。記憶部は、コード画像が示す券の原券情報を記憶する。プロセッサは、券処理装置からの要求に応じて券処理装置が読み取ったコード画像が示す券の原券情報を送信する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る券処理システムとしての駅務システムの構成例を示す図である。
図2は、実施形態に係る券処理装置としての券売機の構成例を示すブロック図である。
図3は、実施形態に係る券処理システムとしての駅務システムにおけるサーバの構成例を示すブロック図である。
図4は、実施形態に係る券処理装置としての券売機とサーバとを含む駅務システムによるコード券の発券処理を説明するためのシーケンスである。
図5は、実施形態に係る券処理装置としての券売機とサーバとを含む駅務システムによるコード券の払戻動作を説明するためのシーケンスである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る券処理装置としての券売機(券処理装置)1、サーバ4および改札機5を含む駅務システム(券処理システム)1の構成例を示す図である。
本実施形態に係る駅務システム1は、鉄道などの交通機関における種々の駅務処理を行う種々の駅務機器から構成されるシステムである。駅務システムは、普通乗車券、定期券、および、団体券などの券により鉄道などの交通機関の利用を可能とするものである。駅務システム1は、磁気情報又は電子情報が記録される記録媒体としての券だけでなく、2次元コードなどのコード画像が示す券によって交通機関の利用を可能とする。
【0010】
図1に示す構成例において、駅務システム1は、券売機2、改札機3、および、サーバ4などにより構成される。サーバ4には、券売機2および改札機が接続される。なお、駅務システム1は、券売機2および改札機3の他に、精算機および係員処理機などの駅務機器がサーバ4に通信接続されるものであっても良い。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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