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公開番号2025163369
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-29
出願番号2024066529
出願日2024-04-17
発明の名称制御装置、放射線撮像システム、制御装置の作動方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61B 6/00 20240101AFI20251022BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】自動露出制御の撮像における採光野の選択を最適化する制御装置を提供する。
【解決手段】放射線を検知する放射線検知部の情報を用いて、放射線の自動露出制御に用いる検知領域を設定する設定部と、過去に撮影された被検体の放射線画像を用いて、設定された検知領域のうち自動露出制御に用いない領域の候補を判定する判定部とを備え、設定部は、当該候補に基づいて、検知領域を再度設定する、制御装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
放射線を検知する放射線検知部の情報を用いて、放射線の自動露出制御に用いる検知領域を設定する設定部と、
過去に撮影された被検体の放射線画像を用いて、前記設定された検知領域のうち前記自動露出制御に用いない領域の候補を判定する判定部と、
を備え、
前記設定部は、前記候補に基づいて、前記検知領域を再度設定する、制御装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記設定部は、前記候補及び前記自動露出制御に係る演算の情報に基づいて、前記検知領域を再度設定する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記設定部は、
前記自動露出制御に係る演算の情報が論理積又は平均を示す場合には、前記候補を前記検知領域から除き、
前記自動露出制御に係る演算の情報が論理和を示す場合には、前記候補を前記検知領域から除かない、請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記過去に撮影された被検体の放射線画像における放射線の吸収率が異なる領域に対応する領域を前記候補として判定する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記判定部は、前記過去に撮影された被検体の放射線画像に対して部位認識又はヒストグラム解析を行うことで、前記放射線の吸収率が異なる領域を特定する、請求項4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記判定部は、前記過去に撮影された被検体の放射線画像と、撮像を行う撮像部位を示す情報とを用いて、前記候補を判定する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項7】
前記判定部は、前記過去に撮影された被検体の放射線画像における前記撮像部位とは異なる領域に対応する領域を前記候補として判定する、請求項6に記載の制御装置。
【請求項8】
前記設定部は、前記候補及び前記自動露出制御に係る演算の情報に基づいて、前記検知領域を再度設定する、請求項6に記載の制御装置。
【請求項9】
前記設定部は、
前記自動露出制御に係る演算の情報が論理積又は平均を示す場合には、前記候補を前記検知領域から除き、
前記自動露出制御に係る演算の情報が論理和を示す場合には、前記候補を前記検知領域から除かない、請求項8に記載の制御装置。
【請求項10】
前記放射線検知部の情報を用いて設定された検知部領域、及び前記過去に撮影された被検体の放射線画像を表示部に表示させる表示制御部を更に備える、請求項1に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置、放射線撮像システム、制御装置の作動方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、医療分野で用いられているX線などの放射線を検出する放射線検出器の多機能化が検討されている。その一つとして、放射線の照射をモニタする機能を放射線検出器に実装することが検討されている。この機能によれば、例えば、放射線発生部からの放射線の照射が開始されたタイミングの検知、放射線の照射が停止されるべきタイミングの検知、及び放射線の照射量又は積算照射量の検知を行うことができる。
【0003】
また、被検者を透過した放射線の積算照射量を検知し、検知した積算照射量が閾値となる線量に達した時点で放射線発生部による放射線の照射を停止することで、自動露出制御(Automatic Exposure Control:AEC)を行うことができる。放射線量を検出してAEC機能を実装するために、放射線検出器内部に、自動露出制御に使用する、放射線を計測する放射線検知領域(採光野)を配置することが知られている。自動露出制御に使用する採光野が放射線検出器に複数配置される場合、自動露出制御を使用した撮像を行う際には、患者の様態や撮像部位に応じて、自動露出制御に使用する採光野が選択される。
【0004】
一般に、撮像部位や撮像体位、使用する放射線検出器などの情報が含まれた撮像手技には、予めそれらを基にしたデフォルトの採光野の設定情報、及び採光野で検知された放射線の線量から照射停止を判定するための論理演算の情報が含まれている。
【0005】
特許文献1には、患者の身長、サイズ、及び他の統計的に獲得された寸法データを基に患者の輪郭を表示し、自動露出制御に使用すべき採光野を操作者に選択させる放射線撮像システムが記載されている。特許文献1に記載の放射線撮像システムでは、操作者に採光野を選択させることで、患者のサイズ及び全体の体つきに応じた適切な採光野を選択することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-139619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では操作者による採光野の選択の際に、本来選択すべきでない採光野が選択される場合がある。例えば、X線吸収率が異なる骨、臓器、又は脂肪などの身体の各部を跨ぐような採光野が選択されると、所望の線量で放射線の照射を停止するまでの時間が本来設定すべき時間とは異なる場合がある。
【0008】
そこで、本開示の一実施態様では、自動露出制御の撮像における採光野の選択を最適化する制御装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一実施態様に係る制御装置は、放射線を検知する放射線検知部の情報を用いて、放射線の自動露出制御に用いる検知領域を設定する設定部と、過去に撮影された被検体の放射線画像を用いて、前記設定された検知領域のうち前記自動露出制御に用いない領域の候補を判定する判定部とを備え、前記設定部は、前記候補に基づいて、前記検知領域を再度設定する。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一実施態様によれば、自動露出制御の撮像における採光野の選択を最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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