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公開番号2025162395
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-27
出願番号2024065667
出願日2024-04-15
発明の名称ジオポリマー組成物及びモルタル硬化体
出願人五洋建設株式会社
代理人弁理士法人朝日特許事務所
主分類C04B 28/26 20060101AFI20251020BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】より環境負荷を低減するジオポリマー組成物を提供する。
【解決手段】一実施形態に係るジオポリマー組成物は、少なくともフライアッシュ及び高炉スラグ微粉末を含む活性フィラーと、アルカリ溶液と、砂及びもみ殻くん炭を含む細骨材とを含み、前記もみ殻くん炭の含有量は、前記細骨材の全重量に対し0%越え10%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
少なくともフライアッシュ及び高炉スラグ微粉末を含む活性フィラーと、
アルカリ溶液と、
砂及びもみ殻くん炭を含む細骨材と
を含み、
前記もみ殻くん炭の含有量は、前記細骨材の全重量に対し０％越え１０％以下である
ジオポリマー組成物。
続きを表示（約 570 文字）【請求項２】
前記高炉スラグ微粉末の含有量は、前記活性フィラーの全体積に対し１０％以上である請求項１に記載のジオポリマー組成物。
【請求項３】
前記もみ殻くん炭の含有量は、前記細骨材の全重量に対し０％越え５％以下である請求項２に記載のジオポリマー組成物。
【請求項４】
前記高炉スラグ微粉末の含有量は、前記活性フィラーの全体積に対し２０％以上である請求項２に記載のジオポリマー組成物。
【請求項５】
前記もみ殻くん炭の含有量は、前記細骨材の全重量に対し０％越え７％以下である請求項４に記載のジオポリマー組成物。
【請求項６】
前記高炉スラグ微粉末の含有量は、前記活性フィラーの全体積に対し３０％以上である請求項４に記載のジオポリマー組成物。
【請求項７】
水ガラスを含む請求項１に記載のジオポリマー組成物。
【請求項８】
前記アルカリ溶液がＮａＯＨ溶液である請求項１に記載のジオポリマー組成物。
【請求項９】
請求項１～８のいずれか一項に記載のジオポリマー組成物を硬化して得られるモルタル硬化体。
【請求項１０】
圧縮強度が１８Ｎ／ｍｍ
２
以上である請求項９に記載のモルタル硬化体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ジオポリマー組成物及びモルタル硬化体に関する。
続きを表示（約 860 文字）【背景技術】
【０００２】
地球温暖化対策に伴い、製造時に多量の二酸化炭素を排出するセメントを用いない固化体としてジオポリマー組成物が知られている。例えば特許文献１は、アルミナシリカ微粉末（すなわち活性フィラー）としてもみ殻焼却灰を用いたジオポリマー型水硬性組成物を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－１８４２４１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら特許文献１は活性フィラーとしてもみ殻焼却灰を用いているが、これはあくまでも灰であるため主成分はシリカであると考えられ、配合量も少ないため二酸化炭素の固定量としては小さく、地球温暖化対策としての二酸化炭素の固定方法としては改善の余地があった。
【０００５】
これに対し本発明は、固化体内に固定する炭素貯留量が大きく、より環境負荷を低減するジオポリマー組成物を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様は、少なくともフライアッシュ及び高炉スラグ微粉末を含む活性フィラーと、アルカリ溶液と、砂及びもみ殻くん炭を含む細骨材とを含み、前記もみ殻くん炭の含有量は、前記細骨材の全重量に対し０％越え１０％以下であるジオポリマー組成物を提供する。
【０００７】
前記高炉スラグ微粉末の含有量は、前記活性フィラーの全体積に対し１０％以上であってもよい。
【０００８】
前記もみ殻くん炭の含有量は、前記細骨材の全重量に対し０％越え５％以下であってもよい。
【０００９】
前記高炉スラグ微粉末の含有量は、前記活性フィラーの全体積に対し２０％以上であってもよい。
【００１０】
前記もみ殻くん炭の含有量は、前記細骨材の全重量に対し０％越え７％以下であってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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