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公開番号
2025160462
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2025130262,2023119260
出願日
2025-08-04,2018-12-20
発明の名称
蒸気発生装置用の誘導加熱組立体
出願人
ジェイティー インターナショナル エスエイ
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
A24F
40/46 20200101AFI20251015BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】蒸気発生装置用の誘導加熱組立体が提供される。
【解決手段】蒸気発生装置1用の誘導加熱組立体10は、外側本体、外側本体の内側に配置された誘導コイル16、誘導コイルの内側に画成され、且つ使用中、気化可能な物質22と誘導加熱可能なサセプタ24とを含む物体を収容するように配置された加熱室を含み、外側本体と誘導コイルとの間の離隔によって、空気が誘導コイルの周り及び加熱室へと流れることができるように配置された空気孔14を画成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
蒸気発生装置用の誘導加熱組立体であって、前記加熱組立体は:
外側本体;
前記外側本体の内側に配置された誘導コイル;
前記誘導コイルの内側に画成され、且つ使用中、気化可能な物質と誘導加熱可能なサセプタとを含む物体を収容するように配置された加熱室を含み、
前記外側本体と前記誘導コイルとの間の離隔が、空気が前記誘導コイルの周り及び前記加熱室へ流れるのを可能にするように配置された空気孔を画成する、誘導加熱組立体。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記空気孔は、空気の流れを前記加熱室へ向ける前に、空気の流れを前記誘導コイルの周りに向けるように形づくられている、請求項1に記載の誘導加熱組立体。
【請求項3】
さらに、前記外側本体と誘導コイルとの間に配置されて、空気孔の2つ以上の層を画成する1つ以上のセパレータを含む、請求項1又は2に記載の誘導加熱組立体。
【請求項4】
空気孔の前記層は、1つの空気孔層から別の空気孔層へ通過する複数の空気孔層を通過する空気流路を提供するように配置されている、請求項3に記載の誘導加熱組立体。
【請求項5】
空気孔の前記層は、それぞれの空気孔層を分けることによって少なくとも2つの空気孔層を通過する空気流路を提供するように配置されている、請求項3に記載の誘導加熱組立体。
【請求項6】
さらに、前記外側本体、誘導コイル、及び任意選択的にセパレータを機械的結合で支持し且つ前記空気孔を複数のセグメントに分割するリブを含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の誘導加熱組立体。
【請求項7】
さらに、1つ以上の空気流路を画成するように配置された前記空気孔内の構造を含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の誘導加熱組立体。
【請求項8】
前記空気流路は;
誘導コイルの周りでスパイラル;
前記コイルの長手方向にジグザグ;及び
前記コイルの横断方向にジグザグ
のうちの1つ以上であるように配置されている、請求項1~7のいずれか1項に記載の誘導加熱組立体。
【請求項9】
前記空気流路は、前記誘導コイルの外表面の50%超を網羅する、請求項7又は8に記載の誘導加熱組立体。
【請求項10】
さらに電磁シールドを含み、前記シールドは:
前記コイルと最も内側の空気孔との間に;
同心の空気孔の間に;
前記最も外側の空気孔の周囲を実質的に取り囲んで;又は
前記空気孔の前記壁の一部である
ように配置されている、請求項1~9のいずれか1項に記載の誘導加熱組立体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸気発生装置用の誘導加熱組立体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
吸入用蒸気を生じさせるために、近年、物質を燃焼させるのではなく加熱する装置が、消費者の間で人気になってきている。
【0003】
そのような装置は、物質に熱をもたらすためのいくつもの異なる手法のうちの1つを使用し得る。1つのそのような手法は、単に、加熱素子を加熱するための電力がもたらされ、次に、加熱素子が、蒸気を発生させる物質を加熱する、加熱素子を提供することである。
【0004】
そのような蒸気発生を達成するための1つの方法は、誘導加熱手法を用いる蒸気発生装置を提供することである。そのような装置では、誘導コイル(以下、誘導体及び誘導加熱装置とも呼ぶ)がその装置を備え、及びサセプタが蒸気発生物質を備えている。ユーザがその装置を起動させると誘導体に電気エネルギーがもたらされ、それにより、次に、電磁(EM)場を生じる。サセプタは電磁場と結合して熱を発生させ、これがその物質へ伝達されて、その物質が加熱されるために蒸気が生じる。
【0005】
蒸気を発生するために誘導加熱を使用することは、加熱の制御、それゆえ蒸気発生の制御をもたらす可能性がある。しかしながら、実際には、そのような手法は、蒸気発生装置内で、知らないうちに、不適切な温度を生じてしまうこととなり得る。これは、電力を浪費させ、その動作を高価なものにし、且つ構成要素を損傷させたり又は蒸気発生装置を無駄遣いさせたりするリスクがあり、単純且つ信頼性の高い装置を期待するユーザに不便をかけ得る。
【0006】
これについて、以前から、装置の温度を監視することによって対処されてきている。しかしながら、いくつかの監視された温度は信頼性を欠くことが分かっており、及び温度監視の提供は、部品数を追加し、並びに全体的な電力使用量が温度監視に起因してより効率的である場合でも、追加的な電力を使用することになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述の問題の少なくともいくつかを軽減しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の態様によれば、蒸気発生装置用の誘導加熱組立体が提供され、加熱組立体は:外側本体;外側本体の内側に配置された誘導コイル;誘導コイルの内側に画成され、且つ使用中、気化可能な物質と誘導加熱可能なサセプタとを含む物体を収容するように配置された加熱室を含み、ここで、外側本体と誘導コイルとの間の離隔によって、空気が誘導コイルの周り及び加熱室へと流れることができるように配置された空気孔を画成する。
【0009】
サセプタは、限定されるものではないが、アルミニウム、鉄、ニッケル、ステンレス鋼及びそれらの合金、例えばニッケルクロムのうちの1つ以上を含み得る。電磁場をその近傍に印加することによって、サセプタは、渦電流及び磁気ヒステリシス損失による熱を発生させ、電磁エネルギーから熱エネルギーへのエネルギーの変換を生じ得る。
【0010】
本出願人らは、空気が誘導コイルの周囲を、加熱室の長手方向端部まで流れることができるようにすることによって、空気が加熱室に入る前に、熱を空気へ伝達できることを見出した。これにより誘導コイルを冷却し、これにより、誘導コイルがより効率的に機能できるようにし、且つその動作を安定させ、並びに、加熱室内へ通過する空気も気化可能な物質を加熱する(又は少なくともそれが有する冷却効果を低下させる)ために、気化可能な物質へ直接加えられる必要のある熱量を低下させる。これにより、気化可能な物質を加熱するために必要なエネルギーの量を減少させる。さらなる利益は、外側本体への熱の伝達が制限され、これにより、外側本体、それゆえ外表面が熱くなるのを防止することである。これらの利益は、物体が加熱室内に配置されているときには、誘導コイルと誘導加熱可能なサセプタとの間の距離を長くする必要なく、達成される。これは、誘導コイルからサセプタへのエネルギー伝達が減少されず、可能な限り効率的に、エネルギー伝達、それゆえ、熱の生成が可能になることを意味する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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