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公開番号
2025160418
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2025128407,2024014222
出願日
2025-07-31,2019-03-14
発明の名称
画像デコーディング方法、デコーダ及びコンピュータ記憶媒体
出願人
オッポ広東移動通信有限公司
,
GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
19/70 20140101AFI20251015BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】高速処理又は高度な並列処理を必要とするシナリオに対して並列コーディングを実現し、かつ、コーディングの複雑さを下げる画像デコーディング方法、デコーダ及びコンピューター記憶媒体を提供する。
【解決手段】画像デコーディング方法は、現在のビデオ画像に対応するビットストリームを取得することと、ビットストリームを解析して、現在のビデオ画像に対応する制御識別子を取得することと、制御識別子に対応するデコーディング方式が画像コンポーネント独立デコーディングである場合、プリセットクロスデコーディング機能を無効にすることと、を含む。プリセットクロスデコーディング機能は、画像コンポーネント間の依存性に基づいてデコーディング処理を行うために用いられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
画像デコーディング方法であって、
現在のビデオ画像に対応するビットストリームを取得することと、
前記ビットストリームを解析して、前記現在のビデオ画像に対応する制御識別子を取得することであって、前記ビットストリームを解析してから、前記ビットストリーム内のシーケンスパラメータセット(SPS)から前記制御識別子を取得することを含むことと、
前記制御識別子に対応するデコーディング方式が画像コンポーネントのクロスデコーディングである場合、プリセットクロスデコーディング機能を有効にすること、
を含み、
前記プリセットクロスデコーディング機能は、画像コンポーネント間の依存性に基いてデコーディング処理を行うために用いられ、前記画像コンポーネントは、2つの画像コンポーネントを含み、
前記制御識別子に対応するデコーディング方式が画像コンポーネントのクロスデコーディングである場合、前記プリセットクロスデコーディング機能を有効にしてから、前記方法は、
DM(direct mode)にしたがって前記現在のビデオ画像をデコードすることをさらに含む、
ことを特徴とする画像デコーディング方法。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記ビットストリームを解析して、前記現在のビデオ画像に対応する制御識別子を取得してから、前記方法は、
前記制御識別子に対応するデコーディング方式がDM禁止である場合、DMは無効になることをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ビットストリームを解析して、前記現在のビデオ画像に対応する制御識別子を取得することは、
前記ビットストリームを解析してから、前記ビットストリーム内の画像パラメータセット(PPS)から制御識別子を取得することを含む、
ことを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載の方法。
【請求項4】
前記ビットストリームを解析して、前記現在のビデオ画像に対応する制御識別子を取得することは、
前記ビットストリームを解析してから、前記ビットストリーム内の補足拡張情報(SEI)から制御識別子を取得することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
デコーダであって、取得部分、解析部分及び有効化部分を含み、
前記取得部分は、現在のビデオ画像に対応するビットストリームを取得するために用いられ、
前記解析部分は、前記ビットストリームを解析して、前記現在のビデオ画像に対応する制御識別子を取得するために用いられ、前記解析部分は、具体的には、前記ビットストリームを解析してから、前記ビットストリーム内のシーケンスパラメータセット(SPS)から前記制御識別子を取得するために用いられ、
前記有効化部分は、前記ビットストリームを解析して、前記現在のビデオ画像に対応する制御識別子を取得してから、前記制御識別子に対応するデコーディング方式が画像コンポーネントのクロスデコーディングである場合、プリセットクロスデコーディング機能を有効にするために用いられ、前記プリセットクロスデコーディング機能は、画像コンポーネント間の依存性に基いてデコーディング処理を行うために用いられ、前記画像コンポーネントは、2つの画像コンポーネントを含み、
前記デコーダは、デコーディング部分をさらに含み、
前記デコーディング部分は、前記制御識別子に対応するデコーディング方式が画像コンポーネントのクロスデコーディングである場合、前記プリセットクロスデコーディング機能を有効にしてから、DMにしたがって前記現在のビデオ画像をデコードするために用いられる、
ことを特徴とするデコーダ。
【請求項6】
前記デコーダは、無効化部分をさらに含み、
前記無効化部分は、前記ビットストリームを解析して前記現在のビデオ画像に対応する制御識別子を取得した後、前記制御識別子に対応するデコーディング方式がDM禁止である場合、DMが無効になるようにするために用いられる、
ことを特徴とする請求項5に記載のデコーダ。
【請求項7】
デコーダであって、プロセッサと、前記プロセッサによって実行され得るコマンドを格納するメモリと、通信インターフェースと、前記プロセッサ、前記メモリ及び前記通信インターフェースを接続するために用いられるバスと、を含み、前記コマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法を実現する、
ことを特徴とするデコーダ。
【請求項8】
プログラムを格納するために用いられるコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ可読記憶媒体はデコーダに適用され、前記プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法を実現する、
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビデオ画像のコーディング技術分野に関し、さらに具体的に、画像デコーディング方法、デコーダ及びコンピュータ記憶媒体に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
次世代ビデオコーディング標準H.266又は多用途ビデオコーディング(versatile video coding,VVC)では、クロスコンポーネント依存性の存在を許可する。従って、CCLM(cross-component linear model prediction)及びDM(direct mode)によって、輝度値から彩度値への予測、又は彩度値間の予測を実現することができる。
【0003】
CCLMなどのようなクロスコンポーネント依存性コーディングモード(すなわち、エンコード/デコード)はコーディング効率を向上させることができるが、高速処理又は高度な並列処理を必要とするシナリオに対して、クロスコンポーネント依存性コーディングモードは並列コーディングに効果的に使用できず、複雑さが高いという欠点がある。
【発明の概要】
【0004】
本出願の実施形態は、画像デコーディング方法、デコーダ及びコンピュータ記憶媒体を提供し、高速処理又は高度な並列処理を必要とするシナリオに対して並列コーディングを実現することができ、コーディングの複雑さを下げることができる。
【0005】
本出願の実施形態の技術的解決策は次のとおりである。
【0006】
本出願の実施形態に係わる画像デコーディング方法は、
現在のビデオ画像に対応するビットストリームを取得することと、
ビットストリームを解析して、現在のビデオ画像に対応する制御識別子を取得することと、
制御識別子に対応するデコーディング方式が画像コンポーネント独立デコーディングである場合、プリセットクロスデコーディング機能を無効にすることと、
を含み、
プリセットクロスデコーディング機能は、画像コンポーネント間の依存性に基づいてデコーディング処理を行うために用いられる。
【0007】
本出願の実施形態は、画像デコーディング方法、デコーダ及びコンピュータ記憶媒体を提供する。デコーダは、現在のビデオ画像に対応するビットストリームを取得し、ビットストリームを解析して現在のビデオ画像に対応する制御識別子を取得し、制御識別子に対応するデコーディング方式が画像コンポーネント独立デコーディングである場合、プリセットクロスデコーディング機能を無効にする。プリセットクロスデコーディング機能は、画像コンポーネント間の依存性に基づいてデコーディング処理を行うために用いられる。即ち、本出願の実施形態において、デコーダは、現在のビデオ画像に対応するビットストリームを解析して、画像コンポーネント間の依存性を許可するか否かを確定するために用いられる、ビットストリーム内の制御識別子を取得することができる。制御識別子に対応するデコーディング方式が画像コンポーネント独立デコーディングである(画像コンポーネント間の依存性を許可しない)場合、デコーダはプリセットクロスデコーディング機能を無効にする(デコーダは画像コンポーネント間の依存性に基づいて現在のビデオ画像をデコードしない)ことを必要として、従って高速処理又は高度な並列処理を必要とするシナリオに対して並列コーディングを実現することができ、コーディングの複雑さを下げることができる。同時に、これらのシナリオにおいて、コーディングユニット(coding unit,CU)層で、デコーディングは画像コンポーネント間の依存性に基づかないことを示すビットを省略して、このシナリオでのコーディング効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、ビデオエンコーディングシステムの構造を示す図である。
図2は、ビデオデコーディングシステムの構造を示す図である。
図3は、本出願の実施形態に係わる画像デコーディング方法の第一フローチャートである。
図4は、本出願の実施形態に係わる画像デコーディング方法の第二フローチャートである。
図5は、本出願の実施形態に係わる画像デコーディング方法の第三フローチャートである。
図6は、本出願の実施形態に係わる画像デコーディング方法の第四フローチャートである。
図7は、本出願の実施形態に係わる画像デコーディング方法の第五フローチャートである。
図8は、本出願の実施形態に係わるデコーダの第一構造図である。
図9は、本出願の実施形態に係わるデコーダの第二構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本出願の実施形態の図面を参照しながら本出願の実施形態の技術方案を明確且つ完全に説明する。本明細書に記載された具体的な実施形態は、関連する出願を説明するために用いられ、本出願を限定するものではないことは理解できる。なお、説明を容易にするために、関連する出願に関連する部分のみを図面に示している。
【0010】
ビデオをエンコードすることは、各画像をエンコードすることである。同様に、ビデオのエンコーディングと圧縮によって取得されたビデオビットストリームをデコードすることは、各画像のビットストリームをデコードすることである。ほとんど、全てのビデオ画像エンコーディングの国際規格では、1フレームの画像をエンコードする場合、1フレームの画像を複数のブロック、即ちM×Mピクセルのサブイメージに分割することを必要とする。各ブロックはコーディングユニット(coding unit,CU)と呼ばれ、CUを基本コーディングユニットとして、サブイメージを1ブロックずつエンコードする。Mの値は、通常4、8、16、32、64である。従って、1つのビデオ画像シーケンスをエンコードすることは、各画像の各コーディングユニット、即ち各コーディングユニットを順次にエンコードすることであり、1つのビデオ画像シーケンスのビットストリームをデコードすることは、各画像の各コーディングユニットを順次にデコードすることであり、最後にビデオ画像シーケンス全体を再構築する。
(【0011】以降は省略されています)
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