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公開番号
2025160362
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2025126162,2022146010
出願日
2025-07-29,2021-02-26
発明の名称
レバミピドまたはその塩および高分子を含有する水性懸濁液
出願人
参天製薬株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
A61K
31/4704 20060101AFI20251015BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ホウ酸イオンと反応してゲル化する可能性があるPVAを添加剤として使用しない、ムコスタ(登録商標)点眼液UD2%と同様の性質を有するレバミピド含有水性懸濁液を提供する。
【解決手段】レバミピドまたはその塩と銀塩又はクロロブタノールを含有する水性懸濁液であり、さらにポリビニルピロリドンを2%(w/v)以下含有することが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
レバミピドまたはその塩と銀塩又はクロロブタノールを含有する水性懸濁液。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
ポリビニルピロリドンを含有する、請求項1に記載の水性懸濁液。
【請求項3】
ポリビニルピロリドンの濃度が2%(w/v)以下である、請求項2に記載の水性懸濁液。
【請求項4】
レバミピドの平均粒子径が0.1~3μmである、請求項1~3のいずれか1項に記載の水性懸濁液。
【請求項5】
ポリビニルピロリドンのK値が17~60である、請求項2~4のいずれか1項に記載の水性懸濁液。
【請求項6】
ポリビニルピロリドンのK値が30である、請求項2~5のいずれか1項に記載の水性懸濁液。
【請求項7】
点眼投与されることを特徴とする、請求項1~6のいずれか1項に記載の水性懸濁液。
【請求項8】
レバミピドまたはその塩がレバミピド(フリー体)である、請求項1~7のいずれか1項に記載の水性懸濁液。
【請求項9】
レバミピドまたはその塩の濃度が2%(w/v)である、請求項1~8のいずれか1項に記載の水性懸濁液。
【請求項10】
動粘度が1.8~3.0mm
2
/sである、請求項1~9のいずれか1項に記載の水性懸濁液。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レバミピドまたはその塩およびカルメロースナトリウム、デキストランおよびポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1つの高分子を含有する水性懸濁液に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ドライアイは目が乾く、ゴロゴロするという不快感程度の症状から始まり、悪化すると日常生活に多大な支障をきたす疾患である。ドライアイ患者数は、高齢化社会の到来やパソコンなどのVDT(video display terminal)作業の増大に伴い年々増加している。
【0003】
レバミピドの一般名は「2-(4-クロルベンゾイルアミノ)-3-(2-キノロン-4-イル)プロピオン酸」であり、眼のゴブレット細胞を増加させることによってムチンの産生量を増加させ、ドライアイにみられるムチンの減少を防ぐことなどが知られている。さらに、Ophthalmology, 119(12), 2471-2478 (2012)(非特許文献1)には、レバミピドを含有する点眼液を点眼投与することにより、ドライアイ患者の他覚所見(角膜上皮障害など)、自覚症状が改善したことが記載されている。我が国においては、2%(w/v)の濃度のレバミピド(フリー体)を含有する点眼液がドライアイ治療薬として使用されている(製品名:ムコスタ
(登録商標)
点眼液UD2%)。
【0004】
ムコスタ
(登録商標)
点眼液UD2% 添付文書(非特許文献2)には、ムコスタ
(登録商標)
点眼液UD2%は添加物としてポリビニルアルコール部分けん化物を含有することが記載されている。また、特表2010-507566号公報(特許文献1)には、レバミピドと共にポリビニルアルコール(PVA)を水溶液に配合することによって、特別な分散・懸濁装置を使用しなくても、微細粒子の状態のレバミピドを均質に分散させることができ、しかもレバミピドの微細粒子の再凝集を引き起こすことがなく、懸濁状態を安定に保持できることが記載されている。
【0005】
一方、非特許文献2には、ムコスタ
(登録商標)
点眼液UD2%の重大な副作用として、涙道閉塞、涙嚢炎が現れることがあること、涙道閉塞、涙嚢炎が認められた症例では涙道内に白色物質が認められることがあることが記載されている。さらに、あたらしい眼科, 32(12), 1741-1747 (2015)(非特許文献3)には、PVAは、ホウ酸イオンと反応してゲル化する性質があることが示唆されている。なお、我が国においては上市されている点眼液には、添加物としてホウ酸を含有するものも少なくない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2010-507566号公報
【非特許文献】
【0007】
Ophthalmology, 119(12), 2471-2478 (2012)
ムコスタ(登録商標)点眼液UD2% 添付文書
あたらしい眼科, 32(12), 1741-1747 (2015)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の課題は、PVAを添加剤として使用することなしに、ムコスタ
(登録商標)
点眼液UD2%と同様の性質を有するレバミピド含有水性懸濁液を調製することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を行なった結果、PVAに代えて、カルメロースナトリウム、デキストランおよびポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1つの高分子を使用することで、ムコスタ
(登録商標)
点眼液UD2%と同様の性質を有するレバミピド含有水性懸濁液を調製することに成功した。
【0010】
すなわち、本発明は、以下に関する。
(1)レバミピドまたはその塩および高分子を含有する水性懸濁液であって、該高分子がカルメロースナトリウム、デキストランおよびポリビニルピロリドンからなる群より選択される少なくとも1つの化合物である、水性懸濁液(以下、「本水性懸濁液」ともいう)。
(【0011】以降は省略されています)
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