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公開番号2025160313
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2025123747,2021516856
出願日2025-07-24,2019-05-31
発明の名称PI3Kに関連する疾患または障害に対する併用療法
出願人コーネル・ユニバーシティー,CORNELL UNIVERSITY,ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニバーシティー イン ザ シティー オブ ニューヨーク
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 45/06 20060101AFI20251015BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】PI3Kシグナル伝達に関連する疾患または障害を処置するための方法を提供する。
【解決手段】細胞をグルコース代謝の調節物質の有効量と接触させる工程、および、該細胞をインスリン受容体/PI3K/AKT/mTOR経路における少なくとも1つのキナーゼの少なくとも1つの阻害物質の有効量と接触させる工程を含み、それによって細胞増殖を阻害する、細胞増殖を阻害する方法とする。
【選択図】図10A
特許請求の範囲【請求項1】
細胞をグルコース代謝の調節物質の有効量と接触させる工程、および、該細胞をインスリン受容体/PI3K/AKT/mTOR経路における少なくとも1つのキナーゼの少なくとも1つの阻害物質の有効量と接触させる工程を含み、それによって細胞増殖を阻害する、細胞増殖を阻害する方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
グルコース代謝の前記調節物質が、ナトリウム・グルコース共役輸送タンパク質1(sodium-glucose-linked transport protein 1: SGLT1)阻害物質、ナトリウム・グルコース共役輸送タンパク質2(sodium-glucose-linked transport protein 2: SGLT2)阻害物質、SGLT1/SGLT2二重阻害物質、またはそれらの組み合わせから選択されるグルコース取り込み阻害物質である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
グルコース代謝の前記調節物質が、ダパグリフロジン、エンパグリフロジン、カナグリフロジン、イプラグリフロジン、メトホルミン、トホグリフロジン、セルグリフロジンエタボナート、レモグリフロジンエタボナート、エルツグリフロジン、ソタグリフロジン、コナグリフロジン、またはそれらの組み合わせである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
グルコース代謝の前記調節物質が、ナトリウム・グルコース共役輸送タンパク質2(SGLT2)阻害物質である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
グルコース代謝の前記調節物質がメトホルミンである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
インスリン受容体/PI3K/AKT/mTOR経路における少なくとも1つのキナーゼの前記阻害物質が、PI3Kの阻害物質、タンパク質キナーゼB(AKT)の阻害物質、ラパマイシン標的タンパク質(mTOR)の阻害物質、またはそれらの組み合わせである、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
インスリン受容体/PI3K/AKT/mTOR経路における少なくとも1つのキナーゼの前記阻害物質が、イデラリシブ、コパンリシブ、ブパルリシブ(BKM120)、アルペリシブ(BYL719)、タセリシブ(GDC-0032)、ピクチリシブ(GDC-0941)、アピトリシブ(GDC-0980)、セラベリシブ(TAK-117)、ダクトリシブ、MK2206、リンシチニブ(OSI-906)、またはそれらの組み合わせである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
インスリン受容体/PI3K/AKT/mTOR経路における少なくとも1つのキナーゼの前記阻害物質が、ブパルリシブ(BKM120)、アルペリシブ(BYL719)、タセリシブ(GDC-0032)、ピクチリシブ(GDC-0941)、リンシチニブ(OSI-906)、またはそれらの組み合わせである、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
グルコース代謝の前記調節物質が、メトホルミンまたはナトリウム・グルコース共役輸送タンパク質2(SGLT2)阻害物質であり、かつインスリン受容体/PI3K/AKT/mTOR経路における少なくとも1つのキナーゼの前記阻害物質が、ブパルリシブ(BKM120)、アルペリシブ(BYL719)、タセリシブ(GDC-0032)、ピクチリシブ(GDC-0941)、リンシチニブ(OSI-906)、またはそれらの組み合わせである、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
グルコース代謝の調節物質と、インスリン受容体/PI3K/AKT/mTOR経路における少なくとも1つのキナーゼを阻害する経路阻害物質とを含む、薬学的組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、2018年6月1日に出願された米国特許仮出願第62/679,329号の出願日に対する優先権の恩典を主張し、その内容の全体を参照により具体的に本明細書に組み入れる。
続きを表示(約 2,300 文字)【0002】
本開示の分野
本開示は全体として、血液学的悪性腫瘍および固形腫瘍を含む、インスリン受容体/PI3K/AKT/mTOR経路シグナル伝達に関連する疾患または障害を処置する方法に関する。特に、本開示は、薬理学的にまたは食事によってグルコース代謝を調節することによるインスリン受容体/PI3K/AKT/mTOR経路阻害物質の効果の増大に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
いくつかの疾患および障害と、インスリン受容体ホスファチジルイノシトールキナーゼ(ホスホイノシチド3-キナーゼ(PI3K))、タンパク質キナーゼB(AKT)、および哺乳類ラパマイシン標的タンパク質(mTOR)シグナル伝達経路(インスリン受容体/PI3K/AKT/mTOR経路と呼ばれる)との間には関連性がみられる。がんにおいて、PIK3CA内の変異は、KRAS内の変異と同程度の頻度で観察される(Kandoth, C. et al. Mutational landscape and significance across 12 major cancer types. Nature 502, 333-339, doi:10.1038/nature12634 (2013)(非特許文献1); Millis, S. Z., Ikeda, S., Reddy, S., Gatalica, Z. & Kurzrock, R. Landscape of Phosphatidylinositol-3-Kinase Pathway Alterations Across 19784 Diverse Solid Tumors. JAMA Oncol 2, 1565-1573, doi:10.1001/jamaoncol.2016.0891 (2016) (非特許文献2))。
【0004】
このインスリン受容体/PI3K/AKT/mTOR経路を標的にする治療が望ましいものの、医学界は、PI3Kならびにインスリン受容体/PI3K/AKT/mTORシグナル伝達の上流および下流の調節因子を標的にする効果的な組成物ならびに方法を見出すのに苦戦している。したがって、PI3Kシグナル伝達に関連する疾患または障害を処置するための組成物および方法に対する要望は、長きにわたり満たされていない。本開示は、そのような組成物および方法、ならびにその他のものを提供する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Kandoth, C. et al. Mutational landscape and significance across 12 major cancer types. Nature 502, 333-339, doi:10.1038/nature12634 (2013)
Millis, S. Z., Ikeda, S., Reddy, S., Gatalica, Z. & Kurzrock, R. Landscape of Phosphatidylinositol-3-Kinase Pathway Alterations Across 19784 Diverse Solid Tumors. JAMA Oncol 2, 1565-1573, doi:10.1001/jamaoncol.2016.0891 (2016)
【発明の概要】
【0006】
本開示の概要
本開示は全体として、対象の代謝状態に影響を及ぼす食事ありまたはなしでのグルコース代謝の調節物質の投与を含み得る、PI3Kシグナル伝達に関連する疾患または障害を処置するための組成物および方法に関する。いくつかの例において、この方法は、インスリン受容体/PI3K/AKT/mTOR経路における少なくとも1つのキナーゼの阻害物質を投与する工程、および、グルコース代謝の調節物質を投与する工程を含み得る。いくつかの例において、この方法は、処置の間ケトン食を摂取している対象に該経路阻害物質および/またはグルコース代謝の調節物質を投与する工程を含む。本開示はさらに、経路阻害物質、グルコース代謝の調節物質、またはそれらの組み合わせを含み得る薬学的組成物に関する。
【0007】
本開示は、PI3Kシグナル伝達に関連する疾患または障害を処置する方法を提供し、該方法は、それを必要とする対象にグルコース代謝の調節物質の有効量を投与する工程、および、対象にインスリン受容体/PI3K/AKT/mTOR経路の経路阻害物質の有効量を投与する工程を含む。
【0008】
本開示はまた、PI3Kシグナル伝達に関連する疾患または障害を処置する方法を提供し、該方法は、有効量の経路阻害物質を投与する工程を含み、任意で経路阻害物質はインスリン受容体/PI3K/AKT/mTOR経路における少なくとも1つのキナーゼを阻害することができる。
【0009】
これらの処置のいずれかの間、対象がケトン食を摂取し得るか、または対象にケトン食が与えられ得る。
【0010】
本開示はまた、グルコース代謝の調節物質と、経路阻害物質とを含む、薬学的組成物を提供し、任意で経路阻害物質はインスリン受容体/PI3K/AKT/mTOR経路における少なくとも1つのキナーゼを阻害することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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