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公開番号2025159450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-21
出願番号2024062004
出願日2024-04-08
発明の名称木質繊維板、樹脂成形物、ペレットの製造方法、樹脂成形物の製造方法
出願人住友林業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B27N 3/04 20060101AFI20251014BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】細分化物を作製する際の粉塵の発生率が低く、細分化物を作製する際の歩留りが高い木質繊維板用組成物、木質繊維板、樹脂成形物、ペレットの製造方法、および樹脂成形物の製造方法を提供する。
【解決手段】リグノセルロース繊維と、イソシアネート化合物と、を含み、前記リグノセルロース繊維と前記イソシアネート化合物の総質量に対する、前記イソシアネート化合物の含有量が0.5質量%以上6質量%以下である、木質繊維板用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
リグノセルロース繊維と、イソシアネート化合物と、を含み、
前記リグノセルロース繊維と前記イソシアネート化合物の総質量に対する、前記イソシアネート化合物の含有量が0.5質量%以上6質量%以下である、木質繊維板用組成物。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記イソシアネート化合物が芳香族イソシアネート化合物である、請求項1に記載の木質繊維板用組成物。
【請求項3】
リグノセルロース繊維と、イソシアネート化合物および水の反応生成物と、を含み、
前記リグノセルロース繊維と前記反応生成物の総質量に対する、前記反応生成物のイソシアネート化合物換算の含有量が0.5質量%以上6質量%以下である、木質繊維板。
【請求項4】
前記イソシアネート化合物が芳香族イソシアネート化合物である、請求項3に記載の木質繊維板。
【請求項5】
全体密度が500kg/m

以上、最大密度が800kg/m

以下である、請求項3に記載の木質繊維板。
【請求項6】
厚みが6mm以下である、請求項3に記載の木質繊維板。
【請求項7】
請求項3に記載の木質繊維板の細分化物と熱可塑性樹脂の混練物を含み、
JASO M902 自動車部品-内装材-揮発性有機化合物(VOC)放散測定方法(サンプリングバッグ法)に準じて、65℃で捕集したホルムアルデヒドの放散量が100μg/m

以下である、樹脂成形物。
【請求項8】
請求項3に記載の木質繊維板の細分化物と熱可塑性樹脂の混練物を含み、
JASO M902 自動車部品-内装材-揮発性有機化合物(VOC)放散測定方法(サンプリングバッグ法)に準じて、65℃で捕集したアセトアルデヒドの放散量が48μg/m

以下である、樹脂成形物。
【請求項9】
請求項3~6のいずれか1項に記載の木質繊維板を加工して、一辺の長さが1mm以上6mm以下の細分化物を得る工程と、
水分率が5質量%以下となるように前記細分化物を乾燥する工程と、
乾燥済みの前記細分化物と熱可塑性樹脂を混練して混練物とする工程と、
前記混練物を任意の大きさに細分化する工程と、を有するペレットの製造方法。
【請求項10】
請求項9に記載のペレットの製造方法によりペレットを得る工程と、
前記ペレットを熱成形加工して、樹脂成形物を得る工程と、を有する、樹脂成形物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、木質繊維板用組成物、木質繊維板、樹脂成形物、ペレットの製造方法、および樹脂成形物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
木材の代替する板状材料として、木材チップを蒸煮・解繊して得られた木質繊維と、接着剤となる合成樹脂とから構成される木質繊維板が開発されている。
【0003】
特許文献1には、木質繊維板の材料となる木質繊維を使用したペレットまたは顆粒の製造方法が記載されている。ペレットまたは顆粒の製造方法としては、例えば、プラスチック製造における供給原料として使用される、リグノセルロース材料の繊維または天然繊維を含む、木質ペレット(細分化物)または顆粒を製造するための方法であって、リグノセルロース材料または天然繊維を機械的または熱機械的または化学熱機械的または化学機械的に細分化することによって製造された、バラ繊維または分離した繊維または繊維束を乾燥空気ストリームまたは湿潤空気ストリームで輸送し、繊維を輸送しながら、1つ以上のポリマー、モノマーまたはオリゴマーを含む液体調合物を前記繊維に塗布し;前記繊維を固体製品に成形し;前記固体製品を細分化して前記木質ペレットまたは顆粒を製造することを含み;前記木質ペレットまたは顆粒は、乾燥重量で繊維100部当たり0.3から25部の1つ以上のポリマー、モノマーまたはオリゴマーを含む;方法が挙げられる。
【0004】
特許文献2には、液状の熱可塑性樹脂をリグノセルロース繊維に添加し、熱プレス法を用いてリグノセルロース繊維板を成形した後、細分化する方法が記載されている。
【0005】
特許文献3には、熱可塑性バインダーを天然繊維に加え、熱プレスを用いてリグノセルロース繊維を熱成型して成型板を作製し、その成型板を細分化し、熱可塑性樹脂と混錬してなる、繊維プラスチック複合製品の製造方法が記載されている。
【0006】
特許文献4には、天然繊維に対して、熱硬化性樹脂および熱可塑性樹脂結着剤の双方を塗布し、固体製品を成形して、その固体製品を細分化した後に、熱可塑性樹脂と混錬してなる、繊維プラスチック複合製品の製造方法が記載されている。
【0007】
特許文献5には、木綿または麻繊維と熱可塑性合成樹脂繊維を混ぜ合わせ、熱プレスで溶融させて成型したシートを裁断してペレット化する技術が記載されている。
【0008】
非特許文献1には、リグノセルロース材の水酸基を、イソシアネート化合物を用いてエステル化変性させることで、セルロース類の極性を低下させ、ポリオレフィンのような低極性樹脂との親和性を向上させる方法が記載されている。
【0009】
非特許文献2~4には、ブロックイソシアネート樹脂を用いて、熱可塑性樹脂との溶融混錬時にブロック基を解離させ、反応性相溶加剤として機能させる方法が記載されている。
【0010】
非特許文献5には、乳化タイプのイソシアネート化合物を水で希釈させ、パルプに含浸・硬化させることで、耐水性を高めた非拘束(フリーの)繊維を樹脂と混錬する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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