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公開番号2025158031
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-16
出願番号2024060459
出願日2024-04-03
発明の名称ハイブリッド車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60W 20/19 20160101AFI20251008BHJP(車両一般)
要約【課題】加速感向上と振動低減とを両立させることができるハイブリッド車両の制御装置を提供すること。
【解決手段】エンジンとモータとが自動変速機の入力側に連結されたハイブリッド車両の制御装置であって、運転者による加速要求に応じて自動変速機をダウンシフトする際にダウンシフトの回転同期をモータでアシストする場合において、自動変速機に含まれるクラッチ機構の解放変化率を算出し、イナーシャ相でのトルク容量まで低下するのに必要な時間を算出し、時間の範囲でアシストトルクを上限まで変化させるように上昇レートを制限する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
エンジンとモータとが自動変速機の入力側に連結されたハイブリッド車両の制御装置であって、
運転者による加速要求に応じて前記自動変速機をダウンシフトする際にダウンシフトの回転同期を前記モータでアシストする場合において、
前記自動変速機に含まれるクラッチ機構の解放変化率を算出し、
イナーシャ相でのトルク容量まで低下するのに必要な時間を算出し、
前記時間の範囲でアシストトルクを上限まで変化させるように上昇レートを制限する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、ハイブリッド車両の制御装置において、運転者の加速要求に応じてモータによるトルクアシストを実行することが開示されている。特許文献１に記載の構成では、ハイブリッド車両の駆動力を増大させる要求（加速要求）に伴い自動変速機の変速比を増大させるダウンシフト要求がある場合、許容される変速時間が所定時間未満であると判定された際は自動変速機の入力側に連結されたモータの出力トルクを増大させる。これにより、変速応答性を向上させ、ハイブリッド車両の最大加速度に到達するまでの時間を短縮することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－００１５８５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に記載の構成では、変速応答性を向上させるために増大された自動変速機の入力側のトルクが自動変速機の下流に伝達してしまい、ねじり振動が発生する虞がある。
【０００５】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、加速感向上と振動低減とを両立させることができるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、エンジンとモータとが自動変速機の入力側に連結されたハイブリッド車両の制御装置であって、運転者による加速要求に応じて前記自動変速機をダウンシフトする際にダウンシフトの回転同期を前記モータでアシストする場合において、前記自動変速機に含まれるクラッチ機構の解放変化率を算出し、イナーシャ相でのトルク容量まで低下するのに必要な時間を算出し、前記時間の範囲でアシストトルクを上限まで変化させるように上昇レートを制限することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明では、加速感向上と振動低減とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態におけるハイブリッド車両を模式的に示す図である。
図２は、ダウンシフト制御を示すフローチャート図である。
図３は、ダウンシフト制御を実行した場合の状態変化を説明するためのタイムチャート図である。
【０００９】
以下、本発明の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置について具体的に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【００１０】
図１は、実施形態におけるハイブリッド車両を模式的に示す図である。ハイブリッド車両１は、エンジン（Ｅｎｇ）２と、第１モータ（ＭＧ１）３と、第２モータ（ＭＧ２）４と、車輪５と、トルクコンバータ６と、自動変速機（ＡＴ）７と、制御装置（ＥＣＵ）１０とを備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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