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公開番号
2025157902
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-16
出願番号
2024060251
出願日
2024-04-03
発明の名称
モータ制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H02P
29/024 20160101AFI20251008BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】 監視回路の検出電圧に異常が発生したとしても、処理回路の基準電圧を正常に維持するための技術を提供する。
【解決手段】 モータ制御装置は、第1の処理回路と、第2の処理回路と、前記第1の処理回路に供給される電力の電圧を監視する第1の監視回路と、前記第2の処理回路に供給される電力の電圧を監視する第2の監視回路と、を備え、前記第1の処理回路は、前記第1の監視回路による検出電圧が正常である場合に、前記第1の監視回路による検出電圧を基準電圧として利用し、前記第1の監視回路による前記検出電圧が前記正常でないとともに、前記第2の監視回路による検出電圧が正常である場合に、前記第2の監視回路による前記検出電圧を前記基準電圧として利用する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
モータ制御装置であって、
第1の処理回路と、
第2の処理回路と、
前記第1の処理回路に供給される電力の電圧を監視する第1の監視回路と、
前記第2の処理回路に供給される電力の電圧を監視する第2の監視回路と、
を備え、
前記第1の処理回路は、
前記第1の監視回路による検出電圧が正常である場合に、前記第1の監視回路による検出電圧を基準電圧として利用し、
前記第1の監視回路による前記検出電圧が前記正常でないとともに、前記第2の監視回路による検出電圧が正常である場合に、前記第2の監視回路による前記検出電圧を前記基準電圧として利用する、
モータ制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、少なくとも2個の処理回路を備えるモータ制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、2個の処理回路を備えるモータ制御装置が開示されている。モータ制御装置は、一方の処理回路の動作が停止する場合に、他方の処理回路の動作を停止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-004682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、処理回路に供給される電力の電圧は、監視回路によって監視され、監視回路の検出電圧は、処理回路の基準電圧として利用される。しかし、処理回路に供給される電力の電圧の低下等に起因して、監視回路の検出電圧に異常が発生すると、基準電圧が正常な値から変化する可能性がある。本明細書では、監視回路の検出電圧に異常が発生したとしても、処理回路の基準電圧を正常に維持するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書で開示するモータ制御装置は、第1の処理回路と、第2の処理回路と、前記第1の処理回路に供給される電力の電圧を監視する第1の監視回路と、前記第2の処理回路に供給される電力の電圧を監視する第2の監視回路と、を備え、前記第1の処理回路は、前記第1の監視回路による検出電圧が正常である場合に、前記第1の監視回路による検出電圧を基準電圧として利用し、前記第1の監視回路による前記検出電圧が前記正常でないとともに、前記第2の監視回路による検出電圧が正常である場合に、前記第2の監視回路による前記検出電圧を前記基準電圧として利用する。
【0006】
上記の構成によれば、第1の監視回路の検出電圧が異常である場合であっても、第1の処理回路の基準電圧として、正常な別の第2の監視回路の検出電圧を利用することができる。第1の監視回路の検出電圧が異常であったとしても、第1の処理回路の基準電圧を正常に維持することができる。
【0007】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
車両のブロック図である。
異常判断処理を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(車両2の構成;図1)
車両2は、補機バッテリ4と、リレースイッチ8と、上位制御装置10と、モータ制御装置20と、メインバッテリ30と、走行用モータ32と、発電用モータ34と、備える。補機バッテリ4から延びる電力線6には、上位制御装置10とモータ制御装置20を含む複数個の補機が接続されている。各補機は、補機バッテリ4の電力で駆動する。リレースイッチ8は、電力線6のうち、モータ制御装置20へ分岐する電力線に設置されている。
【0010】
上位制御装置10は、監視回路12と、処理回路14と、を備える。処理回路14は、CPUを含み、リレースイッチ8のON/OFFを制御するとともに、各種の指令値をモータ制御装置20に供給する。処理回路14は、車両2のイグニションスイッチ(図示省略)のONをトリガとして、リレースイッチ8をONする。監視回路12は、処理回路14に供給される補機バッテリ4の電力の電圧を監視する。処理回路14は、監視回路12の検出電圧を基準電圧として利用する。基準電圧は、例えば、各種センサ(例えば温度センサ)の基準となる電圧であり、処理回路14は、各種センサの計測値に基づき各処理を実行する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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