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公開番号2025155000
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024058310
出願日2024-03-29
発明の名称耐火被覆体
出願人株式会社スローテック
代理人個人
主分類E04B 1/94 20060101AFI20251002BHJP(建築物)
要約【課題】耐火性の高い耐火被覆体を提供する。
【解決手段】両側の外壁パネル120、120を仕切る方立110の室内側を被覆するように取り付けられ耐火性を有する耐火被覆体1であって、方立110の室内側に配置され、水酸化アルミニウを主成分とし加熱されることで水を生成する水酸化アルミニウムペーパー10と、水酸化アルミニウムペーパー10の室内側に配置されると共に、両側に配置される外壁パネル120、120を跨ぐように配置され断熱性を有する断熱シート20と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
鉛直方向又は水平方向に延びる構造部材を被覆するように取り付けられ耐火性を有する耐火被覆体であって、
前記構造部材の室内側に配置され、金属水酸化物を主成分とし加熱されることで水を生成する金属水酸化物シートと、
前記金属水酸化物シートの室内側に配置され断熱性を有する断熱シートと、
を備える
ことを特徴とする耐火被覆体。
続きを表示（約 260 文字）【請求項２】
前記断熱シートを被覆し前記金属水酸化物シートで生成した水を当該金属水酸化物シートで保持する水保持フィルムを備える
ことを特徴とする請求項１に記載の耐火被覆体。
【請求項３】
前記水保持フィルムは、袋状であって、前記金属水酸化物シート及び前記断熱シートを包んでいる
ことを特徴とする請求項２に記載の耐火被覆体。
【請求項４】
前記断熱シートはクッション性を有する
ことを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の耐火被覆体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、耐火被覆体に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、カーテンウォールのスパンドレル部において、方立における耐火性を高めるために、方立の室内側をマット状のロックウールで被覆する耐火構造が知られている（特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－５２９７１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１の耐火構造では、屋外の火災による熱が、方立、ロックウールを通って、室内に伝達する虞がある。
【０００５】
そこで、本発明は、耐火性の高い耐火被覆体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
前記課題を解決するための手段として、本発明は、鉛直方向又は水平方向に延びる構造部材を被覆するように取り付けられ耐火性を有する耐火被覆体であって、前記構造部材の室内側に配置され、金属水酸化物を主成分とし加熱されることで水を生成する金属水酸化物シートと、前記金属水酸化物シートの室内側に配置され断熱性を有する断熱シートと、を備えることを特徴とする耐火被覆体である。
【０００７】
このような構成によれば、金属水酸化物シートが構造部材の室内側に配置されているので、例えば、屋外（外部）の火災で構造部材が加熱された場合、構造部材の熱で金属水酸化物シートが加熱され、水が生成する。このように水が生成している間、構造部材、金属水酸化物シート及び断熱シートは昇温し難くなり、熱が断熱シートを通って室内側に伝達し難くなり、耐火性が高くなる。
【０００８】
また、前記断熱シートを被覆し前記金属水酸化物シートで生成した水を当該金属水酸化物シートで保持する水保持フィルムを備える構成としてもよい。
【０００９】
このような構成によれば、断熱シートを被覆する金属水酸化物シートが、金属水酸化物シートで生成した水をこの金属水酸化物シートで保持する。これにより、金属水酸化物シート及び断熱シートは昇温し難くなり、熱が断熱シートを通って室内側に伝達し難くなり、耐火性が高くなる。
【００１０】
また、前記水保持フィルムは、袋状であって、前記金属水酸化物シート及び前記断熱シートを包んでいる構成としてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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