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公開番号2025154214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057089
出願日2024-03-29
発明の名称組成出力装置、組成出力方法及び組成出力プログラム
出願人日東紡績株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G16C 60/00 20190101AFI20251002BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】より対象の広い組成からの組成に関する情報を出力すること。
【解決手段】組成出力装置1は、複数の組成それぞれについて組成の複数の特性に基づいて評価値を算出し、算出された評価値が所定の基準を満たす1以上の組成を抽出する算出抽出処理を反復して実行する反復部11であって、反復する際に、前の算出抽出処理にて抽出された1以上の組成の少なくとも1つに基づく複数の組成を生成し、生成された複数の組成について次の算出抽出処理を実行する反復部11と、反復部11によって抽出された1以上の組成のうち少なくとも1つに関する情報を出力する出力部12と、を備える。組成は、ガラス繊維組成であってもよい。複数の特性は、紡糸特性と、紡糸特性以外の2以上の特性とを含んでもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の組成それぞれについて前記組成の複数の特性に基づいて評価値を算出し、算出された前記評価値が所定の基準を満たす1以上の前記組成を抽出する算出抽出処理を反復して実行する反復部であって、反復する際に、前の前記算出抽出処理にて抽出された1以上の前記組成の少なくとも1つに基づく複数の組成を生成し、生成された前記複数の組成について次の前記算出抽出処理を実行する反復部と、
前記反復部によって抽出された1以上の前記組成のうち少なくとも1つに関する情報を出力する出力部と、
を備える組成出力装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記組成は、ガラス繊維組成である、
請求項1に記載の組成出力装置。
【請求項3】
前記複数の特性は、紡糸特性と、紡糸特性以外の2以上の特性とを含む、
請求項2に記載の組成出力装置。
【請求項4】
生成された前記複数の組成それぞれは、前の前記算出抽出処理にて抽出された1以上の前記組成の何れかについて少なくとも1つの成分の割合を変化させたものである、
請求項1に記載の組成出力装置。
【請求項5】
前記反復部は、前記算出抽出処理にて算出された最高の前記評価値が、当該算出抽出処理の前の前記算出抽出処理にて算出された最高の前記評価値から変動しない場合に、反復を停止する、
請求項1に記載の組成出力装置。
【請求項6】
前記複数の特性に基づいて前記評価値を算出する際にモデルを用い、
前記モデルは、前記出力部によって出力された前記情報が示す前記組成に対する実験結果が反映される、
請求項1に記載の組成出力装置。
【請求項7】
前記反復部は、前記算出抽出処理の反復を複数回実行し、同じ反復内では前記複数の特性に基づいて前記評価値を算出する際に同じ重みを用い、異なる反復では異なる前記重みを用いる、
請求項1に記載の組成出力装置。
【請求項8】
前記出力部は、前記反復部によって算出された前記評価値がユーザにより設定された基準を満たす1以上の前記組成に関する情報を出力する、
請求項1に記載の組成出力装置。
【請求項9】
コンピュータにより実行される組成出力方法であって、
複数の組成それぞれについて前記組成の複数の特性に基づいて評価値を算出し、算出された前記評価値が所定の基準を満たす1以上の前記組成を抽出する算出抽出処理を反復して実行する反復ステップであって、反復する際に、前の前記算出抽出処理にて抽出された1以上の前記組成の少なくとも1つに基づく複数の組成を生成し、生成された前記複数の組成について次の前記算出抽出処理を実行する反復ステップと、
前記反復ステップにおいて抽出された1以上の前記組成のうち少なくとも1つに関する情報を出力する出力ステップと、
を含む組成出力方法。
【請求項10】
コンピュータを、
複数の組成それぞれについて前記組成の複数の特性に基づいて評価値を算出し、算出された前記評価値が所定の基準を満たす1以上の前記組成を抽出する算出抽出処理を反復して実行する反復部であって、反復する際に、前の前記算出抽出処理にて抽出された1以上の前記組成の少なくとも1つに基づく複数の組成を生成し、生成された前記複数の組成について次の前記算出抽出処理を実行する反復部、
前記反復部によって抽出された1以上の前記組成のうち少なくとも1つに関する情報を出力する出力部、
として機能させるための組成出力プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の一側面は、複数の組成から抽出された組成に関する情報を出力する組成出力装置、組成出力方法及び組成出力プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1では、ガラスの組成と、複数の物性毎の仕様が入力されると、ガラスの組成と、複数の物性との関係を学習した学習結果に基づいて、複数の物性が仕様を満たす程度を示す値を不確かさを含めて予測値として予測する物性予測システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-065466公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記物性予測システムは、予測対象ガラスの組成から仕様を満たす組成を判定する。すなわち、予め定められた予測対象ガラスの組成を対象にしており、対象が限られている。そこで、より対象の広い組成からの組成に関する情報を出力することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面に係る組成出力装置は、複数の組成それぞれについて上記組成の複数の特性に基づいて評価値を算出し、算出された上記評価値が所定の基準を満たす1以上の上記組成を抽出する算出抽出処理を反復して実行する反復部であって、反復する際に、前の上記算出抽出処理にて抽出された1以上の上記組成の少なくとも1つに基づく複数の組成を生成し、生成された上記複数の組成について次の上記算出抽出処理を実行する反復部と、上記反復部によって抽出された1以上の上記組成のうち少なくとも1つに関する情報を出力する出力部と、を備える。このような側面においては、前の算出抽出処理にて抽出された1以上の組成の少なくとも1つに基づいて生成された複数の組成について次の上記算出抽出処理を実行する、算出抽出処理の反復が実行される。これにより、より対象の広い組成からの組成に関する情報を出力することができる。
【0006】
本開示の一側面に係る組成出力装置において、上記組成は、ガラス繊維組成であってもよい。このような側面においては、複数のガラス繊維組成からのガラス繊維組成に関する情報を出力することができる。
【0007】
本開示の一側面に係る組成出力装置において、上記複数の特性は、紡糸特性と、紡糸特性以外の2以上の特性とを含んでもよい。このような側面においては、紡糸特性と紡糸特性以外の2以上の特性とに基づいて評価値を算出することができるため、例えばより正確な評価値を算出することができる。
【0008】
本開示の一側面に係る組成出力装置において、生成された上記複数の組成それぞれは、前の上記算出抽出処理にて抽出された1以上の上記組成の何れかについて少なくとも1つの成分の割合を変化させたものであってもよい。このような側面においては、例えばより評価値の高い組成を探索することができる。
【0009】
本開示の一側面に係る組成出力装置において、上記反復部は、上記算出抽出処理にて算出された最高の上記評価値が、当該算出抽出処理の前の上記算出抽出処理にて算出された最高の上記評価値から変動しない場合に、反復を停止してもよい。このような側面においては、例えば、評価値が高止まりした段階で反復を停止することができるため、処理量及び処理時間を抑えることができる。
【0010】
本開示の一側面に係る組成出力装置において、上記複数の特性に基づいて上記評価値を算出する際にモデルを用い、上記モデルは、上記出力部によって出力された上記情報が示す上記組成に対する実験結果が反映されてもよい。このような側面においては、例えば、出力された情報が示す組成に対する実際の実験結果が反映されたモデルを用いて評価値が算出されるため、実態に即したより正確な評価値を算出することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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