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公開番号2025153645
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024056224
出願日2024-03-29
発明の名称合成繊維用処理剤、及び合成繊維
出願人竹本油脂株式会社
代理人個人,個人
主分類D06M 13/224 20060101AFI20251002BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】耐熱性を向上できる合成繊維用処理剤、及び合成繊維を提供する。
【解決手段】本発明の合成繊維用処理剤は、下記の平滑剤(A)、及び有機亜リン酸エステル(B)を含有することを特徴とする。平滑剤(A)は、グリセリンのトリ脂肪酸エステル(A1)及びトリメチロールプロパンのトリ脂肪酸エステル(A2)から選ばれる少なくとも一つを含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記の平滑剤(A)、及び有機亜リン酸エステル(B)を含有することを特徴とする合成繊維用処理剤。
平滑剤(A):グリセリンのトリ脂肪酸エステル(A1)及びトリメチロールプロパンのトリ脂肪酸エステル(A2)から選ばれる少なくとも一つを含有する平滑剤。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記平滑剤(A)が、前記グリセリンのトリ脂肪酸エステル(A1)及び前記トリメチロールプロパンのトリ脂肪酸エステル(A2)を含有する請求項1に記載の合成繊維用処理剤。
【請求項3】
前記平滑剤(A)として、更にチオジプロピオン酸エステル(A3)を含有する請求項1に記載の合成繊維用処理剤。
【請求項4】
前記有機亜リン酸エステル(B)が、分子構造に芳香環を有するものである請求項1に記載の合成繊維用処理剤。
【請求項5】
前記有機亜リン酸エステル(B)が3つの置換基を有し、且つ、少なくとも2種類の置換基を有する請求項1に記載の合成繊維用処理剤。
【請求項6】
前記合成繊維用処理剤の不揮発分中に、前記グリセリンのトリ脂肪酸エステル(A1)及び前記トリメチロールプロパンのトリ脂肪酸エステル(A2)を合計で20質量%以上70質量%以下、及び前記有機亜リン酸エステル(B)を0.1質量%以上5質量%以下の割合で含有する請求項1に記載の合成繊維用処理剤。
【請求項7】
更に、有機スルホン酸化合物(C)を含有する請求項1に記載の合成繊維用処理剤。
【請求項8】
更に、有機リン酸エステル化合物(D)を含有する請求項1に記載の合成繊維用処理剤。
【請求項9】
前記有機リン酸エステル化合物(D)がトリエステル構造である請求項8に記載の合成繊維用処理剤。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の合成繊維用処理剤が付着していることを特徴とする合成繊維。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、耐熱性を向上できる合成繊維用処理剤、及び該合成繊維用処理剤が付着している合成繊維に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば合成繊維の紡糸延伸工程、仕上げ工程等において、例えば繊維の摩擦低減、帯電防止性、集束性等の観点から、繊維の表面に合成繊維用処理剤を付着させる処理が行われることがある。
【0003】
例えば、従来、特許文献1,2に開示の合成繊維用処理剤が知られている。特許文献1は、平滑剤として多価アルコールと一価カルボン酸のエステル等の平滑剤、チオエーテル基を有するエステル化合物、ベンゼン核が1個以上のメチル基及びターシャリーブチル基で置換されたフェノール系酸化防止剤、及びホスファイト系酸化防止剤を配合して成る合成繊維用処理剤について開示する。
【0004】
特許文献2は、グリセリンと炭素数8~22の直鎖脂肪酸とがエステル結合した構造を有し、かつ該直鎖脂肪酸全体に占める炭素数16~18の直鎖脂肪酸の割合が90重量%以上である、グリセリンエステル化合物(A)と、アルコールと炭素数8~20の脂肪酸とがエステル結合した構造を有し、かつ該アルコールと該脂肪酸のうち少なくとも一方が炭素骨格に分岐構造を有する、分岐エステル化合物(B)を含む合成繊維用処理剤について開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3488563号公報
特許第6351569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、従来の合成繊維用処理剤は、耐熱性に劣るという問題があった。そのため、例えばタール洗浄性が悪化するという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、前記の課題を解決するべく研究した結果、所定の平滑剤(A)、及び有機亜リン酸エステル(B)を含有する合成繊維用処理剤がまさしく好適であることを見出した。
【0008】
上記課題を解決する各態様を記載する。
態様1の合成繊維用処理剤は、下記の平滑剤(A)、及び有機亜リン酸エステル(B)を含有することを特徴とする。
【0009】
平滑剤(A):グリセリンのトリ脂肪酸エステル(A1)及びトリメチロールプロパンのトリ脂肪酸エステル(A2)から選ばれる少なくとも一つを含有する平滑剤。
態様2は、態様1に記載の合成繊維用処理剤において、前記平滑剤(A)が、前記グリセリンのトリ脂肪酸エステル(A1)及び前記トリメチロールプロパンのトリ脂肪酸エステル(A2)を含有する。
【0010】
態様3は、態様1又は2に記載の合成繊維用処理剤において、前記平滑剤(A)として、更にチオジプロピオン酸エステル(A3)を含有する。
態様4は、態様1~3のいずれか一態様に記載の合成繊維用処理剤において、前記有機亜リン酸エステル(B)が、分子構造に芳香環を有するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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