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公開番号
2025153644
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056223
出願日
2024-03-29
発明の名称
合成繊維用処理剤、容器に充填する方法、及び合成繊維の製造方法
出願人
竹本油脂株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D06M
13/292 20060101AFI20251002BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】長期保管した場合であっても、合成繊維用処理剤の性能の低下を抑制できる合成繊維用処理剤、それを用いた容器に充填する方法、及び合成繊維を提供する。
【解決手段】本発明の合成繊維用処理剤は、アルコールと脂肪酸との完全エステル化合物である平滑剤(A)、ノニオン界面活性剤(B)、及び下記のリン化合物(C)を含有する合成繊維用処理剤であって、前記合成繊維用処理剤の1質量%水溶液のpHが6.0以上9.0以下であることを特徴とする。リン化合物(C)は、所定のリン酸エステル(C1)、有機亜リン酸エステル(C2)、及び有機ホスホン酸エステル(C3)から選ばれる少なくとも一つ。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記の平滑剤(A)、ノニオン界面活性剤(B)、及び下記のリン化合物(C)を含有する合成繊維用処理剤であって、
前記合成繊維用処理剤の1質量%水溶液のpHが6.0以上9.0以下であることを特徴とする合成繊維用処理剤。
平滑剤(A):アルコールと脂肪酸との完全エステル化合物。
リン化合物(C):下記のリン酸エステル(C1)、有機亜リン酸エステル(C2)、及び有機ホスホン酸エステル(C3)から選ばれる少なくとも一つ。
リン酸エステル(C1):下記の式(1)に示されるリン酸エステル(C1a)、下記の式(2)に示されるリン酸エステル(C1b)、及び下記の式(3)に示されるリン酸エステル(C1c)を含有するリン酸エステル。
JPEG
2025153644000014.jpg
29
105
(式(1)中において、
R
1
:炭素数8以上24以下の脂肪族1価アルコールから水酸基を除いた残基、又は炭素数8以上24以下の脂肪族1価アルコール1モル当たり炭素数2以上3以下のアルキレンオキサイドを合計で1モル以上20モル以下付加したものから水酸基を除いた残基。
M
1
,M
2
:水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属(1/2)、有機アミン塩、アンモニウム、又はホスホニウム。)
JPEG
2025153644000015.jpg
29
105
(式(2)中において、
R
2
,R
3
:炭素数8以上24以下の脂肪族1価アルコールから水酸基を除いた残基、又は炭素数8以上24以下の脂肪族1価アルコール1モル当たり炭素数2以上3以下のアルキレンオキサイドを合計で1モル以上20モル以下付加したものから水酸基を除いた残基。
M
3
:水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属(1/2)、有機アミン塩、アンモニウム、又はホスホニウム。)
JPEG
2025153644000016.jpg
30
105
(式(3)中において、
R
4
,R
5
:炭素数8以上24以下の脂肪族1価アルコールから水酸基を除いた残基、又は炭素数8以上24以下の脂肪族1価アルコール1モル当たり炭素数2以上3以下のアルキレンオキサイドを合計で1モル以上20モル以下付加したものから水酸基を除いた残基。
n:2又は3の整数。
M
4
:水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属(1/2)、有機アミン塩、アンモニウム、又はホスホニウム。ただし、分子中にM
4
が2以上ある場合は、それらは互いに同一であっても異なっていてもよい。)
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記リン化合物(C)がリン酸エステル(C1)である請求項1に記載の合成繊維用処理剤。
【請求項3】
前記平滑剤(A)が多価アルコールと1価脂肪酸との完全エステル化合物(A1)を含み、
前記多価アルコールと1価脂肪酸との完全エステル化合物(A1)の分子量が700以上である請求項1に記載の合成繊維用処理剤。
【請求項4】
前記平滑剤(A)、前記ノニオン界面活性剤(B)、及び前記リン化合物(C)の含有割合の合計を100質量%とすると、前記平滑剤(A)を20質量%以上70質量%以下、前記ノニオン界面活性剤(B)を20質量%以上79.999質量%以下、及び前記リン化合物(C)を0.001質量%以上10質量%以下の割合で含有する請求項1に記載の合成繊維用処理剤。
【請求項5】
更に水を含有し、前記合成繊維用処理剤における水の含有割合が0.001質量%以上10質量%以下である請求項1に記載の合成繊維用処理剤。
【請求項6】
更に含窒素系酸化防止剤(D)を含有する請求項1に記載の合成繊維用処理剤。
【請求項7】
更に下記の高分子量化合物(E)を含有する請求項1に記載の合成繊維用処理剤。
高分子量化合物(E):分子中にカルボニル基を含み、且つ質量平均分子量が4000以上である化合物。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の合成繊維用処理剤を、容器の容積に対する充填率が80%以上となるように容器に充填する方法。
【請求項9】
請求項1~7のいずれか一項に記載の合成繊維用処理剤の不揮発分が付着していることを特徴とする合成繊維。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、合成繊維用処理剤、それを容器に充填する方法、及び合成繊維用処理剤が付着している合成繊維に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば合成繊維の紡糸延伸工程、仕上げ工程等において、例えば繊維の摩擦低減、帯電防止性、集束性等の観点から、繊維の表面に合成繊維用処理剤を付着させる処理が行われることがある。
【0003】
例えば、従来、特許文献1~6に開示の合成繊維用処理剤が知られている。特許文献1は、平滑剤に所定のリン酸化合物を配合して成る合成繊維用処理剤について開示する。
特許文献2は、平滑成分、所定の有機スルホン酸化合物、有機リン酸エステル化合物を含む合成繊維用処理剤について開示する。
【0004】
特許文献3は、ポリエーテル系潤滑剤とフッ素含有架橋重合体、必要により界面活性剤、制電剤、及びpH調整剤から選ばれる1種以上の成分を含有する仮撚加工用合成繊維用紡糸油剤について開示する。
【0005】
特許文献4は、所定の潤滑剤の水性液であってそのpHを7~9に調整した水性液を合成繊維フィラメント糸条に対し潤滑剤が0.1~3重量%となるように且つ水分が潤滑剤の付着量の0.2~10倍となるように付着させた後、水性液を付着させた合成繊維フィラメント糸条をコンタクトヒーター式仮撚加工に供する合成繊維フィラメント糸条方法について開示する。
【0006】
特許文献5は、所定の重量平均分子量を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル成分、所定の重量平均分子量を有するポリオキシアルキレンポリエーテル成分を含有する合成繊維用処理剤について開示する。
【0007】
特許文献6は、所定のポリオキシアルキレンアルキルエーテルを含む合成繊維用処理剤であって、前記処理剤の不揮発分の濃度が10重量%である水溶液の25℃における動粘度が2.0~3.0mm
2
/sである合成繊維用処理剤について開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第5500745号公報
特許第5793607号公報
特許第3762336号公報
特許第3649422号公報
国際公開第2019/138866号
特許第6625449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところが、従来の合成繊維用処理剤は、長期保管した後、合成繊維用処理剤の性能が低下するという問題があった。特に、合成繊維用処理剤が高温で長期保管された場合、合成繊維用処理剤の性能の低下が著しかった。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、前記の課題を解決するべく研究した結果、所定の平滑剤(A)、ノニオン界面活性剤(B)、及びリン化合物(C)を含有する合成繊維用処理剤において、合成繊維用処理剤の1質量%水溶液のpHが6.0以上9.0以下の構成がまさしく好適であることを見出した。
(【0011】以降は省略されています)
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