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公開番号2025153069
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024055343
出願日2024-03-29
発明の名称船舶のメタノール燃料供給システム
出願人常石造船株式会社
代理人個人
主分類B63H 21/38 20060101AFI20251002BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】移送ポンプの削減によるコストダウン並びに機器設置場所の省スペース化による配置可能範囲の拡大と、乗組員のメンテナンス負担や有害物質の漏洩リスクの低減が可能な、メタノール燃料供給システムを提供する。
【解決手段】メタノールを貯蔵するバンカータンク10と、バンカータンク10に接続されたサービスタンク20と、サービスタンク20に接続された供給装置30とを有し、バンカータンク10から移送ポンプ70によりサービスタンク20にメタノールを移送する船舶のメタノール燃料供給システム100であって、バンカータンク10を供給装置30よりも上方に配置して、バンカータンク10と供給装置30とを接続した。メタノールとメタノール以外の燃料との二元燃料船や、メタノールのみを燃料とするメタノール燃料船に適用することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
メタノールを貯蔵するバンカータンクと、前記バンカータンクに接続されたサービスタンクと、前記サービスタンクに接続された供給装置とを有し、前記バンカータンクから移送ポンプにより前記サービスタンクにメタノールを移送する船舶のメタノール燃料供給システムであって、
前記バンカータンクを前記供給装置よりも上方に配置して、前記バンカータンクと前記供給装置とを接続したことを特徴とする船舶のメタノール燃料供給システム。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記船舶が、メタノールとメタノール以外の燃料との二元燃料船であることを特徴とする請求項1に記載の船舶のメタノール燃料供給システム。
【請求項3】
前記船舶が、メタノールのみを燃料とするメタノール燃料船であることを特徴とする請求項1に記載の船舶のメタノール燃料供給システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶のメタノール燃料供給システムに関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、船舶の燃料としては主に重油が使用されているが、排気ガスに含まれる窒素酸化物、硫黄酸化物、二酸化炭素等の排出量について、国際条約などによる規制が強化されてきている。
【0003】
これに対して、環境に優しいクリーンな燃料として、メタノールを燃料とした船舶が提案されている。
【0004】
特許文献1には、メタノールを輸送するための船舶において、メタノール貯蔵用タンクから取り出したメタノールを、ディーゼルエンジンの燃料として使用したものや、メタノールの改質により得られる水素ガスを利用して燃料電池により発電し電気推進式とした船舶に関する発明が記載されている。
【0005】
特許文献2には、メタノール燃料タンク12を上甲板上に配置し、内燃機関11に供給するようにした船舶に関する発明が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-167189号公報
特開2015-221645号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
メタノールを燃料として主機関に供給するための従来のシステムとして、例えば図2に示すような船舶のメタノール燃料供給システム200がある。メタノール燃料供給システム200は、バンカータンク10、サービスタンク20、供給装置30、バルブトレイン40、主機関50、リターンチャンバー60及び移送ポンプ80,90から構成されている。
【0008】
バンカータンク10に貯蔵されたメタノールは、移送ポンプ80,90によりサービスタンク20に移送される。サービスタンク20は、主機関50からリターンチャンバー60に戻って来るメタノールを再利用する、供給装置30に重力でメタノールを送る、といったことを目的として設置されるものである。
【0009】
サービスタンク20に移送されたメタノールは、供給装置30及びバルブトレイン40を経由して主機関50に供給される。
【0010】
ここで、バンカータンク10に貯蔵されたメタノールをサービスタンク20に移送するための移送ポンプは、移送ポンプ80,90の2台構成(複数台構成)になっている。これは、移送ポンプの故障に備えて冗長性を高めることで船舶の安全な運航を担保したものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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