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公開番号2025152181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024053959
出願日2024-03-28
発明の名称導電性ペースト、導電体、接触センサ及び電子部品
出願人ナミックス株式会社
代理人弁理士法人 津国
主分類C08L 101/00 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】 電極が伸長及び収縮をした場合であっても、伸長及び収縮の前後での電気抵抗値の変化率を小さくすることが可能な電極を形成するための導電性ペーストを提供する。
【解決手段】 (A)カーボンブラックと、(B)バインダーと、(C)溶剤とを含む導電性ペーストであって、前記(A)カーボンブラックの比表面積(BET値)が700m2/g以下であり、前記(A)カーボンブラックが、ストラクチャーを有し、前記(A)カーボンブラックのDBP吸収量が110cm3/100g以上である、導電性ペーストである。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)カーボンブラックと、
(B)バインダーと、
(C)溶剤と
を含む導電性ペーストであって、
前記(A)カーボンブラックの比表面積(BET値)が700m

/g以下であり、
前記(A)カーボンブラックがストラクチャーを有し、
前記(A)カーボンブラックのDBP吸収量が、110cm

/100g以上である、導電性ペースト。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記(A)カーボンブラックの前記ストラクチャーの一次粒子径が10~70nmである、請求項1に記載の導電性ペースト。
【請求項3】
前記(A)カーボンブラックの含有量が、前記導電性ペースト100重量%に対し、3~30重量%である、請求項1又は2に記載の導電性ペースト。
【請求項4】
前記(A)カーボンブラックの含有量が、前記導電性ペーストに含まれる固形分100重量%に対し、20~70重量%である、請求項1~3のいずれか1項に記載の導電性ペースト。
【請求項5】
前記(A)カーボンブラックの表面のpHが5.0~9.0である、請求項1~4のいずれか1項に記載の導電性ペースト。
【請求項6】
前記(B)バインダーが熱可塑性樹脂である、請求項1~5のいずれか1項に記載の導電性ペースト。
【請求項7】
前記熱可塑性樹脂のハードセグメントとソフトセグメントとの比率(ハードセグメント:ソフトセグメント)が1:99~50:50である、請求項6に記載の導電性ペースト。
【請求項8】
前記導電性ペーストを固化した導電体の初期長さがL

であり、初期電気抵抗値がR

であり、前記導電体を長さ1.5×L

まで伸長したときの電気抵抗値がR

であり、前記導電体の電気抵抗値変化率R

/R

が、900%以下である、請求項1~7のいずれか1項に記載の導電性ペースト。
【請求項9】
前記導電性ペーストを固化した導電体の初期長さがL

であり、初期電気抵抗値がR

であり、前記導電体を、長さ1.5×L

まで伸長した後、前記導電体を長さL

まで収縮させたときの電気抵抗値がR

であり、前記導電体の電気抵抗値変化率R

/R

が、500%以下である、請求項1~8のいずれか1項に記載の導電性ペースト。
【請求項10】
前記導電性ペーストが、ストレッチャブル用導電性ペーストである、請求項1~9のいずれか1項に記載の導電性ペースト。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、伸縮及び/又は屈曲が可能な基材に電極を形成するために用いることのできる導電性ペーストに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、伸縮及び/又は屈曲が可能な基材に電極を形成するための導電性ペーストが開発されている。
【0003】
伸縮及び屈曲が可能な基材に電極を形成するための導電性ペーストとして、例えば、特許文献1には、(A)導電性粒子、(B)100%モジュラスが7MPa以上の熱可塑性ポリウレタン樹脂、及び(C)溶剤を含む樹脂組成物が記載されている。特許文献1には、樹脂組成物が、(A)導電性粒子と(B)熱可塑性ポリウレタン樹脂との合計に対して(A)導電性粒子の比率が90重量%以上100重量%未満であることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-104581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、伸縮及び/又は屈曲が可能な基材の表面に、伸縮及び/又は屈曲が可能な電極及び/又は配線を形成することが試みられている。伸縮及び/又は屈曲が可能な電極及び/又は配線を形成するために、例えば上述の特許文献1に記載の樹脂組成物のような導電性ペーストが開発されている。
【0006】
また、伸縮及び/又は屈曲が可能な電極及び/又は配線を形成するための導電性ペーストは、感圧センサ及び変位センサ等の接触センサの電極材料に用いられる場合がある。例えば感圧センサの場合、センサに圧力を加えることにより、感圧センサの電極が伸長する。また、感圧センサから圧力を取り除くことにより、感圧センサの電極が収縮し、圧力を加える前の元の形状に戻ることが必要である。感圧センサと同様に、変位センサも、変位により、変位センサの電極が伸長及び収縮をした後に、伸長する前の元の形状に戻ることが必要である。
【0007】
しかし、接触センサの電極を従来の導電性ペーストで形成した場合は、伸長及び収縮して元の形状に戻ったときの電気抵抗値にバラつきが生じてしまい、接触センサの検知精度の不良が生じてしまう場合がある。したがって、接触センサでは、接触センサの電極が、伸長及び収縮(伸縮)して元の形状に戻ったときに、伸長及び収縮をする前の電気的特性(例えば電気抵抗値)からの変化が小さいことが必要である。本明細書では、電極の1回の伸長及び収縮(伸縮)のことを、「1サイクル」という場合がある。
【0008】
そこで本発明は、電極が伸長及び収縮をした場合であっても、伸長及び収縮の前後での電気抵抗値の変化率を小さくすることが可能な電極を形成するための導電性ペーストを提供することを目的とする。
【0009】
また、本発明は、上述の導電性ペーストを用いて製造された導電体、接触センサ及び電子部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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