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公開番号2025152110
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024053854
出願日2024-03-28
発明の名称送風装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人
主分類F04D 27/00 20060101AFI20251002BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】風速を制御することによって積極快を得る技術を提供する。
【解決手段】制御部20は、送風部30から送った気流を受けるべき受風想定位置において、気流の風速の時間変化が周期的波形となるように送風部30を制御する。周期的波形の1周期は、風速上昇部分と風速下降部分とを含む。風速上昇部分の単位時間当たりの風速変化は0.04m/s2以上かつ0.06m/s2以下である。風速下降部分の単位時間当たりの風速変化は-0.03m/s2以上かつ-0.02m/s2以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象空間に気流を送る送風部と、
前記送風部の動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記送風部から送った前記気流を受けるべき受風想定位置において、前記気流の風速の時間変化が周期的波形となるように前記送風部を制御し、
前記周期的波形の1周期は、風速上昇部分と風速下降部分とを含み、
前記風速上昇部分の単位時間当たりの風速変化は0.04m/s

以上かつ0.06m/s

以下であり、
前記風速下降部分の単位時間当たりの風速変化は-0.03m/s

以上かつ-0.02m/s

以下である、送風装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記周期的波形の1周期は、
前記風速上昇部分と、前記風速上昇部分に続く風速維持部分と、前記風速維持部分に続く前記風速下降部分とを含み、
前記風速維持部分の持続時間は0秒より大きく10秒以下である、
請求項1に記載の送風装置。
【請求項3】
前記風速上昇部分は第1風速上昇部分と定義され、前記風速下降部分は第1風速下降部分と定義され、
前記周期的波形の1周期は、第2風速上昇部分と第2風速下降部分をさらに備え、
前記周期的波形の1周期において、前記第1風速上昇部分と、前記第1風速下降部分と、前記第2風速上昇部分と、前記第2風速下降部分が順番に並べられ、
前記第1風速上昇部分の風速上昇幅と、前記第2風速上昇部分の風速上昇幅とが異なる、
請求項1に記載の送風装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、送風技術に関し、特に対象空間に対して送風する送風装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
送風装置は気流を送り出す。涼感を感じやすく暑さを感じにくい気流波形の1つがのこぎり波形である。のこぎり波形は、風速上昇が急で風速低下が緩やかな波形である。特許文献1には、風速上昇が短時間で、風速下降が1~20分ののこぎり波形が例示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-160092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
対象者が暑さを感じている状態で風速が速くなると、暑いという不快状態を解消する際にともなう明確な快適性(涼感)が得られる。この明確に感知しうる快適性は積極快と呼ばれる。風速が上昇するときに積極快(涼感)が得られ、風速が低下するときに不快(暑さ)を感じることがわかっている。ここで、風速が上昇する場合においても積極快を得ることができないことがあり、積極快を得るために、どのように風速を上昇させるかが重要になる。また、風速低下時間が長くなると暑さを感じにくくなるが、風速上昇の頻度が低くなることによって積極快が得られる頻度が低くなる。
【0005】
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、風速を制御することによって積極快を得る技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の送風装置は、対象空間に気流を送る送風部と、送風部の動作を制御する制御部とを備える。制御部は、送風部から送った気流を受けるべき受風想定位置において、気流の風速の時間変化が周期的波形となるように送風部を制御し、周期的波形の1周期は、風速上昇部分と風速下降部分とを含む。風速上昇部分の単位時間当たりの風速変化は0.04m/s

以上かつ0.06m/s

以下であり、風速下降部分の単位時間当たりの風速変化は-0.03m/s

以上かつ-0.02m/s

以下である。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、風速を制御することによって積極快を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1(a)-(b)は、送風装置の構成を示す図である。
図2(a)-(d)は、風速の時間変化の周期的波形を示す図である。
図3は、図1(a)-(b)の送風装置における風速の時間変化の周期的波形を示す図である。
図4は、風速上昇時における主観評価を示す図である。
図5は、風速下降時における主観評価を示す図である。
図6(a)-(b)は、変形例に係る送風装置における風速の時間変化の周期的波形を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施例を具体的に説明する前に、実施例の概要を説明する。本実施例は、扇風機またはサーキュレータ等の送風装置に関する。送風装置は、風速を変えながら気流を送り出す。ここで、送風装置から送り出される気流の風速の時間変化は、気流を受ける位置において積極快を得ることができるように制御される。
(【0011】以降は省略されています)

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