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公開番号2025151774
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024053363
出願日2024-03-28
発明の名称制御システム
出願人三和シヤッター工業株式会社
代理人個人
主分類E06B 9/68 20060101AFI20251002BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】制御システムの使用性を高めることが可能になる、制御システムを提供すること。
【解決手段】
制御システム60は、開閉体の開閉操作を行うための操作装置70と、操作装置70から入力が受け付けられた操作信号に基づいて、開閉体の開閉移動を制御する開閉制御部144aと、建物の躯体に設けられる収納部の内部において巻き異常が生じた場合に、当該巻き異常を検知する左側第1検知装置100、右側第1検知装置110、又は/及び第2検知装置120と、を備え、開閉制御部144aは、左側第1検知装置100、右側第1検知装置110、又は/及び第2検知装置120によって巻き異常が検知されていない場合には自己保持制御を行い、左側第1検知装置100、右側第1検知装置110、又は/及び第2検知装置120によって巻き異常が検知されている場合には押切制御を行う。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
建物の開口部を開閉する開閉体を有する開閉装置を制御する制御システムであって、
前記開閉体の開閉操作を行うための操作手段と、
前記操作手段から入力が受け付けられた操作信号であり、前記開閉操作を示す操作信号に基づいて、前記開閉体の開閉移動を制御する開閉制御手段と、
前記建物の躯体に設けられる収納手段であり、前記開閉体を収納するための収納手段の内部において前記開閉体の巻き取り又は/及び巻き出しに伴う異常である巻き異常が生じた場合に、当該巻き異常を検知する検知手段と、を備え、
前記開閉制御手段は、
前記検知手段によって前記巻き異常が検知されていない場合には、前記操作手段から前記操作信号の入力が受け付けられてから当該受け付けが停止した場合においても、当該操作信号に基づいて前記開閉体を開閉移動させる制御である自己保持制御を行い、
前記検知手段によって前記巻き異常が検知されている場合には、前記操作手段から前記操作信号の入力が受け付けられている間にのみ、当該操作信号に基づいて前記開閉体を開閉移動させる制御である押切制御を行う、
制御システム。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記開閉制御手段は、
前記押切制御が行われている場合に、前記操作手段から前記操作信号の入力が受け付けられた場合には、当該操作信号が示す前記開閉操作が前記検知手段によって前記巻き異常が検知されなくなる非検知操作であるか否かを判定し、
前記非検知操作であると判定された場合には、前記操作信号に基づいた前記開閉体の開閉移動の制御を行い、
前記非検知操作でないと判定された場合には、前記押切制御から前記操作信号に基づいた前記開閉体の開閉移動を制限する制御である制限制御に切り替える、
請求項1に記載の制御システム。
【請求項3】
前記開閉制御手段は、前記押切制御が行われている場合に、前記操作信号に基づいた前記開閉体の開閉移動の制御が継続されることで、前記検知手段によって前記巻き異常が検知されなくなった場合には、前記押切制御から前記自己保持制御に切り替える、
請求項2に記載の制御システム。
【請求項4】
前記開閉制御手段は、
前記押切制御が行われている場合に、前記操作手段から前記操作信号の入力が受け付けられた場合には、前記開閉体を開閉移動させるための駆動手段が駆動している状態及び前記検知手段によって前記巻き異常が検知されている状態が所定時間継続しているか否かを判定し、
前記所定時間継続していると判定された場合には、前記操作信号が示す前記開閉操作が前記非検知操作でないと判定して、前記押切制御から前記制限制御に切り替え、
少なくとも前記検知手段によって前記巻き異常が検知されている状態が継続していないことにより、前記所定時間継続していないと判定された場合には、前記操作信号が示す前記開閉操作が前記非検知操作であると判定して、前記押切制御から前記自己保持制御に切り替える、
請求項3に記載の制御システム。
【請求項5】
前記開閉装置に対する電力供給を遮断する電力遮断手段を備え、
前記制限制御は、前記電力遮断手段によって前記開閉装置に対する電力供給が遮断されることで、前記操作信号に基づいた前記開閉体の開閉移動を制限する電力制限制御を含む、
請求項2から4のいずれか一項に記載の制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、建物の開口部に設けられるシャッター装置を構成するシャッターカーテンの開閉移動を制御する技術の一つとして、シャッターカーテンの巻き取り又巻き出し時に異常(例えば、シャッターカーテンが外方に膨らむこと)が生じた場合に、シャッターケース内に設けられた接触子が当該シャッターカーテンと接触することにより、シャッターカーテンを開閉するモータの駆動を緊急停止させるシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、このシステムにおいては、シャッター装置の状態を緊急停止した状態から正常な状態に復帰させる場合には、作業者によってシャッターケース内に設けられた復帰用スイッチを操作する等の復帰作業が行われることで、正常な状態に復帰させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭62-88092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記従来のシステムにおいては、上述したように、シャッター装置の状態を緊急停止した状態から正常な状態に復帰させる場合には、作業者による復帰作業を行う必要があるので、当該復帰作業を行う手間及び時間を要する可能性があることから、当該システムの使用性を高めることが難しくなるおそれがあった。よって、上記システムの如き制御システムの使用性を高める観点からは、改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記従来技術における課題を解決するためのものであって、制御システムの使用性を高めることが可能になる、制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の制御システムは、建物の開口部を開閉する開閉体を有する開閉装置を制御する制御システムであって、前記開閉体の開閉操作を行うための操作手段と、前記操作手段から入力が受け付けられた操作信号であり、前記開閉操作を示す操作信号に基づいて、前記開閉体の開閉移動を制御する開閉制御手段と、前記建物の躯体に設けられる収納手段であり、前記開閉体を収納するための収納手段の内部において前記開閉体の巻き取り又は/及び巻き出しに伴う異常である巻き異常が生じた場合に、当該巻き異常を検知する検知手段と、を備え、前記開閉制御手段は、前記検知手段によって前記巻き異常が検知されていない場合には、前記操作手段から前記操作信号の入力が受け付けられてから当該受け付けが停止した場合においても、当該操作信号に基づいて前記開閉体を開閉移動させる制御である自己保持制御を行い、前記検知手段によって前記巻き異常が検知されている場合には、前記操作手段から前記操作信号の入力が受け付けられている間にのみ、当該操作信号に基づいて前記開閉体を開閉移動させる制御である押切制御を行う。
【0007】
請求項2に記載の制御システムは、請求項1に記載の制御システムにおいて、前記開閉制御手段は、前記押切制御が行われている場合に、前記操作手段から前記操作信号の入力が受け付けられた場合には、当該操作信号が示す前記開閉操作が前記検知手段によって前記巻き異常が検知されなくなる非検知操作であるか否かを判定し、前記非検知操作であると判定された場合には、前記操作信号に基づいた前記開閉体の開閉移動の制御を行い、前記非検知操作でないと判定された場合には、前記押切制御から前記操作信号に基づいた前記開閉体の開閉移動を制限する制御である制限制御に切り替える。
【0008】
請求項3に記載の制御システムは、請求項2に記載の制御システムにおいて、前記開閉制御手段は、前記押切制御が行われている場合に、前記操作信号に基づいた前記開閉体の開閉移動の制御が継続されることで、前記検知手段によって前記巻き異常が検知されなくなった場合には、前記押切制御から前記自己保持制御に切り替える。
【0009】
請求項4に記載の制御システムは、請求項3に記載の制御システムにおいて、前記開閉制御手段は、前記押切制御が行われている場合に、前記操作手段から前記操作信号の入力が受け付けられた場合には、前記開閉体を開閉移動させるための駆動手段が駆動している状態及び前記検知手段によって前記巻き異常が検知されている状態が所定時間継続しているか否かを判定し、前記所定時間継続していると判定された場合には、前記操作信号が示す前記開閉操作が前記非検知操作でないと判定して、前記押切制御から前記制限制御に切り替え、少なくとも前記検知手段によって前記巻き異常が検知されている状態が継続していないことにより、前記所定時間継続していないと判定された場合には、前記操作信号が示す前記開閉操作が前記非検知操作であると判定して、前記押切制御から前記自己保持制御に切り替える。
【0010】
請求項5に記載の制御システムは、請求項2から4のいずれか一項に記載の制御システムにおいて、前記開閉装置に対する電力供給を遮断する電力遮断手段を備え、前記制限制御は、前記電力遮断手段によって前記開閉装置に対する電力供給が遮断されることで、前記操作信号に基づいた前記開閉体の開閉移動を制限する電力制限制御を含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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