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公開番号2025151648
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024053185
出願日2024-03-28
発明の名称発泡成形用樹脂組成物、発泡成形体及び発泡成形体の製造方法
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C08J 9/04 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】特殊なフッ素樹脂でなくても、良好な気泡を形成できる発泡成形用樹脂組成物、発泡成形体及び発泡成形体の製造方法を提供する。
【解決手段】フッ素樹脂(A)と、X線回折法における結晶子サイズが100Åより大きく、330℃における揮発量が7.0質量%以下である化合物(B)とを含み、前記フッ素樹脂(A)中に前記化合物(B)が重心間距離5μm以下で分散している発泡成形用樹脂組成物。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
フッ素樹脂(A)と、X線回折法における結晶子サイズが100Åより大きく、330℃における揮発量が7.0質量%以下である化合物(B)とを含み、
前記フッ素樹脂(A)中に前記化合物(B)が重心間距離5.0μm以下で分散している発泡成形用樹脂組成物。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記フッ素樹脂(A)は、溶融成形可能なフッ素樹脂である請求項1記載の発泡成形用樹脂組成物。
【請求項3】
前記フッ素樹脂(A)は、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン系共重合体及びテトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1又は2記載の発泡成形用樹脂組成物。
【請求項4】
前記フッ素樹脂(A)は、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン系共重合体である請求項1又は2記載の発泡成形用樹脂組成物。
【請求項5】
前記フッ素樹脂(A)は、フッ素化処理されている請求項1又は2記載の発泡成形用樹脂組成物。
【請求項6】
前記フッ素樹脂(A)の含有量が80~99.99質量%である請求項1又は2記載の発泡成形用樹脂組成物。
【請求項7】
前記フッ素樹脂(A)の含有量が97質量%以上、99.85質量%未満である請求項1又は2記載の発泡成形用樹脂組成物。
【請求項8】
実質的にフッ素系低分子化合物を含まない請求項1又は2記載の発泡成形用樹脂組成物。
【請求項9】
前記化合物(B)のX線回折法における結晶子サイズが200~1000Å、330℃における揮発量が1.0質量%以下である請求項1又は2記載の発泡成形用樹脂組成物。
【請求項10】
前記フッ素樹脂(A)中に前記化合物(B)が重心間距離0.5~2.0μmで分散している請求項1又は2記載の発泡成形用樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発泡成形用樹脂組成物、発泡成形体及び発泡成形体の製造方法に関する。
続きを表示(約 930 文字)【背景技術】
【0002】
フッ素樹脂は、耐熱性、耐薬品性に優れていることから、様々な用途で広く利用されている。
【0003】
フッ素樹脂の軽量化や電気特性の向上を図る手法として、発泡成形が知られている。例えば、特許文献1では、特定の熱可塑性フッ素樹脂材料を溶融発泡成形することで、良好な気泡が形成されることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-004057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の方法では、フッ素樹脂の種類が限定されてしまうという点で改善の余地があった。
【0006】
本開示は、特殊なフッ素樹脂でなくても、良好な気泡を形成できる発泡成形用樹脂組成物、発泡成形体及び発泡成形体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示(1)は、フッ素樹脂(A)と、X線回折法における結晶子サイズが100Åより大きく、330℃における揮発量が7.0質量%以下である化合物(B)とを含み、前記フッ素樹脂(A)中に前記化合物(B)が重心間距離5.0μm以下で分散している発泡成形用樹脂組成物である。
【0008】
本開示(2)は、前記フッ素樹脂(A)は、溶融成形可能なフッ素樹脂である本開示(1)記載の発泡成形用樹脂組成物である。
【0009】
本開示(3)は、前記フッ素樹脂(A)は、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン系共重合体及びテトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体からなる群より選択される少なくとも1種である本開示(1)又は(2)記載の発泡成形用樹脂組成物である。
【0010】
本開示(4)は、前記フッ素樹脂(A)は、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン系共重合体である本開示(1)~(3)のいずれかに記載の発泡成形用樹脂組成物である。
(【0011】以降は省略されています)

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