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公開番号2025150631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024051623
出願日2024-03-27
発明の名称監視システム、監視方法及び監視プログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G05B 23/02 20060101AFI20251002BHJP(制御;調整)
要約【課題】ユーザによる監視対象の適切な操作が可能となる監視画面を生成するもので、監視システム、監視方法及び監視プログラムを提供する。
【解決手段】監視システム1は監視装置3を備え、監視装置3は、ユーザが監視画面を過去に操作した履歴を時系列に記録した時系列データを区切った複数の時間窓データを分析する分析部36と、時間窓データと対応する状態が監視対象に生じたときに、過去に操作した履歴から実施すべき操作を提案する提案部37と、提案部37による提案結果に基づいて実施すべき操作を監視画面上に識別可能に示した提案画像を生成する生成部38と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
監視対象を監視制御するための監視画面を出力する出力部と、
前記監視対象の状態とユーザが前記監視画面を過去に操作した履歴を時系列に記録した時系列データを記憶する記憶部と、
時間間隔で前記時系列データを区切った複数の時間窓データを分析する分析部と、
前記時間窓データと対応する状態が前記監視対象に生じたときに、過去に操作した履歴から実施すべき操作を提案する提案部と、
前記提案部による提案結果に基づいて実施すべき操作を前記監視画面上に識別可能に示した提案画像を生成する生成部と、
を備える、監視システム。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記提案画像が示す実施すべき操作について、前記監視画面上に配置された操作部品を識別可能に示す、請求項１に記載の監視システム。
【請求項３】
前記時間窓データについて、前記時系列データを区切る時間間隔は前記ユーザが任意で設定する任意時間間隔設定部、
を備えることを特徴とする、請求項１または請求項２に記載の監視システム。
【請求項４】
前記生成部は、前記時系列データを時間間隔で区切るために前記ユーザが視覚的に間隔を確認することができる時間間隔確認画面を生成する、
ことを特徴とする、請求項３に記載の監視システム。
【請求項５】
前記時間窓データについて、前記時系列データを区切る時間間隔は前記時系列データを学習させた学習済モデルを用いて設定する自動時間間隔設定部、
を備えることを特徴とする、請求項１または請求項２に記載の監視システム。
【請求項６】
前記監視対象において、指定した状態と実施すべき操作と操作後の状態の変化を、前記ユーザが自ら設定して前記時系列データとする定型時系列設定部、
を備えることを特徴とする、請求項１または請求項２に記載の監視システム。
【請求項７】
前記提案部は、前記時間窓データと対応する状態が前記監視対象に生じたときに、過去に操作した履歴から最も高い頻度で実施された最頻操作と時系列で最も新しく実施された最新操作を提案する、
ことを特徴とする、請求項１または請求項２に記載の監視システム。
【請求項８】
前記生成部は、前記提案部による提案結果に基づき前記最頻操作と前記最新操作について、識別可能であるように併せて前記監視画面上に示した提案画像を生成する、
ことを特徴とする、請求項７に記載の監視システム。
【請求項９】
前記提案部は、前記最頻操作と前記最新操作が異なる動作である場合の実施すべき操作については、前記最頻操作を優先して提案する、
ことを特徴とする、請求項８に記載の監視システム。
【請求項１０】
前記提案部は、前記最頻操作が異なる動作において同一の操作頻度である場合の実施すべき操作については、時系列で最も新しく実施された操作を優先して提案する、
ことを特徴とする、請求項９に記載の監視システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、監視画面により監視対象の監視および制御を行う監視システム、監視方法及び監視プログラムに関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、監視対象である河川管理施設で監視制御を行う監視システムが知られている。これらの監視システムは、河川における水量の増減を示した監視画面を提供し、ユーザは監視画面を確認したうえで必要に応じて施設に設置された装置を操作する。ユーザは、実際に現場に所在していなくても監視画面を通じて設備の状態を知ることが可能となる。
【０００３】
特許文献１においては、河川管理における現場に設置された複数のセンサが検知した加速度の情報に基づいて河川の危険度を判定し、ユーザが保有する端末装置へ画像を表示する技術が開示されていた。これにより操作者は、監視画面を参考にすることで、効率的に河川管理を行うことが可能となっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７－１７４３４８号（第１４頁、００７４）
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
一方で、昨今の監視制御を行うユーザにおいては、高齢化などにより作業に従事する者が減少する問題が生じており、熟練者が減り、初心者の割合が増加している。そのため、不慣れなユーザが作業に従事する場面が増えていることから、誤った判断を行い、適切な監視制御が実施できていないことがある。そのような場面においては、従来技術のとおり監視画面を提示しても、不慣れなユーザは提示された情報を十分に作業へ活かすことができないこととなっていた。
【０００６】
本開示は上述した課題を解決するためになされたものであり、作業に不慣れなユーザを支援する監視画面を提供することで、適切な監視制御を実施可能とすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上述した課題を解決させるため、本開示の監視システムは、監視対象を監視制御するための監視画面を出力する出力部と、監視対象の状態とユーザが監視画面を過去に操作した履歴を時系列に記録した時系列データを記憶する記憶部と、時間間隔で時系列データを区切った複数の時間窓データを分析する分析部と、時間窓データと対応する状態が監視対象に生じたときに、過去に操作した履歴から実施すべき操作を提案する提案部と、提案部による提案結果に基づいて実施すべき操作を監視画面上に識別可能に示した提案画像を生成する生成部と、を備える。
【発明の効果】
【０００８】
本開示にかかる監視装置は、時間窓データに対応する監視対象の状態変化が生じたときに実施すべき操作を監視画面へ提示する。これにより、過去に熟練者が実施した操作を伝えることが可能となり、作業に不慣れなユーザにおいても適切な監視制御が実施されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施の形態１にかかる監視システムの構成例を示す図
実施の形態１にかかる端末装置の構成例を示す図
実施の形態１にかかる監視装置の構成例を示す図
実施の形態１にかかる時系列データのデータテーブルの例を示す図
実施の形態１にかかる時間間隔確認画面の例を示す図
実施の形態１にかかる提案画像を監視画面上へ表示した例を示す図
実施の形態１にかかる実施すべき操作を提案する動作手順を示すフローチャート
実施の形態２にかかる監視装置の構成例を示す図
実施の形態２にかかるユーザが時系列データを設定する処理の動作手順を示すフローチャート
実施の形態３にかかる最頻操作と最新操作を提案する処理の動作手順を示すフローチャート
実施の形態４にかかる最頻操作と最新操作について最頻操作が優先である提案画像を監視画面上へ表示した例を示す図
実施の形態４にかかる最頻操作と最新操作について最頻操作が優先であることを提案する処理の動作手順を示すフローチャート
実施の形態５にかかる提案画像と状態変化画像を監視画面上へ表示した例を示す図
実施の形態５にかかる状態変化画像を生成する処理の動作手順を示すフローチャート
実施の形態６にかかる監視装置の構成例を示す図
実施の形態６にかかる上下限値に基づいて実施すべき操作を提案する処理の動作手順を示すフローチャート
監視装置のハードウェア構成例を示す図
端末装置のハードウェア構成例を示す図
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下に、本開示の実施の形態にかかる監視システム、監視方法及び監視プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、各実施の形態により本開示が限定されるものではなく、各実施の形態を組み合わせたり適宜変更したりすることができる。また、複数の図面において同等の構成を有している場合には、その説明を省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

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