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公開番号
2025150152
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024050885
出願日
2024-03-27
発明の名称
電線物理量測定装置
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01R
15/18 20060101AFI20251002BHJP(測定;試験)
要約
【課題】電線物理量測定装置を安定的に検査する。
【解決手段】電線物理量測定装置は、電線を囲むように配置され、電線に流れる電流に基づいて生じる磁界から電磁誘導により電力を発生させる電源用カレントトランス部と、電線を囲むように配置され、電線に流れる電流に応じた誘起電圧を出力する電流測定用カレントトランス部と、電源用カレントトランス部を収容する第1収容部と、電流測定用カレントトランス部を収容する第2収容部と、電源用カレントトランス部に巻き付けられ、電源用カレントトランス部に電力を発生させる駆動電流を流すことが可能に構成された第1巻線と、電流測定用カレントトランス部に巻き付けられ、電流測定用カレントトランス部を検査する検査電流を流すことが可能に構成された第2巻線と、を備え、第1巻線および第2巻線は、それぞれ、第1収容部および第2収容部内に収容されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
電線を囲むように配置され、前記電線に流れる電流に基づいて生じる磁界から電磁誘導により電力を発生させる電源用カレントトランス部と、
前記電線を囲むように配置され、前記電線に流れる電流に応じた誘起電圧を出力する電流測定用カレントトランス部と、
前記電源用カレントトランス部を収容する第1収容部と、
前記電流測定用カレントトランス部を収容する第2収容部と、
前記電源用カレントトランス部に巻き付けられ、前記電源用カレントトランス部に電力を発生させる駆動電流を流すことが可能に構成された第1巻線と、
前記電流測定用カレントトランス部に巻き付けられ、前記電流測定用カレントトランス部を検査する検査電流を流すことが可能に構成された第2巻線と、
を備え、
前記第1巻線および前記第2巻線は、それぞれ、前記第1収容部および前記第2収容部内に収容されている
電線物理量測定装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記第1収容部は、当該第1収容部内の前記電源用カレントトランス部および前記第1巻線を除く領域に充填された防水性の充填材を含み、
前記第2収容部は、当該第2収容部内の前記電流測定用カレントトランス部および前記第2巻線を除く領域に充填された防水性の充填材を含む
請求項1に記載の電線物理量測定装置。
【請求項3】
前記第1収容部は、前記駆動電流を発生させる第1電流発生装置を前記第1収容部の外部から前記第1巻線に対して接続可能な第1コネクタを有し、
前記第1コネクタは、前記第1収容部が前記電線に取り付けられたときに前記電線よりも鉛直上側に配置される部分に設けられ、
前記第2収容部は、前記検査電流を発生させる第2電流発生装置を前記第2収容部の外部から前記第2巻線に対して接続可能な第2コネクタを有し、
前記第2コネクタは、前記第2収容部が前記電線に取り付けられたときに前記電線よりも鉛直上側に配置される位置に設けられている
請求項1または請求項2に記載の電線物理量測定装置。
【請求項4】
電線を囲むように配置され、前記電線に流れる電流に基づいて生じる磁界から電磁誘導により電力を発生させる電源用カレントトランス部と、
前記電線を囲むように配置され、前記電線に流れる電流に応じた誘起電圧を出力する電流測定用カレントトランス部と、
前記電源用カレントトランス部および前記電流測定用カレントトランス部の両方を収容する収容部と、
前記電源用カレントトランス部および前記電流測定用カレントトランス部の両方に巻き付けられ、前記電源用カレントトランス部に電力を発生させるとともに前記電流測定用カレントトランス部を検査する駆動兼検査電流を流すことが可能に構成された巻線と、
を備え、
前記巻線は、前記収容部内に収容されている
電線物理量測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電線物理量測定装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電線の温度または電線に流れる電流などの物理量を測定するため、電線に対して電線物理量測定装置が取り付けられることがある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-58960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、電線物理量測定装置を安定的に検査することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様によれば、電線を囲むように配置され、前記電線に流れる電流に基づいて生じる磁界から電磁誘導により電力を発生させる電源用カレントトランス部と、前記電線を囲むように配置され、前記電線に流れる電流に応じた誘起電圧を出力する電流測定用カレントトランス部と、前記電源用カレントトランス部を収容する第1収容部と、前記電流測定用カレントトランス部を収容する第2収容部と、前記電源用カレントトランス部に巻き付けられ、前記電源用カレントトランス部に電力を発生させる駆動電流を流すことが可能に構成された第1巻線と、前記電流測定用カレントトランス部に巻き付けられ、前記電流測定用カレントトランス部を検査する検査電流を流すことが可能に構成された第2巻線と、を備え、前記第1巻線および前記第2巻線は、それぞれ、前記第1収容部および前記第2収容部内に収容されている電線物理量測定装置が提供される。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、電線物理量測定装置を安定的に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の一実施形態に係る電線物理量測定装置を示す概略斜視図である。
図2は、本開示の一実施形態に係る電線物理量測定装置を示すブロック図である。
図3は、本開示の一実施形態に係る電線物理量測定装置を示す断面図である。
図4は、電源用カレントトランス部または電流測定用カレントトランス部を示す概略図である。
図5は、第1電流発生装置または第2電流発生装置を電線物理量測定装置に接続した場合の状態を示すブロック図である。
比較例に係る電線物理量測定装置を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
<発明者の得た知見>
まず、発明者の得た知見について説明する。
【0009】
電線物理量測定装置は、例えば、電力を発生させる電源用カレントトランス部と、電流を測定するための電流測定用カレントトランス部と、を有する(以下、カレントトランス部を「CT部」と略すことがある)。電源用CT部および電流測定用CT部のそれぞれは、例えば、磁性体を含み電線を囲むように環状に配置される一対の半割コアを有する。一対の半割コアは、電線物理量測定装置を電線に取り付けるときに、互いに結合される。
【0010】
上述のCT部における一対の半割コアの結合状態などを含め、電線物理量測定装置の状態は、当該装置を電線に取り付けた初期だけでなく、数年経過した後においても検査する必要がある。検査の結果、必要に応じて、電線物理量測定装置の校正が行われる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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