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公開番号2025149476
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024050149
出願日2024-03-26
発明の名称プリンタ
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B41J 29/00 20060101AFI20251001BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】それぞれの印字速度域で印字速度が急激に変化した場合であっても、印字が潰れてしまうことを抑制可能なプリンタを提供する。
【解決手段】プリンタは、収容部と、印字部と、搬送部と、ダンパーと、を備える。前記収容部は、ロール状の印字媒体を収容する。前記印字部は、前記印字媒体に印字する。前記搬送部は、前記印字部に前記印字媒体を押し当てながら、前記収容部から当該印字媒体を引き出す。前記ダンパーは、前記印字部と前記収容部との間において、前記印字媒体を引き出す荷重に応じて段階的に高くなる弾性力により前記印字媒体を押し込む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ロール状の印字媒体を収容する収容部と、
前記印字媒体に印字する印字部と、
前記印字部に前記印字媒体を押し当てながら、前記収容部から当該印字媒体を引き出す搬送部と、
前記印字部と前記収容部との間において、前記印字媒体を引き出す荷重に応じて段階的に高くなる弾性力により前記印字媒体を押し込むダンパーと、
を備えるプリンタ。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記荷重により回動可能に前記ダンパーを支持する支持部と、
前記ダンパーと前記支持部との間に配置され、前記印字媒体を引き出す前記荷重に応じて段階的に前記弾性力を付与する1以上の弾性体とを備える、
請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記弾性体は、前記ダンパーと前記支持部とに挟まれる位置に配置され、前記印字媒体を引き出す前記荷重により回動する前記ダンパーに挟まれることで、前記弾性力を付与する、
請求項2に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記ダンパーは、前記印字媒体を引き出す前記荷重により回動する前記ダンパーの移動量に応じて変形するタイミングが異なる複数の前記弾性体により段階的に高くなる前記弾性力で前記印字媒体を押し込む、
請求項3に記載のプリンタ。
【請求項5】
前記ダンパーは、前記印字媒体を引き出す前記荷重により回動する前記ダンパーの移動量に応じて変形するタイミングが異なる複数の突起を有する前記弾性体により段階的に高くなる前記弾性力で前記印字媒体を押し込む、
請求項3に記載のプリンタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、プリンタに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ロール状の印字媒体に印字するプリンタが知られている。プリンタは、巻かれた印字媒体を引き出しながら、印字媒体に印字する。印字速度が急激に速くなると、印字媒体を引き出す荷重が急激に高まり、プリンタは、印字媒体を滑らせてしまうことがある。この場合、プリンタは、潰れた文字等を印字媒体に印字してしまう。
【0003】
そこで、プリンタは、印字速度が急激に速くなり、印字媒体を引き出す荷重が急激に高まった場合であっても、印字媒体を引き出す荷重を低減させるダンパーを有する。ダンパーは、印字媒体を引き出す荷重が急激に高まった場合に、弾性体の変形により付与される弾性力で荷重を低減させる。
【0004】
近年、印字速度の高速化が求められている。印字速度が高速になった場合に、印字媒体を引き出す荷重も高まるため、ダンパーの弾性体は、より硬いことが求められる。
【0005】
しかしながら、ダンパーの弾性体を硬くすると、低速域において印字速度が急激に速くなった場合に、ダンパーの弾性体は、変形しない。すなわち、ダンパーは、印字媒体を引き出す荷重を低減させることができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、それぞれの印字速度域で印字速度が急激に変化した場合であっても、印字が潰れてしまうことを抑制可能なプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態のプリンタは、収容部と、印字部と、搬送部と、ダンパーと、を備える。前記収容部は、ロール状の印字媒体を収容する。前記印字部は、前記印字媒体に印字する。前記搬送部は、前記印字部に前記印字媒体を押し当てながら、前記収容部から当該印字媒体を引き出す。前記ダンパーは、前記印字部と前記収容部との間において、前記印字媒体を引き出す荷重に応じて段階的に高くなる弾性力により前記印字媒体を押し込む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るプリンタの外観の一例を示す斜視図である。
図2は、実施形態に係るプリンタの内部構造の一例を示す図である。
図3は、印字媒体により押し込まれていない状態のダンパー機構の一例を示す斜視図である。
図4は、印字媒体により押し込まれている状態のダンパー機構の一例を示す斜視図である。
図5は、ダンパー部を取り外した状態のダンパー機構の一例を示す斜視図である。
図6は、ダンパー機構にかかる荷重と弾性体のたわみとの関係を示すグラフである。
図7は、変形例1に係るプリンタの内部構造の一例を示す図である。
図8は、変形例2に係る弾性体の一例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態に係るプリンタ1の外観の一例を示す斜視図である。例えば、プリンタ1は、熱により印字するサーマルプリンタであってもよいし、インクにより印字するプリンタ装置であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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