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公開番号2025149375
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024049983
出願日2024-03-26
発明の名称ポリウレタン樹脂及びその成形品
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人個人,個人
主分類C08G 71/00 20060101AFI20251001BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】柔軟性及び機械的強度に優れた、強靭なノンイソシアネートポリウレタン樹脂を提供する。
【解決手段】式(1)で表されるウレタン構造単位(X)及び式(2)で表されるウレア構造単位(Y)を含み、ウレタン構造単位(X)とウレア構造単位(Y)との合計に占める前記ウレア構造単位(Y)の割合が1mol%以上であり、200℃におけるゼロせん断粘度が2Pa・s以上であるポリウレタン樹脂。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表されるウレタン構造単位(X)及び下記式(2)で表されるウレア構造単位(Y)を含み、前記ウレタン構造単位(X)と前記ウレア構造単位(Y)との合計に占める前記ウレア構造単位(Y)の割合が1mol%以上であり、200℃におけるゼロせん断粘度が2Pa・s以上であるポリウレタン樹脂。
TIFF
2025149375000004.tif
57
140
(式(1)中、x、mは1以上の整数である。式(1),(2)中のRは、置換基を有していてもよく環構造を含んでもよい脂肪族基又は置換基を有していてもよい芳香族基である。式(2)中のR’は、置換基を有していてもよく環構造を含んでもよい脂肪族基又は置換基を有していてもよい芳香族基である。RとR’は同一であってもよく、異なるものであってもよい。)
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記ウレタン構造単位(X)と前記ウレア構造単位(Y)の合計に占める前記ウレア構造単位(Y)の割合が5mol%以上75mol%以下である、請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
【請求項3】
前記式(1)中のxが2又は3である、請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
【請求項4】
前記式(1)中のRが炭素数2~12のアルキレン基である、請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
【請求項5】
前記式(1)中のmが1~100の整数である、請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
【請求項6】
前記ポリウレタン樹脂の200℃におけるゼロせん断粘度が2~1500Pa・sの範囲である、請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
【請求項7】
前記ポリウレタン樹脂の引張最大強度が1MPa以上かつ引張最大伸度が500%以上である、請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
【請求項8】
請求項1に記載のポリウレタン樹脂を含むポリウレタン樹脂組成物。
【請求項9】
請求項1~7のいずれか一項に記載のポリウレタン樹脂又は請求項8に記載のポリウレタン樹脂組成物を含む成形品。
【請求項10】
請求項1~7のいずれか一項に記載のポリウレタン樹脂又は請求項8に記載のポリウレタン樹脂組成物を含む射出成形品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリウレタン樹脂とこのポリウレタン樹脂を含むポリウレタン樹脂組成物、並びにこのポリウレタン樹脂又はポリウレタン樹脂組成物を含む射出成形品及び押出成形品等の成形品に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
ポリウレタン樹脂は機械的強度、低温特性、加工性に優れており、土木建築分野、自動車分野等、様々な分野に利用されている。
【0003】
一般的にポリウレタン樹脂の原料としてイソシアネート化合物が用いられている。イソシアネート化合物は環境や健康の面からその多大なる有害性がかねてより指摘されている化合物であり、欧州において規制の対象物質にも追加されている。
【0004】
そうした背景からイソシアネート化合物を使用しないポリウレタン、いわゆるノンイソシアネートポリウレタン(NIPU)の開発が進められている。しかしながら、以下の通り、現状、NIPUはイソシアネート由来のポリウレタンと比較して、物性面で劣るため、実用に足るものではなかった。
【0005】
例えば、特許文献1には、含フッ素ビスカルバメート化合物とジオール化合物とを反応させることでポリウレタンを得ることが記載されているが、得られたポリウレタンの分子量は低く、機械的強度に劣ることが推定される。
【0006】
非特許文献1に記載のポリマーは、エチレンカーボネート由来のポリウレタンジオール化合物を触媒の存在下に加熱することで縮合重合を行っているが、ここに記載される分子量はポリマーとしては低いものであり、十分な物性は発揮できないことが推定される。
【0007】
非特許文献2に記載のポリマーは、環状カーボネートとポリアミン及び鎖延長剤を原料にポリヒドロキシウレタンを合成しているが、得られるポリウレタンは引張強度及び引張伸度ともに低く、実用には耐えない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
国際公開第2023/080049号
【非特許文献】
【0009】
Journal of Polymer Science,Part A:Polymer Chemistry 2013,51,525
Macromolecules 2017,50,4425
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明の目的は、柔軟性及び機械的強度に優れた、強靭なノンイソシアネートポリウレタン樹脂及びその成形品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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