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公開番号2025147847
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024048318
出願日2024-03-25
発明の名称データ分析装置、データ分析システム、学習データの生成方法及びプログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250930BHJP(計算;計数)
要約【課題】情報提供者からのデータの収集を促進する。
【解決手段】データ分析装置10において、問い合わせ部106は、機器3の運転に関連する状況の問い合わせを、情報提供者Uの情報端末3に送信する。状況データ受信部107は、問い合わせ部106により送信された問い合わせに対する回答として、状況データを情報端末5から受信する。学習データ生成部108は、運転の内容を示す運転データと、状況データ受信部107により受信された状況データと、が対応付けられた学習データを生成する。報酬付与部111は、学習データ生成部108により生成された学習データの生成に対する報酬を、情報提供者Uに対して段階的に付与する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
機器の運転に関連する状況の問い合わせを、情報提供者の情報端末に送信する問い合わせ手段と、
前記問い合わせ手段により送信された前記問い合わせに対する回答として、前記状況を示す状況データを前記情報端末から受信する状況データ受信手段と、
前記運転の内容を示す運転データと、前記状況データ受信手段により受信された前記状況データと、が対応付けられた学習データを生成する学習データ生成手段と、
前記学習データ生成手段により生成された前記学習データの生成に対する報酬を、前記情報提供者に対して段階的に付与する報酬付与手段と、を備える、
データ分析装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記報酬付与手段は、前記学習データ生成手段により生成された前記学習データの生成に対する前記情報提供者の貢献度に応じて、前記情報提供者に前記報酬を付与する、
請求項１に記載のデータ分析装置。
【請求項３】
前記報酬付与手段は、前記状況データ受信手段により受信された前記状況データの価値に応じて、前記情報提供者に前記報酬を付与する、
請求項１に記載のデータ分析装置。
【請求項４】
前記報酬付与手段は、前記運転データを前記学習データの生成に利用することを前記情報提供者が許可した場合、前記情報提供者に前記報酬を付与する、
請求項１に記載のデータ分析装置。
【請求項５】
前記学習データ生成手段により生成された前記学習データの価値を評価する評価手段、を更に備え、
前記報酬付与手段は、前記評価手段により評価された前記学習データの価値に応じて、前記情報提供者に前記報酬を付与する、
請求項１から４のいずれか１項に記載のデータ分析装置。
【請求項６】
前記評価手段は、前記学習データの価値として、前記学習データから生成された推論モデルの正解率を評価する、
請求項５に記載のデータ分析装置。
【請求項７】
前記評価手段は、前記学習データの価値として、前記学習データにより実現されたサービスの成果を評価する、
請求項５に記載のデータ分析装置。
【請求項８】
前記問い合わせ手段は、前記機器から受信された運転データが、前記運転に関連する状況を推論する推論処理の対象に該当する場合、前記問い合わせを前記情報端末に送信する、
請求項１から４のいずれか１項に記載のデータ分析装置。
【請求項９】
前記問い合わせ手段は、前記情報提供者が前記問い合わせに対して回答した場合に得られる報酬の情報を含む前記問い合わせを、前記情報端末に送信する、
請求項１から４のいずれか１項に記載のデータ分析装置。
【請求項１０】
前記運転データから前記状況を推論する推論手段、を更に備え、
前記問い合わせ手段は、前記推論手段により推論された前記状況の情報を含む前記問い合わせを、前記情報端末に送信する、
請求項１から４のいずれか１項に記載のデータ分析装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、データ分析装置、データ分析システム、学習データの生成方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 2,300 文字）【背景技術】
【０００２】
機器の運転データを分析して、機器の運転に関連する状況を推論する技術が知られている。例えば、特許文献１は、温度センサ、湿度センサ等のセンサ値からＰＭＶ（Predicted Mean Vote）値を算出し、ＰＭＶ値に基づいて空調機を制御する制御装置を開示している。また、特許文献１には、利用者から入力された「暑い」、「寒い」等の温冷感の情報に基づいてＰＭＶ値を補正すること、及び、利用者に温冷感の入力を促すためにポイントを付与することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－９５０６６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記のような機器の運転に関連する状況を推論する技術において、推論処理の精度を向上させるためには、推論処理の正解となる状況のデータを情報提供者から収集することが必要になる。そのため、情報提供者からのデータの収集を促進することが求められている。
【０００５】
本開示は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、情報提供者からのデータの収集を促進することが可能なデータ分析装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本開示に係るデータ分析装置は、
機器の運転に関連する状況の問い合わせを、情報提供者の情報端末に送信する問い合わせ手段と、
前記問い合わせ手段により送信された前記問い合わせに対する回答として、前記状況を示す状況データを前記情報端末から受信する状況データ受信手段と、
前記運転の内容を示す運転データと、前記状況データ受信手段により受信された前記状況データと、が対応付けられた学習データを生成する学習データ生成手段と、
前記学習データ生成手段により生成された前記学習データの生成に対する報酬を、前記情報提供者に対して段階的に付与する報酬付与手段と、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本開示では、機器の運転に関連する状況の問い合わせを送信し、問い合わせに対する回答として状況データを受信し、運転データと状況データとが対応付けられた学習データを生成し、学習データの生成に対する報酬を情報提供者に対して段階的に付与する。従って、本開示によれば、情報提供者からのデータの収集を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１に係るデータ分析システムの全体構成を示す図
実施の形態１に係るデータ分析装置のハードウェア構成を示すブロック図
実施の形態１に係るデータ分析装置の機能的な構成を示すブロック図
実施の形態１に係る機器データ記憶部の構成を示す図
実施の形態１に係る機器属性テーブルの構成を示す図
実施の形態１に係る利用者情報テーブルの構成を示す図
実施の形態１に係る情報端末に表示される登録画面の例を示す図
実施の形態１に係る運転履歴テーブルの構成を示す図
実施の形態１に係る推論モデルの入力データと出力データの例を示す。
実施の形態１に係る学習定義記憶部の構成を示す図
実施の形態１に係る学習入力定義テーブルの構成を示す図
実施の形態１に係る学習出力定義テーブルの構成を示す図
実施の形態１に係る学習定義テーブルの構成を示す図
実施の形態１に係る情報端末に表示される問い合わせ画面の例を示す図
実施の形態１に係る情報端末に表示される自由記述画面の例を示す図
実施の形態１に係る状況データテーブルの構成を示す図
実施の形態１に係る学習データ記憶部の構成を示す図
実施の形態１に係る学習データテーブルの構成を示す図
実施の形態１に係る学習状態テーブルの構成を示す図
実施の形態１に係る評価情報テーブルの構成を示す図
実施の形態１に係る報酬管理テーブルの構成を示す図
実施の形態１に係る通知画面の例を示す第１の図
実施の形態１に係る通知画面の例を示す第２の図
実施の形態１に係る機器設置時処理の流れを示すフローチャート
実施の形態１に係る学習データ定義処理の流れを示すフローチャート
実施の形態１に係るデータ分析処理の流れを示す第１のフローチャート
実施の形態１に係るデータ分析処理の流れを示す第２のフローチャート
実施の形態１に係る評価処理の流れを示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付す。
【００１０】
（実施の形態１）
実施の形態１に係るデータ分析システム１は、図１に示すように、複数の機器３と、複数の情報端末５と、データ分析装置１０と、を備える。データ分析システム１は、機器３の運転データを収集及び分析して、その運転データに関連する状況を推論するシステムである。より詳細には、データ分析システム１は、機器３の運転時のデータから、その運転時における機器３又はその周囲の状況を推論するための学習データを生成するシステムである。
（【００１１】以降は省略されています）

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