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公開番号2025146416
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024047170
出願日2024-03-22
発明の名称空撮映像表示システム、及び、空撮映像表示プログラム
出願人西松建設株式会社,株式会社ホロラボ
代理人弁理士法人井上国際特許商標事務所,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 7/18 20060101AFI20250926BHJP(電気通信技術)
要約【課題】自由視点での状況確認を可能とする、空撮映像を表示するためのシステムを提供する。
【解決手段】空撮映像表示システム100は、3次元モデルMDの情報を格納するサーバ10と、飛翔状態で空撮映像APを撮影する撮影装置20と、撮影装置20の視認とともに重畳映像SVを表示する表示装置30と、コンピュータ40と、を備える。コンピュータ40は、少なくとも、3次元モデルMDの情報、及び、空撮映像APの情報を取得する情報取得部41と、前記取得された情報に基づいて、重畳映像SVを生成する映像生成部42と、表示装置30に向けて、少なくとも、前記生成された重畳映像SVを送信する情報送信部43と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
３次元座標系の空間に表示される３次元モデルの情報を格納するサーバと、
飛翔状態で空撮映像を撮影する、飛翔可能な撮影装置と、
前記撮影装置の実際の飛翔状態を視認可能に構成され、且つ、前記撮影装置の視認とともに前記３次元モデルを前記空撮映像に重畳させた重畳映像を表示する表示装置と、
前記サーバ、前記撮影装置、及び、前記表示装置のそれぞれと、情報通信可能なコンピュータと、
を備え、
前記コンピュータは、
少なくとも、前記３次元モデルの情報、及び、前記空撮映像の情報を取得する情報取得部と、
前記取得された情報に基づいて、前記重畳映像を生成する映像生成部と、
前記表示装置に向けて、少なくとも、前記生成された重畳映像を送信する情報送信部と、
を備える
空撮映像表示システム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
請求項１に記載の空撮映像表示システムにおいて、
前記情報取得部は、
さらに、前記撮影装置の飛翔状態を示す情報を取得し、
前記映像生成部は、
前記撮影装置の飛翔状態を示す情報として、前記撮影装置の位置情報、前記撮影装置の進行方向、前記撮影装置の傾斜度合い、前記撮影装置のカメラ方向、及び、前記撮影装置のカメラ角度、のうちの１つ又は２つ以上を、前記３次元モデルの３次元座標系に適応することで、前記重畳映像を生成する
空撮映像表示システム。
【請求項３】
請求項２に記載の空撮映像表示システムにおいて、
前記情報送信部は、
さらに、前記撮影装置の飛翔状態を示す情報として、少なくとも、前記撮影装置の飛行速度、前記撮影装置の飛行高度、及び、前記撮影装置のバッテリ残量、のうちの１つ又は２つ以上を、前記重畳映像の表示とともに前記表示装置にて表示するよう、前記表示装置に向けて送信する
空撮映像表示システム。
【請求項４】
請求項１乃至請求項３の何れか一項に記載の空撮映像表示システムにおいて、
前記情報送信部は、
前記表示装置への情報送信に加え、前記表示装置とは別の端末に向けて前記生成された重畳映像を送信する
空撮映像表示システム。
【請求項５】
請求項１乃至請求項３の何れか一項に記載の空撮映像表示システムにおいて、
前記表示装置は、
前記撮影装置の操作者に装着された場合に、前記操作者の目を覆いつつ透過視野を確保可能であって、前記送信された重畳映像が、前記操作者に視認されるよう表示されるディスプレイ部
を備える
空撮映像表示システム。
【請求項６】
請求項４に記載の空撮映像表示システムにおいて、
前記表示装置は、
前記撮影装置の操作者に装着された場合に、前記操作者の目を覆いつつ透過視野を確保可能であって、前記送信された重畳映像が、前記操作者に視認されるよう表示されるディスプレイ部
を備える
空撮映像表示システム。
【請求項７】
コンピュータに、
少なくとも、３次元座標系の空間に表示される３次元モデルの情報、及び、飛翔可能な撮影装置を用いて飛翔状態で撮影される空撮映像の情報を取得する情報取得手段と、
前記取得された情報に基づいて、前記３次元モデルを前記空撮映像に重畳させた重畳映像を生成する映像生成手段と、
前記撮影装置の実際の飛翔状態を視認可能に構成され、且つ、前記撮影装置の視認とともに前記重畳映像を表示する表示装置に向けて、少なくとも、前記生成された重畳映像を送信する情報送信手段と、
を実行させる
空撮映像表示プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、空撮映像を表示するためのシステム、及び、空撮映像を表示するためのコンピュータに実行させるプログラムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、現実空間を撮影した映像に３次元モデルを重畳する技術が知られている。例えば、特許文献１では、デバイスに設けられたカメラ、センサ等により、デバイスにおける周囲の環境と、現在位置とが把握され、デバイスのモニタ上に、撮影映像に３次元モデルが重畳された重畳映像が表示されることとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－１５６２７９号公報
【発明の概要】
【０００４】
上述した特許文献１の技術によれば、重畳映像が得られるものの、タブレット等のデバイス越しに、地上視点にて状況確認する必要が生じる。このため、デバイスを持参して使用場所まで移動するための準備や移動時間の負担が生じる場合がある。また、足場のない高所で使用する場合や、立ち入りが困難な区域で使用する場合、安全を確保することが難しい。以上のことから、地上視点にとらわれない、自由視点での状況確認を可能とする技術が好適である。
【０００５】
上記を鑑み、本発明の目的は、自由視点での状況確認を可能とする、空撮映像を表示するためのシステム、及び、空撮映像を表示するためのコンピュータに実行させるプログラムを、提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。本発明の空撮映像表示システムは、３次元座標系の空間に表示される３次元モデルの情報を格納するサーバと、飛翔状態で空撮映像を撮影する飛翔可能な撮影装置と、前記撮影装置の実際の飛翔状態を視認可能に構成され、且つ、前記撮影装置の視認とともに前記３次元モデルを前記空撮映像に重畳させた重畳映像を表示する表示装置と、前記サーバ、前記撮影装置、及び、前記表示装置のそれぞれと、情報通信可能なコンピュータと、を備える。前記コンピュータは、少なくとも、前記３次元モデルの情報、及び、前記空撮映像の情報を取得する情報取得部と、前記取得された情報に基づいて、前記重畳映像を生成する映像生成部と、前記表示装置に向けて、少なくとも、前記生成された重畳映像を送信する情報送信部と、を備える。
【０００７】
本発明の空撮映像表示システムにおいて、前記情報取得部は、さらに、前記撮影装置の飛翔状態を示す情報を取得し、前記映像生成部は、前記撮影装置の飛翔状態を示す情報として、前記撮影装置の位置情報、前記撮影装置の進行方向、前記撮影装置の傾斜度合い、前記撮影装置のカメラ方向、及び、前記撮影装置のカメラ角度、のうちの１つ又は２つ以上を、前記３次元モデルの３次元座標系に適応することで、前記重畳映像を生成する。
【０００８】
本発明の空撮映像表示システムにおいて、前記情報送信部は、さらに、前記撮影装置の飛翔状態を示す情報として、少なくとも、前記撮影装置の飛行速度、前記撮影装置の飛行高度、及び、前記撮影装置のバッテリ残量、のうちの１つ又は２つ以上を、前記重畳映像の表示とともに前記表示装置にて表示するよう、前記表示装置に向けて送信する。
【０００９】
本発明の空撮映像表示システムにおいて、前記情報送信部は、前記表示装置への情報送信に加え、前記表示装置とは別の端末に向けて前記生成された重畳映像を送信する。
【００１０】
本発明の空撮映像表示システムにおいて、前記表示装置は、前記撮影装置の操作者に装着された場合に、前記操作者の目を覆いつつ透過視野を確保可能であって、前記送信された重畳映像が、前記操作者に視認されるよう表示されるディスプレイ部を備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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