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公開番号2025146224
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024046893
出願日2024-03-22
発明の名称乗物用シート装置
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類H02G 11/00 20060101AFI20250926BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 ハーネスケースが大きくなると、当該ハーネスケースが、シート本体が占有する領域から大きくはみ出してしまう点に鑑みた乗物用シート装置の一例を開示する。
【解決手段】 第2ハーネス5Bが、スライド方向と直交する方向に凸となるように湾曲した状態でハーネスケース6に収納されているとともに、シート本体2の変位に連動して当該湾曲した部位の頂部がシート幅方向に変位するので、ハーネスケース6の一部が、シート本体2の占有領域に対して、スライド方向前方側及び後方側に大きくはみ出てしまうことが抑制され得る。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
乗物に搭載される乗物用シート装置において、
少なくともシートクッションを有するシート本体を含み、当該シート本体と共に乗物に対してスライド変位する可動部と、
前記可動部に設けられた電気機器に直接的又は間接的に接続されたハーネスであって、一端側が前記可動部に固定され、他端側が乗物側に固定されるハーネスと、
前記ハーネスの少なくとも一部が湾曲した状態で収納されたハーネスケースであって、乗物の床に対して固定されるハーネスケースとを備え、
前記ハーネスケース内に存在する前記ハーネスの少なくとも一部は、前記可動部のスライド方向と直交する方向に凸となるように湾曲した状態で収納されているとともに、当該湾曲した部位の頂部が当該「直交する方向」に変位可能な乗物用シート装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記ハーネスケース内には、当該ハーネスケース内に存在する前記ハーネスを、前記「直交する方向」に凸となるように湾曲させる湾曲誘発部が設けられている請求項1に記載の乗物用シート装置。
【請求項3】
前記湾曲誘発部のうち前記ハーネスと接触する部位は、滑らかに連続した曲面である請求項2に記載の乗物用シート装置。
【請求項4】
前記頂部の変位に連動して当該頂部と共に変位する可動支柱部であって、前記ハーネスケースに作用する上下方向の荷重に対抗することが可能な可動支柱部を備える請求項2又は3に記載の乗物用シート装置。
【請求項5】
前記可動支柱部は、前記頂部を挟んで一方側に配置された第1支柱部及び他方側に配置された第2支柱部を有しており、
さらに、前記第1支柱部と前記第2支柱部とは連結されている請求項4に記載の乗物用シート装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、乗物に搭載される乗物用シート装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載の発明では、電気ハーネスの一端がシート本体に接続され、当該電気ハーネス他端側が乗物等の車両に固定されているとともに、シート本体のスライド変位に伴って発生する当該電気ハーネスの余長部分を収納するハーネスケースが車両の床に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-193599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の発明では、シート本体のスライド変位長さが大きくなると、これに応じて電気ハーネスの余長部分が長くなるため、床に設置されたハーネスケースが大きくなってしまう。
【0005】
ハーネスケースが大きくなると、当該ハーネスケースが、シート本体が占有する領域から大きくはみ出してしまう。本開示は、当該点に鑑みた乗物用シート装置の一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
乗物に搭載される乗物用シート装置は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、少なくともシートクッションを有するシート本体(2)を含み、当該シート本体(2)と共に乗物に対してスライド変位する可動部(23)と、可動部(23)に設けられた電気機器に直接的又は間接的に接続されたハーネス(5)であって、一端側が可動部(23)に固定され、他端側が乗物側に固定されるハーネス(5)と、ハーネス(5)の少なくとも一部が湾曲した状態で収納されたハーネスケース(6)であって、乗物の床に対して固定されるハーネスケース(6)とを備え、ハーネスケース(6)内に存在するハーネス(5)の少なくとも一部は、可動部(23)のスライド方向と直交する方向に凸となるように湾曲した状態で収納されているとともに、当該湾曲した部位(5C)の頂部(5D)が当該「直交する方向」に変位することである。
【0007】
これにより、ハーネスがスライド方向と平行な方向に凸となるように湾曲した状態で収納されている構成(例えば、特許文献1参照)に比べて、ハーネスケース(6)のうち、シート本体(2)の占有領域からはみ出してしまう部分が小さくなり得る。
【0008】
つまり、特許文献1に記載の構成では、ハーネスケースの一部が、シート本体(2)の占有領域に対して、スライド方向前方側及び後方側に大きくはみ出てしまう。
これに対して、当該乗物用シート装置では、ハーネス(5)のうちハーネスケース(6)に収納されている部分が、スライド方向と直交する方向に凸となるように湾曲した状態で収納されているとともに、当該可動部(23)の変位に連動して当該湾曲した部位(5C)の頂部(5D)が当該「直交する方向」に変位するので、ハーネスケース(6)の一部が、シート本体(2)の占有領域に対して、スライド方向前方側及び後方側に大きくはみ出てしまうことが抑制され得る。
【0009】
なお、当該乗物用シート装置は、例えば、以下の構成であってもよい。
ハーネスケース(6)内には、当該ハーネスケース(6)内に存在するハーネス(5)を、「直交する方向」に凸となるように湾曲させる湾曲誘発部(6C)が設けられていることが望ましい。これにより、湾曲した部位(5C)の頂部(5D)を安定的に変位させることができ得る。
【0010】
つまり、湾曲誘発部(6C)が設けられていない場合には、ハーネス(5)の湾曲の向きが不定となるため、ハーネス(5)の挙動は不安定となる。これに対して、当該乗物用シート装置では、湾曲誘発部(6C)により初期状態からハーネス(5)が「直交する方向」に湾曲しているので、湾曲した部位(5C)の頂部(5D)を安定的に変位させることができ得る。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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