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公開番号2025146205
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024046858
出願日2024-03-22
発明の名称車両用排熱装置
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B60H 1/22 20060101AFI20250926BHJP(車両一般)
要約【課題】夏季には車内温度の上昇を抑制し、熱的快適性の向上を図り、冬季には車内温度の上昇に利用でき、車両エアコンの消費電力を低減することができる車両用排熱装置を提供する。
【解決手段】車両用排熱装置(1)は、車室(100A)内に設けられて送風機(12)によって空冷される熱源装置(11)と、前記熱源装置(11)にて温められた空気を車外側に排気する車外側排気口(15)と、前記熱源装置(11)にて温められた空気を車室(100A)内側に排気する車室内側排気口(16)と、前記熱源装置(11)にて温められた空気を前記車外側排気口(15)から排気する第1排気モードと、前記熱源装置(11)にて温められた空気を前記車室内側排気口(16)から排気する第2排気モードとを切り替える切替部(31)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車室内に設けられて送風機によって空冷される熱源装置と、
前記熱源装置にて温められた空気を車外側に排気する車外側排気口と、
前記熱源装置にて温められた空気を車室内側に排気する車室内側排気口と、
前記熱源装置にて温められた空気を前記車外側排気口から排気する第1排気モードと、前記熱源装置にて温められた空気を前記車室内側排気口から排気する第2排気モードとを切り替える切替部と、
を備えた車両用排熱装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記切替部を制御する制御装置を備え、
前記制御装置は、
前記車室内の温度を検出する室内温度センサと、
前記車外側の温度を検出する外気温度センサと、
乗員の温冷感を推定する温冷感推定部と、
車両エアコンの駆動状態と前記熱源装置の駆動状態とを検出する駆動状態検出部と、
のうちの少なくとも一つを有し、
前記室内温度センサと、前記外気温度センサと、前記温冷感推定部と、前記駆動状態検出部との少なくとも一つから入力された検出信号に基づいて、前記第1排気モードまたは前記第2排気モードのいずれかに切り替えるように前記切替部を制御する、
請求項1に記載の車両用排熱装置。
【請求項3】
前記制御装置は、
前記第2排気モードであって、かつ、前記駆動状態検出部を介して前記車両エアコンが暖房で駆動されていることを検出した場合は、前記車両エアコンの暖房出力を下げるように制御する、
請求項2に記載の車両用排熱装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用排熱装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、外装筐体の天面部および底面部に設けられた吸入口から排気ファンで空気を吸い込み、排気口から排気するように構成されたプロジェクタの構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-209403号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のプロジェクタの構成では、プロジェクタの外装筐体内に熱が溜まることは防止できるが、排気口が車室内側に設けられている場合には、車内温度が上昇し、夏季には熱的快適性の低下を招く。一方、プロジェクタの排気口を車外側に設けた場合は、熱エネルギーを車外へ捨てることとなり、冬季にはエネルギーの無駄が発生する。全自動運転の電気自動車においては、複数台のプロジェクタなどが車室内に搭載される可能性があり、車両エアコンの消費電力を低減することができる効率的な車両用排熱装置が望まれている。
【0005】
本発明の一態様は、夏季には車内温度の上昇を抑制し、熱的快適性の向上を図り、冬季には車内温度の上昇に利用でき、車両エアコンの消費電力を低減することができる車両用排熱装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る車両用排熱装置は、車室内に設けられて送風機によって空冷される熱源装置と、前記熱源装置にて温められた空気を車外側に排気する車外側排気口と、前記熱源装置にて温められた空気を車室内側に排気する車室内側排気口と、前記熱源装置にて温められた空気を前記車外側排気口から排気する第1排気モードと、前記熱源装置にて温められた空気を前記車室内側排気口から排気する第2排気モードとを切り替える切替部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、夏季には車室内温度の上昇を抑制し、熱的快適性の向上を図り、冬季には車室内温度の上昇に利用でき、車両エアコンの消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る車両用排熱装置の概略構成の一例を示す図である。
熱源装置にて温められた空気を車室内側に排気する一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。なお、本実施形態における各図に適宜示す前後上下の方向は、車両前方側を前方向、車両後方側を後方向、車両上方側を上方向、車両下方側を下方向とするものである。
【0010】
[車両用排熱装置の概略構成]
本実施形態に係る車両用排熱装置1の概略構成について図1および図2に基づいて説明する。本実施形態は、バッテリに充電した電力で駆動される電気自動車に本発明を適用した場合について説明する。なお、本発明は、ハイブリッド車両およびプラグインハイブリッド車両にも好適に適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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