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公開番号
2025145014
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024044977
出願日
2024-03-21
発明の名称
車両ドアのキーシリンダ装置
出願人
ミネベアアクセスソリューションズ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E05B
79/22 20140101AFI20250926BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】牽引部材を介してドアロック装置に接続された車両ドアのキーシリンダ装置に関し、牽引部材を含むキーシリンダの非操作位置への復帰性を向上する。
【解決手段】キーシリンダ装置20は、ドアロック装置10を切換可能な操作位置と切換不可能な非操作位置との間を回動可能なキーシリンダ32、非操作位置から操作位置へのキーシリンダ32の回動によって第1の向きに移動し、操作位置から非操作位置へのキーシリンダ32の回動によって第2の向きに移動する牽引部材27、及び牽引部材27をドアロック装置10に接続するための接続機構40を備える。キーシリンダ32には、キーシリンダ32を操作位置から非操作位置に付勢する第1付勢部材33が配置され、接続機構40には、牽引部材27が第2の向きに移動するように付勢する第2付勢部材46が配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ドアロック装置をロック状態又はアンロック状態に切換可能な操作位置と、前記ドアロック装置を切換不可能な非操作位置との間を回動可能なキーシリンダと、
前記非操作位置から前記操作位置への前記キーシリンダの回動によって第1の向きに移動し、前記操作位置から前記非操作位置への前記キーシリンダの回動によって第1の向きとは逆向きである第2の向きに移動する牽引部材と、
前記牽引部材を前記ドアロック装置に接続するための接続機構と
を備える車両ドアのキーシリンダ装置において、
前記キーシリンダには、前記キーシリンダを前記操作位置から前記非操作位置に付勢する第1付勢部材が配置され、
前記接続機構には、前記牽引部材が前記第2の向きに移動するように付勢する第2付勢部材が配置されている、車両ドアのキーシリンダ装置。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記接続機構は、
前記車両ドアに取付可能な支持部材と、
前記支持部材に軸線まわりの回動が許容されるように取り付けられ、前記ドアロック装置に接続可能な接続部材と
を有し、
前記接続部材と支持部材には、前記支持部材に対する前記接続部材の回動を規制する規制部が設けられている、請求項1に記載の車両ドアのキーシリンダ装置。
【請求項3】
前記接続機構は、前記接続部材に対して一体に回動可能に取り付けられ、前記軸線に対して交差する向きに突出して前記牽引部材の一端が接続された接続レバーを有する、請求項2に記載の車両ドアのキーシリンダ装置。
【請求項4】
前記キーシリンダは、前記車両ドアの下端部に配置される、請求項1から3のいずれか1項に記載の車両ドアのキーシリンダ装置。
【請求項5】
前記キーシリンダの上方に間隔をあけて前記接続機構が配置されている、請求項4に記載の車両ドアのキーシリンダ装置。
【請求項6】
前記キーシリンダの回動に連動して回動可能で、前記牽引部材の他端が接続されて前記牽引部材を進退させるための回動部材を備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の車両ドアのキーシリンダ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両ドアのキーシリンダ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
車両のドアに配置されたドアロック装置をロック状態からアンロック状態に切り換えるためのキーシリンダ装置が知られている。ドアロック装置がアンロック状態のとき、ドアに配置されたハンドルの操作によってドアは開放可能である。ドアロック装置がロック状態のとき、ハンドルを操作してもドアは開放不可能である。
【0003】
特許文献1に開示されたキーシリンダ装置は、キーシリンダの操作力をドアロック装置に伝達するためのケーブルを備え、ドアに対してドアロック装置とは離れた位置に取り付けられている。ケーブルが備えるワイヤ(牽引部材)の一端は、キーシリンダに設けられたレバーに接続されている。ワイヤの他端は、ドアロック装置に接続されている。これにより、キー操作によるキーシリンダの操作力がレバー及びワイヤを介してドアロック装置に伝達され、ドアロック装置がロック状態からアンロック状態に切り換わる。キーシリンダには、キーシリンダを操作前の初期位置(非操作位置)に戻すためのスプリングが配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-25965号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ドアに対するドアロック装置とキーシリンダ装置の配置によっては、ケーブルの全長が長くなったり、ケーブルを湾曲させて配索したりする状況が生じ得る。この場合、ケーブルが備えるチューブとワイヤからなる牽引部材の間の抵抗が増えるため、キーシリンダに配置したスプリングの付勢力では、牽引部材を含むキーシリンダを非操作位置に復帰できないことがある。
【0006】
本発明は、牽引部材を介してドアロック装置に接続された車両ドアのキーシリンダ装置に関し、牽引部材を含むキーシリンダの非操作位置への復帰性を向上することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ドアロック装置をロック状態又はアンロック状態に切換可能な操作位置と、前記ドアロック装置を切換不可能な非操作位置との間を回動可能なキーシリンダと、前記非操作位置から前記操作位置への前記キーシリンダの回動によって第1の向きに移動し、前記操作位置から前記非操作位置への前記キーシリンダの回動によって第1の向きとは逆向きである第2の向きに移動する牽引部材と、前記牽引部材を前記ドアロック装置に接続するための接続機構とを備える車両ドアのキーシリンダ装置において、前記キーシリンダには、前記キーシリンダを前記操作位置から前記非操作位置に付勢する第1付勢部材が配置され、前記接続機構には、前記牽引部材が前記第2の向きに移動するように付勢する第2付勢部材が配置されている、車両ドアのキーシリンダ装置を提供する。
【0008】
キーシリンダは、牽引部材及び接続機構を介してドアロック装置に接続されているため、ドアの希望位置にキーシリンダを配置できる。キーシリンダには、キーシリンダを操作位置から非操作位置に付勢する第1付勢部材が配置され、接続機構には、牽引部材が第2の向きに移動するように付勢する第2付勢部材が配置されている。そのため、牽引部材とチューブの間の抵抗が増えても、牽引部材を含むキーシリンダを非操作位置へ確実に復帰できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、牽引部材を介してドアロック装置に接続された車両ドアのキーシリンダ装置に関し、牽引部材を含むキーシリンダの非操作位置への復帰性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係るキーシリンダ装置を用いた車両のドアの正面図。
図1のドアロック装置、ハンドル、及びキーシリンダ装置の関係を示すブロック図。
キーシリンダ装置の背面斜視図。
キーシリンダ装置の分解斜視図。
図3のV-V線断面図。
図3のVI-VI線断面図。
ドアロック装置へのロッドの接続状態を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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