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公開番号2025144973
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024044924
出願日2024-03-21
発明の名称超電導ケーブル
出願人SWCC株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01B 12/16 20060101AFI20250926BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】少なくとも各導体の絶縁性に優れた超電導ケーブルを提供する。
【解決手段】多芯構造の超電導ケーブルであって、複数本の導体10と、少なくとも一本以上の第一の管20と、第一の管20を収容する第二の管30と、を少なくとも有する。複数本の導体10のうち少なくとも何れか一本の導体10は、第一の管20に一本ずつ収容し、その余の導体10は、互いに絶縁された状態で第二の管30に収容することで、導体10同士の絶縁性を担保しつつ、各導体10に冷媒を直接接触させた構成とすることで、より大電流な通電性能を確保することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
多芯構造の超電導ケーブルであって、
複数本の導体と、
少なくとも一本以上の、第一の管と、
前記第一の管を収容する、第二の管と、
を少なくとも有し、
前記複数本の導体のうち、
少なくとも何れか一本の導体は、前記第一の管に一本ずつ収容されており、
その余の導体は、互いに絶縁された状態で前記第二の管に収容されていることを特徴とする、
超電導ケーブル。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記複数本の導体のそれぞれについて、前記導体の外周に絶縁層を設けていないことを特徴とする、
請求項1に記載の超電導ケーブル。
【請求項3】
前記第一の管の本数と、前記複数の導体の本数が同数であり、
前記複数の導体が、前記第一の管に一本ずつ収容されていることを特徴とする、
請求項2に記載の超電導ケーブル。
【請求項4】
前記第二の管を収容する、第三の管を更に有し、
前記第二の管と前記第三の管との間に真空状態の断熱空間が形成されていることを特徴とする、
請求項3に記載の超電導ケーブル。
【請求項5】
前記第二の管の外周に断熱部を設けたことを特徴とする、
請求項1に記載の超電導ケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数本の導体を収容してなる多芯構造の超電導ケーブルに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、極低温において超電導状態となる超電導線材を導体として用い、大電流を低損失で送電可能な超電導ケーブルが知られている。例えば、CO

排出量削減のため電動化が検討されている航空機等の飛行体向けの推進システムにおいては、軽量で、かつ高効率・高出力が可能な超電導技術の必要性が高まっている。このような推進システムの実現に向け、ジェットエンジンから置き換わる電動機への電力供給に適した、大電流を通電可能な超電導ケーブルの開発が進められている。
【0003】
出願人は、以下の特許文献1において、断熱管内の複数のケーブルコアを互いに絶縁するための絶縁スペーサを内挿してなる、多芯構造の超電導ケーブルを開発している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7383839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、複数本の導体を収容してなる超電導ケーブルにおいて、上記特許文献1で開示される構造とは異なる方法で、各導体の絶縁性を確保可能な手段の提供を目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべくなされた本願発明は、多芯構造の超電導ケーブルであって、複数本の導体と、少なくとも一本以上の、第一の管と、前記第一の管を収容する、第二の管と、を少なくとも有し、前記複数本の導体のうち、少なくとも何れか一本の導体を、前記第一の管に一本ずつ収容し、その余の導体を、互いに絶縁された状態で前記第二の管に収容するよう構成した。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、各導体の絶縁性に優れた超電導ケーブルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1に係る超電導ケーブルの概略端面図。
実施例1に係る超電導ケーブルの通電状態を示す概略端面図。
実施例2に係る超電導ケーブルの概略端面図。
実施例3に係る超電導ケーブルの概略端面図。
実施例4に係る超電導ケーブルの概略端面図。
実施例5に係る超電導ケーブルの概略端面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
【実施例】
【0010】
<1>全体構成(図1)
図1は、実施例1に係る超電導ケーブルを、ケーブル軸方向に直交するように切断した場合の内部構造を示す概略端面図である。
本実施例に係る超電導ケーブル(以下、単に「ケーブル」ともいう。)は、導体10、第一の管20、第二の管30、および第三の管40を具備している。
以下、各部の詳細について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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