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公開番号
2025142866
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-01
出願番号
2024042460
出願日
2024-03-18
発明の名称
空気調和機の室外機
出願人
株式会社富士通ゼネラル
代理人
弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類
F24F
1/12 20110101AFI20250924BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】圧縮機の騒音特性に応じて防音材を選定するとき、防音材の種類を目視によって確実に区別することができる空気調和機の室外機を提供する。
【解決手段】上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る空気調和機の室外機は、筐体と、前記筐体の内部に設けられた圧縮機とを有する空気調和機の室外機である。前記筐体の内部に、前記圧縮機から発せられる騒音を低減する防音部材が配置される。前記防音部材には、前記防音部材の種類を識別でできる識別部が設けられる。前記識別部は、前記防音部材の一部を切り抜いて形成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体と、前記筐体の内部に設けられた圧縮機とを有する空気調和機の室外機であって、
前記筐体の内部に、前記圧縮機から発せられる騒音を低減する防音部材が配置され、
前記防音部材には、前記防音部材の種類を識別でできる識別部が設けられ、
前記識別部は、前記防音部材の一部を切り抜いて形成された
空気調和機の室外機。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された空気調和機の室外機であって、
前記防音部材の前記種類は、前記防音部材の厚さまたは前記防音部材の材質を変更した種類である
空気調和機の室外機。
【請求項3】
請求項1または2に記載された空気調和機の室外機であって、
前記識別部は、前記筐体の内部において、前記識別部が前記防音部材に設けられても防音効果に影響しない箇所に配置される
空気調和機の室外機。
【請求項4】
請求項1または2に記載された空気調和機の室外機であって、
前記筐体は、仕切板によって前記圧縮機が配置される機械室と、熱交換器及び送風ファンが配置される熱交換室とに区分けされ、
前記防音部材は、前記機械室に配置され、
前記識別部は、前記筐体の前面または前記仕切板と隣り合うように配置される
空気調和機の室外機。
【請求項5】
請求項1または2に記載された空気調和機の室外機であって、
前記防音部材は、前記防音部材が互いに重ね合わされる、第1重なり部と第2重なり部とを有し、
前記識別部は、前記第1重なり部及び前記第2重なり部のいずれか一方に配置される
空気調和機の室外機。
【請求項6】
請求項1または2に記載された空気調和機の室外機であって、
前記筐体を設置したとき、前記識別部は、前記防音部材の上部に設けられる
空気調和機の室外機。
【請求項7】
請求項1または2に記載された空気調和機の室外機であって、
前記識別部は、前記防音部材の厚さまたは前記防音部材の材質に応じて、前記識別部の平面形状または前記識別部の位置が変えられる
空気調和機の室外機。
【請求項8】
請求項1または2に記載された空気調和機の室外機であって、
前記識別部は、前記防音部材の端部から所定の距離を隔てた位置に配置される
空気調和機の室外機。
【請求項9】
請求項1または2に記載された空気調和機の室外機であって、
前記防音部材は、遮音材と吸音材とを有し、
前記識別部は、前記吸音材に設けられる
空気調和機の室外機。
【請求項10】
請求項1または2に記載された空気調和機の室外機であって、
前記筐体は、仕切板によって前記圧縮機が配置される機械室と、熱交換器及び送風ファンが配置される熱交換室とに区分けされ、
前記防音部材は、前記機械室に配置され、
前記識別部は、前記機械室の内部側に臨むか、または、前記筐体の前面に臨む
空気調和機の室外機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機の室外機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
空気調和機の室外機においては、圧縮機からの音(振動音や冷媒吐出音など。以下、騒音と記載する場合がある)を外部へ漏洩させない防音対策が施されている。防音対策として、圧縮機に吸音材を巻き付けたり、圧縮機が収容される機械室の内壁に吸遮音材を配置したりする技術がある(例えば、特許文献1参照)。ここで、吸遮音材は、吸音材よりも高密度の材料を吸音材と組み合わせることによって形成される。
【0003】
例えば、吸遮音材は、遮音材が吸音材で挟まれた構造を有している。騒音の高周波成分は、吸音材で吸音され、騒音の低周波成分は、遮音材で遮音される。この結果、吸音材のみでは低減できない騒音の低周波成分が遮音されて、騒音の高周波成分と低周波成分とが低減する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-100658号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、室外機に搭載される圧縮機については、必要とされる空調能力に応じて、異なる機種が選定される場合がある。圧縮機から発生する騒音は圧縮機の機種によって異なる場合があり、吸音材または吸遮音材(以下、まとめて防音材と記載する場合がある)を室外機の筐体内部に配置するときには、複数種の防音材の中から圧縮機の騒音特性に応じた適正な防音材が選定される。
【0006】
圧縮機の騒音特性に応じた防音材を選定する際に、防音材の大きさ及び形状が同じで、防音材の厚さまたは材質を変更して対応することがある。このような場合、防音材の厚さは目視で区別しにくいミリ単位で変更されたり、その材質が異なっていても防音材が同系色であったりする。従って、圧縮機の騒音特性に応じた防音材を選定する場合、防音材の種類を目視によって区別することが困難になっている。
【0007】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、圧縮機の騒音特性に応じて防音材を選定するとき、防音材の種類を目視によって確実に区別することができる空気調和機の室外機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る空気調和機の室外機は、筐体と、上記筐体の内部に設けられた圧縮機とを有する空気調和機の室外機である。
上記筐体の内部に、上記圧縮機から発せられる騒音を低減する防音部材が配置される。
上記防音部材には、上記防音部材の種類を識別でできる識別部が設けられる。
上記識別部は、上記防音部材の一部を切り抜いて形成される。
【0009】
このような空気調和機の室外機であれば、圧縮機の騒音特性に応じて防音材を選定するとき、防音材の種類を目視によって確実に区別することができる。
【0010】
上記の空気調和機の室外機においては、上記防音部材の上記種類は、上記防音部材の厚さまたは上記防音部材の材質を変更した種類であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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