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公開番号2025137233
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036308
出願日2024-03-08
発明の名称ホース
出願人株式会社ブリヂストン
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F16L 11/08 20060101AFI20250911BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】従来技術と比較して、ホースの耐圧性を高めつつ、ホースの加締めによる破断を抑制する。
【解決手段】複数の補強層は、外面層に近い側の外側補強層と内管に近い側の内側補強層からなり、外側補強層のうち少なくとも最も外側の外側補強層は、ワイヤ補強層で構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
内管と、内管の外側表面に積層された複数の補強層と、当該複数の補強層の表面に形成された外面層を備えたホースであって、
前記複数の補強層は、単線のワイヤを金属補強材とするワイヤ補強層と、複数のフィラメントを撚り合わせたスチールコードを金属補強材とするスチールコード補強層との組み合わせによって構成されており、
前記複数の補強層は、前記外面層に近い側の外側補強層と前記内管に近い側の内側補強層を含んでなり、
前記外側補強層のうち少なくとも最も外側の外側補強層は、前記ワイヤ補強層で構成されている、
ホース。
続きを表示（約 230 文字）【請求項２】
前記単線のワイヤは、前記ホースの長手方向に沿って螺旋状に巻き付けられており、
前記スチールコードは、前記ホースの長手方向に沿って螺旋状に巻き付けられており、
前記外側補強層は、一つのワイヤ補強層若しくは前記ワイヤの螺旋の向きが異なる一対のワイヤ補強層で構成されており、
前記内側補強層は、前記スチールコードの螺旋の向きが異なる少なくとも一対のスチールコード補強層で構成されている、
請求項１に記載のホース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、ホースに関する。
続きを表示（約 950 文字）【背景技術】
【０００２】
建設機械、工作機械、自動車のパワーステアリング、測定機器等には、可撓性を兼ね備えた高圧耐性の高圧ホースが使用されている。
【０００３】
高圧ホースは、一般的に、内側のゴム層の外周に、複数層の補強層が積層されて構成されている。補強層の補強材には、単線のワイヤ、単線のスチールフィラメント、ナイロン、ポリエステル等の繊維が使用されることが多い。
【０００４】
高圧ホースの補強材には、タイヤほどの高強度と柔軟性の両立が求められない理由などにより、スチールフィラメントを撚り合わせるという工数と手間を要するスチールコードは、一般的に使用されてこなかったのが実情である。
【０００５】
しかしながら、建設機械等に使用される油圧ホースには、近年の油圧システムの一層の高圧化に伴い、一層の高圧耐圧性が要求されている。
【０００６】
一層の高圧耐圧性が要求されている高圧ホースに、それに応じた高強度と柔軟性を付与するためには、単線のワイヤ（スチールフィラメント）では限界がある。このためタイヤの補強に使用されているスチールフィラメントを撚り合わせたスチールコードを、高圧ホースに適用することが望まれている。
【０００７】
特許文献１には、引っ張り荷重に応じた伸びを抑制するために、ホースの耐圧補強層の表面に、編組して形成したスチールコードの層を使用する態様が記載されている。
【０００８】
また特許文献２には、ホースの衝撃耐久性を向上させるために、各層のスチールコードの巻き付け方向を互いに異なる方向にする態様が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００９】
特開２００６－２２０２９０号公報
国際公開ＷＯ２０１８/１６４０８２
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【００１０】
本開示は、従来技術と比較して、ホースの耐圧性を高めつつ、ホースの加締めによる破断を抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
（【００１１】以降は省略されています）

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