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公開番号2025137058
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036038
出願日2024-03-08
発明の名称情報処理装置及び方法
出願人JFEスチール株式会社,国立大学法人広島大学
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01F 1/00 20220101AFI20250911BHJP(測定;試験)
要約【課題】点検対象となる複数の配管の各配管内における流体の流量を算出する技術を改善する。
【解決手段】点検対象となる複数の配管の各配管内における流体の流量を算出する制御部を有する情報処理装置であって、前記制御部は、点検対象となる複数の配管が撮影範囲に含まれ、撮影時間が異なる複数の画像データを取得し、各画像データ内の各画素の要素の時間変化に基づいて各画素における周波数スペクトルを算出し、各画像データ内において各配管を構成する特定の画素における周波数スペクトルに基づいて当該特定の画素における周波数を算出し、算出した周波数と、各配管の配管径とに基づき各配管の流量を算出することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
点検対象となる複数の配管の各配管内における流体の流量を算出する制御部を有する情報処理装置であって、
前記制御部は、
点検対象となる複数の配管が撮影範囲に含まれ、撮影時間が異なる複数の画像データを取得し、各画像データ内の各画素の要素の時間変化に基づいて各画素における周波数スペクトルを算出し、
各画像データ内において各配管を構成する特定の画素における周波数スペクトルに基づいて当該特定の画素における周波数を算出し、
算出した周波数と、各配管の配管径とに基づき各配管の流量を算出することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記画像データ内において各配管と異なる参照部を構成する他の特定の画素における周波数スペクトルに基づいて当該他の特定の画素における周波数を算出し、
前記特定の画素における周波数と、前記他の特定の画素における周波数との差分周波数と、各配管の配管径とに基づいて各配管の流量を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
各配管の流量を示す情報を含む出力画像を表示可能な表示部を備え、
前記制御部は、
前記複数の画像データに基づいて生成したベース画像に対して、算出した各配管の流量を重畳表示して前記出力画像を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
各配管に対して前回算出した流量と、今回算出した流量とが異なる場合に、流量の変化量も前記ベース画像に対して、重畳表示して前記出力画像を生成することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記各画素の要素は輝度である、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
情報処理装置が実行する、点検対象となる複数の配管の各配管内における流体の流量を算出する方法であって、
点検対象となる複数の配管が撮影範囲に含まれ、撮影時間が異なる複数の画像データを取得し、各画像データ内の各画素の要素の時間変化に基づいて各画素における周波数スペクトルを算出することと、
各画像データ内において各配管を構成する特定の画素における周波数スペクトルに基づいて当該特定の画素における周波数を算出することと、
算出した周波数と、各配管の配管径とに基づき各配管の流量を算出することと
を含む、方法。
【請求項7】
前記画像データ内において各配管と異なる参照部を構成する他の特定の画素における周波数スペクトルに基づいて当該他の特定の画素における周波数を算出することと、
前記特定の画素における周波数と、前記他の特定の画素における周波数との差分周波数と、各配管の配管径とに基づいて各配管の流量を算出することを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記複数の画像データに基づいて生成したベース画像に対して、算出した各配管の流量を重畳表示した出力画像を生成して表示することをさらに含む、請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
各配管に対して前回算出した流量と、今回算出した流量とが異なる場合に、流量の変化量も前記ベース画像に対して、重畳表示して前記出力画像を生成することを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記各画素の要素は輝度である、請求項6に記載の方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、点検対象となる複数の配管内における流体の流量を算出する情報処理装置及び方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
製鉄所等の敷地内においては高温ガス等の流体を工場設備に供給する配管が設置されている。このような配管においては設備の異常判断、及び効率的な運用による省エネルギー化の観点から、配管内における流体の流量を定期又は不定期的に測定することが必要である。配管内の流量測定を行う方法として特許文献1には、配管の外周に設置した振動計により計測された周波数を基に配管内における流体の流量を算出することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-158898号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示した振動周波数による流量算出技術は、点検対象の配管に直接振動計を設置する必要があり多数の振動計を必要とする。そして振動計の設置箇所が高所の場合は足場の組み立て、梯子の使用等が必要となり、設置費用が増大する問題、及び点検作業時の安全性等の問題があった。このように、点検対象となる複数の配管の各配管内における流体の流量を算出する技術には改善の余地があった。
【0005】
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、点検対象となる複数の配管の各配管内における流体の流量を算出する技術を改善することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、
点検対象となる複数の配管の各配管内における流体の流量を算出する制御部を有する情報処理装置であって、
前記制御部は、
点検対象となる複数の配管が撮影範囲に含まれ、撮影時間が異なる複数の画像データを取得し、各画像データ内の各画素の要素の時間変化に基づいて各画素における周波数スペクトルを算出し、
各画像データ内において各配管を構成する特定の画素における周波数スペクトルに基づいて当該特定の画素における周波数を算出し、
算出した周波数と、各配管の配管径とに基づき各配管の流量を算出することを特徴とする。
【0007】
(2)本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、(1)に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、
前記画像データ内において各配管と異なる参照部を構成する他の特定の画素における周波数スペクトルに基づいて当該他の特定の画素における周波数を算出し、
前記特定の画素における周波数と、前記他の特定の画素における周波数との差分周波数と、各配管の配管径とに基づいて各配管の流量を算出することを特徴とする。
【0008】
(3)本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、(1)又は(2)に記載の情報処理装置であって、
各配管の流量を示す情報を含む出力画像を表示可能な表示部を備え、
前記制御部は、
前記複数の画像データに基づいて生成したベース画像に対して、算出した各配管の流量を重畳表示して前記出力画像を生成することを特徴とする。
【0009】
(4)本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、(3)に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、
各配管に対して前回算出した流量と、今回算出した流量とが異なる場合に、流量の変化量も前記ベース画像に対して、重畳表示して前記出力画像を生成することを特徴とする。
【0010】
(5)本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、(1)乃至(4)の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
前記各画素の要素は輝度である。
(【0011】以降は省略されています)

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